5 50 詩集 リバイバル おまけトーク(しっくりくる感じ)
詩集 百花繚乱
「フリージア」
色は歌のよう
歌が変われば曲が変わる
色を寄り束ねれば光のよう
彩りとなり世界を描く
込められた意味は願いのよう
親が子に授ける名前にも似て
色は何を描き 何を示唆するだろう
白なら ありのままに
黄なら 無邪気に
紫なら 憧れて
色が変われば
意味が変わるなら
世界は瞬くように
移ろっている
#4 大地と大空 心と影
11
今日という日が
過去になって
取り戻せなくなる
日々を
超えていくように
歩んできた
この瞳で光を見て
この足で立ち上がって
胸に灯したものを
絶やさないように生きてきた
生きるということは
光を望み 未来を願うことだった
命は必死に鼓動している
体の内側で 訴えている
伸べた手を取るのは
自分だということを
自分だけは
見放してはいけないということを
自分を幸せにできるのは
自分だということを
自分であることを諦めさえしなければ
道は続いていく
手にしているのは欠片だから
今は分からなくても いつか繋がる
生きるということは
信じるということ
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