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JKだから午後ティー飲みながら366日歌いたい

また、大好きな季節がやってくる。

冬。

白い息を吐いて笑い合える季節。

温もりを共有することが許される季節。


生まれた時から冬が一番好きな季節だった。


そんな冬も、
女子高生として経験できるのは3回限り。


午後ティー飲みながら駅で366日歌えるし、
マフラーシェアしても微笑ましく思われる。

冬の女子高生は無敵なのだ。


そんな無敵な女子高生の称号を持っている私。

ピンチ。








とうとうクリスマスがやってくるのだ。







どうせ付き合っても別れるから、
と諦めてふわふわ生きていたら、
クリスマスにイルミネーションを見たいと思える相手がいなくなってしまった。


先輩は別の女と過ごすってさ。

だいすきな友達もみーんな
隣に私じゃない女の子、男の子がいる。








そう、クリスマスを誘える相手がいない!!!






みんなが浮足立つクリスマス。

騒音、強い光、はしゃいだ大人達によって五感が全て奪われるような感覚。
都会に住まなきゃよかったって思う瞬間。


だったら私も田舎に住んで、クリスマスの夜なのに駅のホームで1人、午後ティー飲みながら好きな人を想って366日を歌う高校生活送りたかったよ!!!!!!


今更後悔しても無駄なのは分かってる。


無敵の女子高生として過ごせるクリスマスは3回。
共通テスト直前のクリスマスは除いたら、
たった2回しか女子高生としてのクリスマスはやってこない。

「女子高生として」過ごせる時間が
どんどん減っていくことを実感していて怖い。




あんたの高校生最後のクリスマスが貰えなかったのは悔しいけどさー、12月のあたしの誕生日は絶対当日祝いに来てよね。




絶対に本気で好きなんて言いませんからねー。

好きなのは君の歌とギターだけ、って言い続けます。笑







私の気持ちなんてなーんも分かってない、最低最悪な先輩のことを好きになっちゃった可哀想な私のおくすり、クリープハイプ。



あーあ。


これから季節が
冬になったら誰が温めてくれるんだよ〜

どうせ午後ティーしか温めてくれないんだよ〜

でも実は紅茶飲めないよ〜

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