『自分流』プロローグとエピローグを読んで
おはようございます。ひろです。
『人生の大則』も読み終えたということで、2冊目の『自分流』(中野孝行)を読み始めました。
この本を読もうと思ったきっかけは以前の記事に載せておりますので、そちらをご確認ください。
新しい読書方法の発見
もちろんまだまだこれからではあるが、自分なりに新しい本の読み方を発見した。
初めから順番に読み進めるのではなく、プロローグとエピローグを先に読んでしまう方法である。おそらく読書が好きだったり得意な人からしたら当たり前に感じるのかもしれない。しかし、私は初めてこれをやってみたら、読書に対する世界観が明らかに変わった。
プロローグとエピローグほど著者の1番伝えたい主張が掴みやすい場面はない。
なんなら、ここを読んだだけで、学ぶことがたくさんあるので、読書感想文が書けてしまう。小学生、中学生時代に嫌々読まされ書かされていたのがバカみたいだ。
私が法学部だからという事もあるかもしれない。プロローグとエピローグを先に読むことによるメリットとして、本全体の内容の軸を掴める事が挙げられる。内容の軸、つまり著者の1番の主張を把握してさえいれば、あとはその理由か具体例でしかない。そのため、その軸さえブラさなければ、中身に対して簡単かつ深く考える事ができる。
私もそうだが、「何言ってるのかよくわからない」という意見が、読書があまり好きでない人の特徴の一つだと思う。
しかし、「結局、著者はこの事が言いたいんだよな」とわかってさえいれば、変な話、本当にわからない部分は飛ばしても良いわけだし、少なからず、ただ前から読み進めているだけの時より理解できている。
私はこの事に気づく事ができてとても嬉しい。
『自分流』の軸
この本は、箱根駅伝に出場している大学の一つである、帝京大学駅伝競走部監督の中野孝行さんの選手の指導法や強化方針が書かれた本である(と予測する)
プロローグ、エピローグを読んで、
著者はとにかく「勝ちたい」という強い思いを根底に持つ人間であるということがわかる。
冗談まじりなコミュニケーションの中でも、会話相手の情報を適切に仕入れていく姿勢。
チームの成長を実感する事による自信と上位校との差をきちんと理解している現状把握の両方を兼ね備えていること、これがその例である。
一つ一つの心がけや行動の全てが、「勝ちたい」という強い思いが原動力となっている事こそが、最も読者に伝えたいことであるとわかった。
この軸をもとに、実際の中身を読んでいき、駅伝界でよく聞く「中野マジック」を自分なりに深掘りしていきたい。
内容を読んでいくのが今からとても楽しみだ。