シヲカクヒト 詩 No.12
ああ、天に召されたのですね。
私の心の一部から生まれたあの日から
静かに埃を纏い
誰の目にも晒されず
ただ
貴女はひっそりと息をしていました
長かったでしょう
しかし それは 不意の出来事
予想外 どこからか光が差し
貴女は照らされて
あっという間に光り輝き 浄化された
急なことで私は瞬きする暇もありませんでした
こんなに早く たった一つの言葉に
柔らかく抱きしめられようとは。
その時のひときわ重要な言葉は
蛍のように一度ぽっと光って
一瞬で消えてしまったけれど
彼女が放った言葉のお陰で
ようやく私はこう思えました
貴女を産んで本当に良かった。
制作日 2021.8.22
的外れにわかった気になった人に上から目線で評価されるのは一番嫌いだけど、背伸びもせずそのままの相手の目線で広く大きく好きだと言われることはそこまで嫌じゃないです。いや、好きです。(わたし結構めんどくさい)