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#4
6 6 詩集 リバイバル おまけトーク(ハーゲンダッツ)
旅の風景 心の景色
「救い」
涙が零れた時
花が散ってしまった
花片は風に攫われて星に消えて
涙は大地に沈み込んで消えてしまう
捨ててしまったのはきっと
自分自身
冷たい雨のような
凍える氷のような悲しみに打たれて
星の見えない夜へと手を伸ばす
消えてしまいたいという声は
祈りも似ていた
どうかいなくならないで
宇宙に梯子をかけて探しに行く
スコップを片手に地面を掘り続ける
痛みは涙を
6 5 詩集 リバイバル おまけトーク(歯医者)
旅の風景 心の景色
「旅の風景 心の景色」
微かに 触れた
光が瞬いて 消えて
伸べた手が 空を切る
掌に残った温もりは もうなくて
胸の奥に染みこんで 満たしていく
想いは溢れて
口を塞いでしまうように
何も言葉が出なくて
止まらない涙のように零れて
言の葉に足下から埋もれていく
海のように 溺れてしまいそう
息が止まりそうなくらいに 心が深く沈んでいく
確かに掴んだものを 灯火にして 洞
6 4 詩集 リバイバル おまけトーク(お金のブロック)
旅の風景 心の景色
「時間旅行」
綴ったものを歌にするならちょっとした時間があればいい
思ったことを 思ったままに
感じたことを 感じたままに
筆を動かすように 言葉を並べれば
想いの足跡 心の軌跡
自分自身だったものが
描いてしまったらもう自分だけのものではなくなる
揺れ動く風と木の葉の影模様
太陽の放物線と光の綾
空模様と海の波
世界は移ろい続けるから確かな物には触れられない
た
6 1 詩集 リバイバル おまけトーク(罪悪感よ、さらば)
旅の風景 心の景色
「旅立ち」
――声が
――聞こえた……
白昼夢から聞こえた歌
永遠の夢の彼方から訪れた光
遙か先の太陽から零れ落ちた落ち葉
どこに行っても見えない場所から舞い降りた
落ちないように両手で受け止める
昨日が零した涙を
今日が携える勇気を
明日に探した希望を
これはバトンなのかもしれない
放さないで
持っていって
今度は君の番だよ
思想詩集 子守歌
「その手の中で」
5 52 詩集 リバイバル おまけトーク(なりたい自分になる)
詩集 百花繚乱
「菫(すみれ)」
野に咲く全ての花が寄り集まるような
美の結晶のような宝石
自分を魅せるためではなく
小さなものを照らすために輝く
美しさを多く語ろうとはしない
見る人の心に託している
鏡のように奥底に眠る煌めきを映し出す
花のような美しさは普段は隠されていて見えない
語らずとも眼差しに現れる
手を伸べたような微笑みが
気持ちをどんな言葉よりも歌う
紛れもない優しさを愛
5 50 詩集 リバイバル おまけトーク(しっくりくる感じ)
詩集 百花繚乱
「フリージア」
色は歌のよう
歌が変われば曲が変わる
色を寄り束ねれば光のよう
彩りとなり世界を描く
込められた意味は願いのよう
親が子に授ける名前にも似て
色は何を描き 何を示唆するだろう
白なら ありのままに
黄なら 無邪気に
紫なら 憧れて
色が変われば
意味が変わるなら
世界は瞬くように
移ろっている
#4 大地と大空 心と影
11
今日という日が
過去にな
5 48 詩集 リバイバル おまけトーク(つまり瞑想?)
詩集 百花繚乱
「薺(なずな)」
僕の全てを君にあげたい
君が涙を流すなら安らぎをあげたい
君の体が傷ついたなら体を分けてあげたい
君に生きてほしいから命を分けてあげたい
夏という時を失った僕に
君は手を伸べて撫でる
とても可愛い微笑みが
僕に全てを与えてくれる
#4 大地と大空 心と影
6
自分を大切にしたいのに
うまくできなくて
自分だけの幸せを考えることが
苦しくて
誰かに
5 47 2 詩集 リバイバル おまけトーク(感情の内と外)
詩集 百花繚乱
「蕗」
夜が明ければしんしんと冷えた真っ白な世界が煌めき出す
お日様の光に照らされて目覚める木の葉たち
訪れる温かな風を待っている
肩を寄せ合って 眠るような 君が目覚めた時
日向が風に乗って輝き始める
もうすぐ春風が舞い降りるから
起き出そうと雪を掻き分ける
雪の妖精が微笑んで
地面の下に隠れる小人に手を伸べる
白銀の世界に流れゆく
空のような雪解け水
キラキラと星
5 47 詩集 リバイバル おまけトーク(人間関係はルネッサンス)
詩集 百花繚乱
「蕗」
夜が明ければしんしんと冷えた真っ白な世界が煌めき出す
お日様の光に照らされて目覚める木の葉たち
訪れる温かな風を待っている
肩を寄せ合って 眠るような 君が目覚めた時
日向が風に乗って輝き始める
もうすぐ春風が舞い降りるから
#4 大地と大空 心と影
1
深い闇の中 光の当たらない影の世界
膨大な死と無数の影が残響する
全てが無に還る場所 最果てにして最初の