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日本の食料自給率38%はこのままで大丈夫??国産食品で食料自給率上昇に貢献しよう!!

はじめに

みなさんは日本の食料自給率が低下しているのをご存知ですか?

厚生労働省 食料自給率



グローバル化が進み、欧米食がすっかり日常に馴染んだ現在、国内の食料自給率は低下傾向にあります。現在はカロリーベースで38%、生産額ベースで63%となっています。

食料自給率が低いことのリスク

世界全体で見た場合、生産される農産物のうち輸出に回る食料は比較的少なく、さらには農産物を輸出している国も数が限られていることです。主要な農業生産国で異常気象などによって大幅に生産量が減少した場合には、価格が急激に高騰したり、輸入できる量が減少したりするリスクがあります。

厚生労働省より

つまり、食料を輸入にばかり頼っていると、

・相手国で不況不作のときに私たちの国へ輸出してくれなくなる可能性があるということ
・急激に値段が高騰する可能性があり、日本国内での価格が上がってしまう

などの問題が起きる可能性があります。

さらに、私たちの誇る和食では、

季節や行事に合った料理がベースになっていることから
「和食」を守り、後世に伝えていくためにも、食料自給率を回復する必要があります。

そこで今回は、食料自給率を上げるために、消費者ができることについてまとめます。

食料自給率を上げるためにできること① 国産食品を買う

地元で生産された食品を、地元で消費することを地産地消といいます。

ところで、道の駅に行ったことはありますか?
道の駅では、その地域で採れた新鮮な食材を輸送費などを抑えた低価格で買うことができます。

国産食品を買うことは、日本で生産された食品を日本で消費するので、
輸入食品よりも輸送費を抑えることができる上、国内の農林水産業の活性化につながります。

特に、野菜などは、輸入されたものよりも、国産の新鮮なものの方が栄養価にも優れています。

確かに、冷凍野菜は使いたいときに、使いたいだけ使えるのでとても便利ですが、冷凍野菜ばかりでは、国産の野菜の消費量が低下する上、旬を意識せずに食材を食べることになってしまいます。
(ちなみに冷凍野菜でおなじみの枝豆は夏が旬です)

和食の特徴の一つに、自然の美しさや季節の移ろいの表現があります。

その季節にとれる、美味しいものを使って食事を作ることで、季節の移ろいを味わうとともに、国産食材の消費を上げ、国内の食料自給率UPに貢献することができます◎

食料自給率を上げるためにできること➁ 食品ロス(フードロス)をなくす

日本では、しばしば食品ロスの量について話題に上ります。

「まだ食べられるのに」食品ロス削減 厚生労働省 飲食店などで食べ残した料理 持ち帰りガイドライン案 公表 | NHK | 厚生労働省

プレスリリース:食品ロス削減サービス「ハピタベ」、2年間でおにぎり約200万個(約3億円)の食品ロス削減を達成(PR TIMES) | 毎日新聞 (mainichi.jp)

2021年の総務省による調査では
事業系食品ロス約279万トン
家庭系食品ロス約244万トン 

国民1人あたり、一日約114g
年間約42㎏
の食品ロスを発生させています。

https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/attach/pdf/230609-2.pdf

国民全員が、毎日お茶碗一杯分ものご飯を捨ててしまっていると考えると、食品ロスの深刻さをより感じると思います。

さらに、

廃棄された食品を焼却処分するための費用は、

日本全体で年間1兆9745億円といわれており、

国民1人あたり年間1万5500円を、食品処分のために支払っていることになります。(主な財源は税金)

これら食品ロスをなくすように取り組むことは、環境によく、SDGS達成貢献につながるだけでなく、廃棄をなくして、必要な分だけを生産、消費することで国内の食料自給率を上げることにもつながります。

まとめ 

消費者は
①国産食品を買う
食品ロス(フードロス)をなくす
ことで、国内の食料自給率を上げることに貢献することができます。

是非、国産食品を取り入れ、フードロスをなくすよう、気を付けてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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