サイコパスから逃げる方法・対処方法
フリーランスがなぜ「逃げる」という表現に至ったのか
私はサイコパスから逃げました。正直なところ、怖くてどうしようもなかったから本能的に「逃げる」という表現に至ったのは事実です。
詳しく説明をすると、サイコパスからは3か月と数日間程度の期間仕事を受けていました。フリーランスなので、あくまで社員ではなく外注で「受ける」という形でした。
出会い、逃げるまでを追った話についてはこちら⇒ サイコパス社長に出会い、逃げるまでの100日間の話
本来であればメールで仕事内容を聞き、自分に合わないと思えばメールでそのままお断りすることもあります。
しかしこの時は友達の紹介ということもあり、普段受けるような仕事とは少々形態が異なりました。
この時は事務所まで足を運んで顔を合わせています。
出張にも同行しました。
人の存在が明確であるという点が大きかったと思います。
そしてサイコパス相手では、いくら話しをしようが通じません。
辞める旨を申し出ても辞めさせてはもらえず、私は日々、“逃げる方法”について考えたりネットで調べたりしていました。
だから「お断り」ではなく「逃げる」という表現に至りました。
サイコパスへの対処方法
☆話が長いので先に対処方法を抽出すると3つの方法があります。
・記録を残しておく
・できるだけ情報を伝えない
・極力関わらない
さて本題です。
「この人、サイコパスだ!」ということに気づいたものの、仕事は続けていく予定であるという方であれば、今後どう対処・対応していくべきか、その方法が気になるはずです。
私はなかなか対処できなかった人間なので、私の意見は参考にはならないと思います。
しかし後からこうしておくべきだったと思うところが出てきました。
そして周囲の人は私よりもう少しサイコパスに対応できていた、ということを参考に、対処方法をご紹介します。
・記録を残しておく
サイコパスは電話をかけてくるばかりで「あれを言った、言っていない」で非常に揉めました。言ったことに関してはほとんど「言っていない」と都合の良いように返し、こちらが言ったことに関しては「聞いていない」と話していました。このやり取りは仕事はもちろん給料(報酬)にも影響しました。
記録を残すためにも、メールでやり取りを行うことが最良です。
それでも電話をかけてくる人の場合であればメモを用意し、何月何日何時に何を言ったのかということを全て紙に書き残すしかないと思います。
これは論破するためのひとつの手段です。
また、録音するというのもひとつの手です(黙って録音するのは違法性があるとされていますが、最終的には証拠として有効になった例があるようですので、どうしようもない場合は録音のご検討を)。
録音が有効になった例⇒ http://nagomilaw.com/column/388
・できるだけ情報を伝えない
私は自分の事についてだけでなく一緒にご飯を食べた親戚の名前やその人の年齢、どんな仕事をしているかなど、その日その日で関わった人の個人情報を話の中で教えてしまいました。
サイコパスは答えるまで聞き出そうとし、こたえなければ責め立てます。
誰に対してもこういった情報を無理矢理聞き出していたそうなのでみんな状況は同じですが、それでもこちら側としては情報を売ってしまったようなものです。
周囲の人には迷惑をかけたと非常に反省しています。
Webの仕事をしていたためにIPアドレスも必要であると言われ、教えました。
ではどうなるかというと、サイコパスから届いたメールに載せられたリンク先をアクセスすると、私のIPアドレスはサイコパスの元へ履歴として残ってしまい、結果「あ、今日はサイトにアクセスした、メールを読んだのだな」という流れで、メールを読んだかどうかということがおそらくバレていました。
既に仕事を辞めていた時期に、友達と話をしている中で「あのサイト久しぶりに見てみよう」などと言ってお互いサイトを開いた翌日にもなると、サイコパスから「こんな仕事があるからまたやらない?」といったメールがよく送られてきていました。
情報は、できるだけ伝えないことに越したことはありません。
不必要に個人情報を聞き出すのは、今の時代はプライバシーの侵害にあたります。
ですがサイコパスに「侵害だ」と伝えたところで話しは通じないので、
できる限り「知らない」「聞いたことがない」などと言ってわからない振りをして、話を促すのが有効だと思いました。
・極力関わらない
私が関わったサイコパスの職場メンバーはサイコパス、私、友達を含めても5人しかいませんでした。
5人の場合だと“できるだけ関わらない”という選択肢は無く、確実に関わらなければならない状況でした。
ですが会社が大きく従業員も複数抱えた職場であれば、出来る限り関わらないようにしていくのがベストです。
......と言いたいところですが、関わりたくもないのにどんな手を使ってでも関わってくるのがサイコパスですよね。
何なら周囲の人間に嘘をついてでも関わって来ようとするでしょう。
本当に、一種のストーカーみたいなものです。
次の項目に続きます。
なぜサイコパスから逃げられないのか?
☆逃げる方法を今すぐ知る必要がある、緊急性のある方は次の項目である
サイコパスから逃げる方法へ移ってください。
必ずしもその会社で働き続けなければならない理由はありますか?
もし似たような条件で、他の会社に移れたとしたら?
私もサイコパスと仕事で関わりを持った際は、早い段階で仕事を辞めるということは避けるべきであると考え必死になっていました。
「世の中にはこんな人もいる」「我慢しなければならない」と自分に言い聞かせていました。
私と友達が仕事を始める前に、頭が良く機転が利きコミュニケーションも取れるような、仕事ができる女性が働いていたと聞きました。
ところが、私たちと同様に何度も辞める旨を申し出ては却下されていた中で参ってしまい、ほんの数か月で逃げるように辞めてしまったそうです。
やはりサイコパスには耐えられなかったようでした。
話をするのが好きな方であったにも関わらず、出張の仕事ではサイコパスの運転する車には乗って帰らず、高額な自腹を切って一人で帰宅するなど、給料の範囲を超える行動を取ってでも逃れようと必死だったそうです。
(危険運転についても⇒ サイコパスの特徴・裏側について)
働いていた頃は精神が病んでいたようで、私のように単に苦しむのではなく、彼女は心理を操るような違った方向の物事に手を出し、入会してしまいました。
また、30代の男性社員と40代の女性社員は今もサイコパスの職場に残っているはずですが、私が働いていた時の男性社員はというと、胃腸炎になり、1ヶ月に1回は丸一週間休職するなど頻繁に体調を崩しストレスを抱えている様子でした。
そして女性社員は深夜でもサイコパスからの電話に出ていました。
このことは一度サイコパスが通話ボタンを切り忘れたことにより、話し声が聞こえてきたことで知りました。
長年サイコパスと仕事を共にしてきたような女性だったので、「さすがにこの間柄だと女性社員には怒鳴りつけるような態度は取らないだろう」と思い込んでいましたが、裏では私の時と同様に女性社員に対して怒鳴っている声が聞こえて来たので驚きました。
この女性社員には子どもがいました。
万が一、母親が怒鳴りつけられている様子が子どもに漏れていたらということを考えると、胸が痛みます。
何が言いたいのかというと、
「今の仕事を続けるべきなのでは......」と少しでも思っている気持ちがあるから、逃げられないのではないでしょうか。
社員二人のことを考えると、つい私も「私が働き、電話をしている間はあの二人に被害が行かなくて済む」と、考えてしまっていたところがありました。
ですがそんなことは無かったのです。
結局のところ、少なからずとも同様の扱いをみんなが受けていた。私一人など居ても居なくても同じ。
サイコパスは生まれ持ったものであり、変えることは誰にもできないのです。
労働基準監督署に連絡し相談したとしましょう。
証拠不十分、もしくはサイコパスならではの手法で職員の前では究極に良い人を装い、職員も騙され、無かった話にされてしまいます。
何ならこちら側の家族や友人にまで愛想よく対応し、裏から悪い嘘の話を流し、周囲を味方につけてしまう可能性もあるほど言葉を巧みに操ります。
実は私も社員2人に、サイコパスとあったあれこれの話を相談したことがありましたが「そんなことあり得ないでしょう」「思い込みだよ」と言われてしまいました。
ここで素直な人や自分に厳しい人ならば、「自分の考えが甘いだけなのだ」「自分の思い込みだから、もっと頑張らなければならない」と思ってしまうのです。
唯一友達だけは社員が完全にマインドコントロールされているということに気づいていたことから私の場合は相談相手が一人いましたが、私のように気づいてくれる人が必ずしも会社にいるとは限りませんよね。
本当に逃げたいと思うのであれば周囲の事を考えたりせず、お金のことも考えず、生き物として本能的に“自分が逃げることだけ”を考えなければなりません。
サイコパスから逃げる方法
☆話が長いので先にサイコパスから逃げる方法を抽出すると3つの手段があります。
①借りものは全て返しておくこと
②他の社員に伝えてもらう
③退職代行業者を雇う
サイコパスから逃げる方法について。
知り合いや友達にサイコパスがいるのであれば、メールや電話の受信拒否設定を行い連絡を絶つ他ありません。
私はサイコパスの仕事から離れ、連絡を完全に絶ったことでようやく相手にされなくなったと思っています。ターゲットが変わったのかもしれません。
ここからは仕事で関わりのあるサイコパス社長、サイコパス経営者、サイコパス上司から逃げる(辞める)方法についてご紹介します。
サイコパスから逃げる方法①「借りものは全て返しておくこと」
私はおそらくこの項目がネックになっていました。
サイコパスは自分が損になることを嫌うので、あれもこれも返してほしいと言う可能性は高いと思います。
例えば辞めた後でも「あれをまだ持っているのではないか」等の連絡は、私宛てと友達宛てにも来ていました。全て返したにも関わらずです。
友達は他の社員と連絡を取っていたアカウントのパスワードについても「教えろ」というメールが来たと話していました。(この件については返信をせず逃れたそうです)
パスワードは想定外でしたが、借りものがあるとそのことについて連絡が途切れず、なかなか縁を切ることができません。
辞めることを想定して借り物は全て返しておきましょう。
私の場合は量が多すぎたので郵送しました。
ちなみにですが、私は毎月報酬から天引きされていた高額の品に関しても最後に「返して」と言われました。
通常であればお金を払えば自分の持ち物になると多くの方が思うはずであり、何なら自分としては借り物だとすら思っていない場合もあると思いますが、サイコパスの場合はそうはいきません。
サイコパスはこちらがお金を払ったものについても“自分のものである”と認識している可能性があります。
お金を払った後は誰のものになるのかといった金銭が絡む事柄についても、働いている間に明確にし、決まった時点で社員など多くの人の目に触れる場所へメモやメールに証拠として残しておくことをおすすめします。(複数の人の目に触れる状態にしておくことで、周囲の人からの誤解を防ぐ効果があるからです)
サイコパスから逃げる方法②「他の社員に伝えてもらう」
直接職場に行って辞職を申し出る勇気が残っているならば、それもいいでしょう。
しかしすぐにでも辞めようと思って辞められなかった方であれば、また同じ事の繰り返しが予測できるはずです。
また、直接職場に向かうのにはリスクが伴います。
不安がいつまでも残るような脅し文句や暴言を吐かれたり、暴力的なサイコパスであれば最後に人目につかないところで暴力を振るう可能性もあるからです。
そこで、
職場でサイコパスとそれなりに話ができるような社員がいるとしたら、その人に託すという方法があります。いえ、それなりにという制限は不要です。自分が話せる社員であれば誰でもいいです。
会社であれば辞職届を会社に置き、その後に必要な手続きが出てきた場合はサイコパスを通さず社員を通して行いましょう。
リモートワークであれば辞職届を郵送するのも手です。(手渡しが基本と言われていますが、職場に置いて帰ったり郵送している例などがあることを、私は別の会社で実際に見ました)
★一人暮らしであるという方は頭に血が上った状態のサイコパスが自宅に直接来ると危ないので、実家や知り合いの家に身を隠すところまでについても視野に入れておきましょう。この行動は決して大袈裟ではありません。
サイコパスから逃げる方法③「退職代行業者を雇う」
今の時代、とても便利なもので退職代行業者にお願いするという方法があります。
1度お願いする際にかかる費用は相場2万円といったところで、一見少々高いと感じるかもしれません。
しかし私が最後にサイコパスに会った時は車の中で腕を強く掴まれ、身動きが取れない状態で話をされました。「社員には休職中であると話している」と言われ、本人はまだまだ仕事を続けさせる気でいるということを知り衝撃を受けました。
話の中には出せなかった危険な内容が本当はまだ沢山あり、今でも私も友達も命があっただけマシであると思っています。相手が通常の人間であればさっさと逃げれば済むことですが、本物のサイコパスで間違いない場合は、普通の人間に取る行動では済ませることができませんよね?
退職代行業者に依頼する代金は、決して無駄ではないと思います。
他に頼める社員がいない時、退職代行業者を雇う事も検討してみてはいかがでしょうか。
サイコパスが必要としているのはどこまでも自分の言いなりになり自由自在に操れる都合のいい「コマ」であり、名前や人柄などどうでもいいのです。
一方で、あなたは世界でたったひとりしかいない名前や人柄を持つ、血の通った「人間」です。
今どうしてもサイコパスから逃げられずに苦しんでいるという方は、これ以上苦しまず、ここで一度冷静になりませんか。
生き物として本気で“逃げる”ということについて考えるきっかけにしてください。
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