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この街が、このバンドが好き

9/11、この日は
「旬は巡る。2022」
というサーキットライブに参戦するために
朝から下北沢にいた。

取り急ぎで昨日レポートを書いたが、
もう少し細かく書きたいので、
こちらに書こうと思う。

午前10時。2時間ひとりカラオケをした。
流石は下北である。
カラオケ履歴を見ると
東京事変やクリープハイプなど、
錚々たるバンドが歌われていた。

完全に午前から音楽漬けになった後、
なんとなく雰囲気が気になった
アンティークショップに立ち寄った。

そこで私は大好きなバンドへの
差し入れを無事購入。
あまりにもお店の中が可愛いものだから、
つい散財してしまった……

それでも、
これは幸せなお金の使い方だとおもった。


近松には大きくポスターが貼られていた。
「旬は巡る。2022 開催中!」
午前からもう楽しんでいたのに、
もう一度今日が始まる。そんな気がした。

タイムテーブルに並べられたバンドの数々。

どのバンドも魅力的に見えて、
ヒトリヨの出番以外の時間はどれを見ようか、
ワクワクしながら考えていた。

結局個人的にバンド名が好きなものを選んだ。

純粋に音楽を楽しんでいるひとの演奏は、
どれも素晴らしいものだね。

なんとなく選んだだけだったけれど、
どのバンドのライブも最高に楽しめた。


基本メジャーバンドしか聴かなかった私が
新たな出会いを求めるようになったのも、
ぜんぶヒトリヨブランコのおかげだ。


彼らの曲に何度救われたことか。
夜を明かすために、
何度、彼らの曲を相棒にしたことか。

敬愛すべきヒトリヨ様の2度目のライブ。

どうしても最前の真ん中で演奏が聴きたくて、
一個前のバンドから
近松にひたすら篭りっきりでいた。

転換の間、ワンドリンクスペースで
カルピスを飲んでいると、
不意に後ろに女性が通った。


……せつこ様!?!?!?

コロナで前回のライブは会えなかったから
初めて見ることができた……

目の前に憧れている人が通った……

嗚呼……

本当に可愛かった。ひたすらに。



そして何度も言うが、ライブハウスは
演者と客の距離感が異常に近い。

だからこそバンドの嫌な部分も見えやすい。


旬は巡る。を通して
すごく大好きなバンドが出来た。
一生懸命に歌っている姿が美しくて、
初見でも涙が溢れて止まらなかった。

それなのに、ライブ終了後
ワンドリンクスペースでボーカルは
お偉いさんにゴマスリを始めたのだ!

「え、名古屋ドーム管理されてるんですか!」
「そのライブ出てみたかったんです!」
「OAでも構いませんので是非…」
「連絡先交換しませんか!?」

売れたい欲が強すぎる。良い事だけど。

客がいる前でそんなことしないで欲しかった。
勿体無い。



そして大本命のヒトリヨブランコのレポート。


一個前のバンドの
ラストソングが始まった辺りで、
私はこそっとライブハウスに入る。

ヒトリヨのメンバーも物販の準備を始めた。
目の前に憧れている人がいるのが嬉しくて、
何度も何度も彼らの方を見てしまった。

好きで好きで堪らなかった。

一個前のバンドが持ち時間を
10分オーバーしたせいで、
ヒトリヨも時間がおしていた。

カエデさんが急ぎながらマイクテストをする。
マイクテストでさえ美声だった。

けえさん多分まだチューニング途中だったよね


やや荒々しい
リハでのナポリタンとイエローサブマリン。

それでも本番はその雑さを感じさせないような
ヒトリヨらしいパフォーマンスだった。

本当にヒトリヨブランコを好きで良かった。



私はけえさんが途中途中に入れる
ギターアレンジと、

せつこさんの、ライブの雰囲気を柔らかくする
可愛らしいMCと、

カエデさんの世界観を壊さない
艶やかなアドリブが大好きだ。



遠足での
「ぃよいしょー!」
のあの声。

狂気さもあり、ミステリアスさもある。
カエデさんの声は天からの贈り物だと思った。

そして堕落でのけえさんのギターアレンジ。
一気に空気が変わったあの感じ良かったなー。



やっぱりだいすきだ。



物販後、たくさん話してくださって
ありがとうございました。


物販何も買わないで良いから
僕達とお話しに来てください。
そんなこと言ったバンドは貴方達だけですよ。


私は心から
ヒトリヨブランコを好きであることを
誇りに思っている。



あいしています。

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