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代表 木村すみこの PureEdgeへの日々

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代表 木村によるコラムをお届けします。
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#コーチング

コーチとしての成長

コーチとしての成長

数か月前、デイビッド・クラッターバック氏の講演を聞く機会がありました。
ヨーロピアン・メンタリング&コーチングカウンセルの創設者の一人で
70以上の著書を執筆し、CNNで「ビジネス界のスーパースターを育てる5人のメンター」の一人に選ばれている方です。

「コーチとしての成長」=「人間的成長」

講演のテーマは、「コーチとしての成長」。
コーチとして更なる高みを目指すには、どのように進めばよいのか?

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大切なことを大切にして進む

大切なことを大切にして進む

皆さま、あけましておめでとうございます。
この年末年始、どのように過ごされましたか?

私は家族集まって過ごすことにしましたが、私の身近では、高齢の親や祖父母の健康をおもって帰省をする・しないで葛藤している家族が沢山いました。今回は帰省を見送って、離れていてもzoomで一緒に紅白を見て、あらかじめ送られてきたおせち料理を前にzoom新年会をやったという話も聞きました。

仕事の上で昨年を振り返ると

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「今」を長い時間の流れの中で捉える

「今」を長い時間の流れの中で捉える

自分のコーチから受けた質問やフィードバックに意表を突かれて「え?!」っとなった後にしばし沈黙。
そして、「ハッ」と気づく。
その後、事実は何も変わらないのに、あれほどの苦悩はなんだったの?と言うほど自己認識や身体感覚が一変した経験が何度かあります。

今日はその中から、“時間軸” に関するコーチの問いの影響力を取り上げてご紹介したいと思います。

「今の苦しさ」に埋没して、著しく視野が狭まっている

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後からわかる「どん底」の温かさ

後からわかる「どん底」の温かさ

「好きこそものの上手」とは言いますが、ことキャリア形成という観点からすれば、どんなに好きなことを柱にしても、大好きぃ♪ ワクワク♪ 楽し~い♪ というポジティブな感情・感覚だけでやっていかれるはずはないという、ごく当たり前のことに気づくまで、私は大分時間を費やしました。

子供時代・学生時代は、成功している人の栄華の光だけに目を奪われて、その水面下にどんな痛みや困難が広がっているのかを想像もせず、

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私らしいキャリア

私らしいキャリア

仕事柄、講演会やワークショップの休憩時間に「自分らしいキャリアを築くには、どうすればいいのですか?」と聞かれることがあります。「自分で自分の好きなことが何なのか、よくわからないんです。これだ!という好きなことが見つけられたら、きっと自分らしく輝けるんだろうけど。私にはそれがないので、どうしたらいいのか…」というご相談もあります。

そう言いたくなる気持ちには、とても共感します。

私自身「自分らし

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「私は無価値だ」という妄想

「私は無価値だ」という妄想

前回の投稿を読んでくださった複数の方から、「自分のことのような気がした」という感想を頂戴しました。私も、クライアントさんのお話を聞きながら、私と同じだと感じることがよくあります。

「自分は無価値だ」と思っているから理想が高くなる、理想が高くなるから更に自分の無価値感が増す、という無意識的な心理構造は、私たち人間にとって、普遍的なものだと思います。

今日はこのことについて、少し紐解いてみましょう

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受け入れがたいことを受け入れる力

受け入れがたいことを受け入れる力

私は、がむしゃらに頑張るたちです。会社員時代も典型的なワーカホリック。
プライベートも睡眠時間も削って、 “できるまでやる” という姿勢で働いてきました。20代・30代・40代・50代と、各一回ずつ入院。体からの強制終了がないと止まれません。その時だけは「休んでもよい」と自分に許可が出せるので、入院するとホッとして、看護師さんに呆れられるほど眠り続けていました。
こんなふうに、何度も同じパターンを

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誠実にNOを言わないから、人とつながれない

誠実にNOを言わないから、人とつながれない

今となっては、この私にNOと言えない時代があったなんて、どなたも信じてくださらないかもしれませんが、管理職一歩手前のチームリーダー時代は、そうでした。

お得意先にプレゼンテーションしたプランに先方から修正依頼が入り、それを持ち帰って社内でミーティングをすると、チームの中には、せっかく手放れると思っていた仕事に面倒な横やりを入れられたことへの反感が立ち込めます。特に、プレゼンテーションに参加してお

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人生の扉

人生の扉

数年前、とある有名企業の取締役副社長から「あと数年でリタイアするにあたり、改めて自分がすべきことの優先順位を明確にしたいから・・・」というご意向で、エグゼクティブコーチングのご契約をいただいていました。

数回目の対面のセッションで伺ったお話に、不覚にもその場で涙したことがあります。

ステークホルダーインタビューからのフィードバックをお伝えするタイミングで、それをきっかけにご自身のこれまでの仕事

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