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天才の欠点
皆さんは天才についてどのような感情を抱きますか?普通の人間にはない感性や能力を持っている存在に対して嫉妬や羨望の感情を向ける人もいるでしょう。天才は凡人とは違った視点で物事を見て、考えていると言われています。その証拠に天才たちは誰も思いつかないアイデアを思いついたり、とんでもない着眼点から意見したりします。
しかし、天才にしか見えないものがあるように、逆に凡人は見れるのに天才だけ見ることができないものもあったり、味わえないものがあります。例えば、なんでもそつなくこなせる天才は努力せずとも何事も成功するので、必死に努力した先の達成感を味わえませんし、優れた才覚の対価に人や環境に馴染む能力がない人は友を作って友情を育む楽しさを知ることができない人もいるかもしれない。天才とはいっても所詮は人間、人間は何かを犠牲にして何かを得ている生物とよく言われていますが、天才ももしかしたら、そういった何らかの対価を条件に優れた才覚を得ているのかもしれません。しかし、生まれはおろかその才覚が欲しいか、どのような物を対価にするのか選べないというのがもどかしいところですね。
天才でも、欠点と利点が表裏一体で存在しており、凡人もそれは同じです。天才を羨むだけでなく、凡人ができて天才にはできないこと、味わないものを模索してみるのも人生をよりよいものにできる手段の一つかもしれません。