チョロギ
今年のお正月、みなさまはおせちを召し上がりましたか?
おせちの中の黒豆と一緒に沿えてあるご家庭は知っているであろう「チョロギ」のことについて今回は調べてみたので、情報をシェアしたいと思います。
チョロギを知らないという方は、ぜひ一度食べてみてください。
チョロギとは
チョロギとはシソ科の多年草の植物であり、塊茎部分を私たちは食用としています。
中国が原産であり、日本には江戸時代に伝わってきたそうです。
チョロギの漢字は多数あり、「丁呂木」「丁梠木」「草石蚕」や、もしくは縁起の良い当て字として「千代呂木」「長老木」「長老喜」「長老貴」などと書かれることもあるそう。
高さ60cmほどに育ったチョロギは、10月~11月頃に根に育った塊茎を収穫し、食用として流通しているようです。
一般的にはおせちの黒豆の上に飾りとして添えられているのを見かけます。
見たことがない方は...
私は数年前に食品のお店で見て初めてチョロギの存在を知ったのですが、その時見た感想は「小さいソフトクリーム?」といったところでした。
正直、中にはお見事なフォルム(意味深)のものもあります。
しかし先ほど画像を検索してみたところによると、着色前の白いものは
まるで幼虫のようだったので、虫のような姿を見ることが苦手な方はお気をつけください。
遠目であの白いチョロギを大量に見ると、大抵の方は驚いてしまうと思います。
私が知るチョロギといえば既にシソ酢に漬けられており鮮やかな赤い色をしているものだったので、元の白い状態のものは初めて見ました。
味・効能
ちなみにですが、シソ酢に漬けられた色鮮やかな赤いチョロギは、食べると
カリカリ梅にそっくりです。
そしていつもの私の癖なのですが「美味しい!大量に食べたい!」と思い、今までも既に1日に何粒も食べたりしていたのですが、
魚との食べ合わせが悪いそうです(なぜ悪いのかということについては、どこのサイトでも一切触れられていませんでした)。
また、体温を下げる効果があるそうです。
かといって熱がある時に食べると良いのかといったことについてはこれまた記載がないので、あまりそのような活用方法はしない方がいいかもしれません。
「本草綱目」という中国の本草学では「病の侵入から身体を守り、血の滞りを治し、気を静め精神を安定させる」といったことが書かれているそうですが、やはりどのような食べ物でも食べ過ぎには注意ですね。
今年のおせち
ここ数年はおせちの中に入れている黒豆にチョロギを添えていたのですが、今年は「年末の買い出し」のような買い物には出かけなかったので、チョロギのことをすっかり忘れてしまっていました(近場で大規模なクラスターが発生したため、食品の買い出しすら控えなければならないところまできていました)。
チョロギはどこで買えるのかということについてですが、一般的なスーパーでは見かけないので、ちょっと変わった食品を取り扱うようなお店にでも行かなければ手に入らないのではないかと思います。
もちろんamazonのようなネット通販であればすぐに手に入りますが、そこまでして食べたいと思われる方がいるのかどうかわかりません。
数年前には100円ショップの食品コーナーで一年中並んでいたので、気になる方はチェックしてみてください。
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