#48「鶏肉」のガチ解説
トレーニーお馴染みの「鶏肉」について解説していきます。
◯「鶏肉」の基礎知識
「鶏肉」はキジ科のニワトリの肉のことを指します。
「鶏肉」はたんぱく質が豊富に含まれていて比較的脂肪が少なく、皮を剥げばカロリーも低く抑えられるため、ダイエット向きの食材の一つだと思います。
この点から、ダイエットやボディメイクといった「高タンパク」「低カロリー」の食材を取りたい人たちにとっては、非常に優秀な食材と言えます。
そもそも「鶏」が日本に入ってきたのは約2,000年前、東南アジアから伝来してきたと言われています。
江戸時代の頃、庶民の間では「鶏肉」を目当てに飼っていたのではなく、「鶏卵」を食べるために飼っていたとされています。当時の「鶏卵」は非常に価値が高く高価だったとされています。
当時の食用として食べられていた“鳥肉“といえば、鴨やキジ、鶴、白鳥などの野鳥が主流で、『鶏』はほとんど食べられていなかったそうです。
戦後になり、アメリカからプロイラー(品種改良された肉用若鶏品種の総称)と呼ばれる『鶏』が入ってきたことで、大量生産が可能になり、価格も安価になったことで庶民にも出回るようになりました。
・『胸肉』と『もも肉』
『胸肉』は、よく動かす部位であるため、脂肪が少なく締まった部位の肉で、味も淡白、あっさりしています。ただし、旨味成分である“イノシン酸“は、もも肉よりも多いため旨味が強く、さらに“ナイアシン“や“パントテン酸“の含有量が多いという特徴もあります。
欠点として、調理法によっては、食感がパサパサになったり、硬くなったりするため、料理方法には工夫が必要です。
一方、『もも肉』は、『胸肉』よりも脂肪分が程よくあり、たんぱく質以外に、“鉄分“や“ビタミンK“、“セレン“などが多いという特徴があります。
脂肪分がほどよくあるため、ジューシーでコクがあるのが特徴の一つです。肉質はやや硬めですが、コクがあるため、出汁の役割を果たしてくれるので、煮物などには欠かせない食材です。
『もも肉』は脂肪分が多いイメージから高カロリーのように思われがちですが、実際の100gあたりのカロリーをみてみると、
『胸肉』は108kcalに対して、『もも肉』は116kcalと、そこまで大差がないことがわかります。
ただし、たんぱく質と脂質の量を見てみると、
『胸肉』のたんぱく質量は22.3gで、脂質は1.5gですが、
『もも肉』のたんぱく質量は18.8gの資質が3.9gと、やはりやや脂質が多く、たんぱく質量が少ないということになります。
◯栄養価
「鶏肉」には、豊富なタンパク質のほかに、
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンB2
ナイアシン
などの栄養素が含まれています。
さらに、注目すべき成分として
『イミダペプチド』と呼ばれるものがあります。
『イミダペプチド』は、抗酸化作用や疲労回復に効果があると言われている成分で、体内に発生した活性酸素を除去してくれる作用があります。
特に『イミダペプチド』が豊富に含まれている部位が、『胸肉』です。100gあたり1,223mgもの『イミダペプチド』が含まれています。
『イミダペプチド』は、体の中でも活動量が多い部位に多く含まれているという特徴があるため、『胸肉』を摂取することで、高タンパク低カロリーだけでなく、疲労回復にも役立ちます。
○「鶏肉」の危険性
「鶏肉」は安価で非常に手に取りやすい食材ですが、そこには危険性も潜んでいます。良い面だけではなく、危険な面もしっかりと理解した上で、「鶏肉」を活用できるようにしましょう。
・食中毒
野菜を生で食べる人は多いですよね。
しかし、肉に関しては、よっぽど安全が確保され、しっかりと検査がされているものでなければ、熱を加えることが求められます。
この理由は、”腸管出血性大腸菌”や”サルモネラ”、”カンピロバクター”などの食中毒菌が多く付着している可能性が考えられるからです。
食中毒菌は解体される畜産動物の大腸や消化器官から飛び散ったり、糞便が付着することによって菌がつくことがほとんどです。
「鶏肉」に関しては、一羽一羽に食中毒菌の検査は行われていません。
法的にも求められていないため、仮に「鶏肉」に食中毒菌が付着していたとしてもごく当たり前にスーパーに売られている可能性が高いです。
厚生労働省は毎年、『食品中の食中毒菌汚染実態調査』を行い、動物種ごとの『ミンチ肉』のサルモネラや腸管出血性大腸菌、カンピロバクターの汚染状況を調査しています。
その中で「鶏肉」は”サルモネラ”の汚染状況が群を抜いてひどい状態になっています。
”サルモネラ”は、サルモネラ・エンテリティディスという細菌が体の中に入ることで、”サルモネラ感染症”になります。
最もなりやすい食材が『鶏卵』ですが、「鶏肉」にも付着している菌であるため、油断はできません。
”サルモネラ感染症”なると、悪心や嘔吐、腹痛が起こり、やがて38°前後まで発熱、下痢を繰り返すようになります。この症状は、3〜4日程度続くと言われていますが、ひどい時は1週間以上続くこともあります。
小児や高齢者は、菌血症を引き起こし重症化するケースもあるため、注意が必要になります。
『鶏卵』や「鶏肉」などのほか、『生レバー』などが原因で感染症になり可能性もあります。
また、消毒が十分に行われずに菌がついた調理器具などを使ってしまうと、それが感染経路となってしまう場合もあるため、食材だけではなく、食材に触れたものは全て注意をする必要があります。
・「鶏肉」の飼育環境による影響
「鶏肉」自体には、牛肉などのような発癌性などの危険性は少ないと言われています。
しかし、「鶏肉」の飼育された環境や食べていた『餌』によっては、人体へ悪影響が出る可能性も考える必要があります。
例えば、「鶏」が飼育されている場所で与えられていた『餌』が、遺伝子組み換えによって栽培されたとうもろこしだった場合、その『餌』を食べた「鶏」の体には何かしらの影響が出たり、すぐには症状が出なかったとしても、悪影響を及ぼすものが体に蓄積されていく可能性があります。
その『鶏肉』を人が食べたとしたら・・・
直接遺伝子組み換えの食品を食べていなくても、間接的に摂取してしまうことになるため、結果的に体に何かしらの悪影響が現れる可能性があります。
仮に、自分自身に症状が出なかったとしても、将来、自分の子供を産んだときに、その子供に悪影響が出ることも考えられます。
(こんな話があります。もともとアトピーを持っていた女性が、子供を産んだあと、今まで酷かったアトピーが改善しました。
しかし、その生まれた子供が今度はアトピーを持った状態で生まれてきてしまった。
つまり、人の体にあった毒(アトピー)を子に移して産んだことで、症状が改善したということです。これを考えると、自分の体に悪影響が出なかったとしても、子供に悪影響が及ぶ可能性も十分考えられるということになります。)
これを予防するには、安価な「鶏肉」は避け、できれば値段の高いものであったり、飼育環境が良いものであったり、オーガニックな『餌』を食べた『鶏』のものを選ぶなど、「鶏肉」を買う際も、どれを購入するべきか、選んで買う必要があります。
なかなかスーパーなどでは、オーガニックの『餌』を食べて育った『鶏』の肉を売っているところは少ないため、ネットなどで調べて信頼できるところから購入すると良いと思います。
そこまでお金をかけられないという人は、せめてこの「鶏肉」を食べることによって考えられる悪影響を理解した上で、食べてもらえると良いと思います。
知ってて食べるか、知らずに食べるかは大きな差になります。
ぜひ、自分や家族の健康のために、様々な食に関する知識を身につけていきましょうね。
そのために、これからも情報発信を続けていきたいと思います。
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それは、無人販売で売られてる野菜をお金を払わずに持っていくような人と一緒ですからね!!笑
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