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知っておきたいうつ病のこと:うつを理解し、ケアする方法

◆うつ病:誰にでも起こりうるこころの病気

うつ状態やうつ病は、特別な人だけの問題ではありません。
誰もが人生のどのタイミングでもなりうるのです。

例えば、あなたの人生の中で一番辛い時期を思い出せば
たちまち、うつっぽい落ち込んだ気持ちになりませんか。

うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかると言われています。

この記事では、うつ病の予防策や早期発見の重要性についてお話します。


◆うつ病のケア:医療だけが答えではない

うつは気分障害の一種で、心の病として扱われることが多いです。
なので、病院に行き、お薬を飲むことだけが治療だと勘違いされがちです。
しかし、うつには複数の原因があり、医療で治るものと治らないものがあります。

医療で治るうつ病・・・主に脳の化学物質の不均衡が原因であるとされている。
医療で治らないうつ病・・・個人の置かれている環境や生活が主な原因となっている。

気分が落ち込む具体的な原因が分からない場合
治療で比較的簡単に改善ができるうつ病の例が多いです。

しかし、離婚やパワハラなど気分を下げる出来事や理由が継続している場合
そのうつ病は治療によって簡単に改善しないかもしれません。

実際に、病院に通い何年もお薬を飲み続け状況が
改善しないという方が多くいらっしゃいます。

出来事や状況が問題の原因である場合は、薬を使う治療よりも
心理カウンセリングで生活環境を整えること、生き方を見直すことが重視されます。


◆うつ病の深刻さ:命を守る悪化防止

うつ病は最悪の場合、命に関わることもあります。
だからこそ、うつは決して悪化させてはいけません。
環境改善と気分のコントロールが悪化を防ぎます。
また、病院で治療するか、医療以外で対応するかの見極めも必要です。


◆うつ病との戦い方:休息する勇気

うつ病へのケアの基本は、まず自分を休ませることです。

うつ病は責任感の強い方がかかりやすく
「今は休めない」「会社に迷惑がかかる」
と考える方もいます。

休む勇気を持ち、無理をしない生活を心がけることが大切です。
また、うつ病を甘くみずに基本的な正しい知識と建設的な対応策を考えましょう。


◆建設的な対応策:多面的に考える

医療的な治療以外の対応策を考えてみましょう。

・理解してくれる人は誰か
・支援者の存在を探す、見つける、つくる
・生活環境で改善できそうなところはないか
・趣味などの気分をコントロールできることはなにか

このように多面的に考えることが大切になります。


◆自己受容:自分を受け入れること

最後に、どんな状態になっても
「自分は大丈夫だ」という基本的な感覚を持つことが大切です。
このような感覚を『自己受容』といいます。
理解者や支援者も、自己受容を助けてくれる人がよいでしょう。
うつ病と向き合う上で一番大切な姿勢となります。

自己受容できない、足りない人には
心理カウンセリングを通して「自分は大丈夫だ」という感覚を
持ってもらえるようにカウンセラーが支援していきます。

自己受容について興味のある方、心理カウンセリングについて学びたい方に
「心理カウンセラー養成講座」の受講をお勧めしています。

詳細は下記リンクからご覧ください。
「プロカンの心理カウンセラー養成講座」
https://prokan.org/seminar

今回はうつ病についてお話しました。
うつ病との戦いは決して一人で乗り越えるものではありません。
周囲の理解と支援があれば、必ず改善します。

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