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#44「ココナッツオイル」ガチ解説

今日、買い出しに行ったときに「ココナッツオイル」が目に入り、

記事を書いてみようと思ったので、今回は「ココナッツオイル」を解説してみました。

◯「ココナッツオイル」の基礎知識

「ココナッツオイル」とは、生のココナッツまたは乾燥させたココナッツの果肉から作られたトロピカルオイルのこと。

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コールドプレスされたものは“バージンココナッツオイル“といい、ココナッツの風味がしっかりと残った「ココナッツオイル」。

一方、精製された「ココナッツオイル」は、特徴的なトロピカルな香り、味が失われてしまいます。

主な産地は、フィリピン・スリランカ・インドネシア・タイ・インドなど。「ココナッツオイル」の用途は様々で、食用油以外にも、シャンプーや洗顔料、化粧品、ハンドクリームなどにも使われます。

しかし、最もポピュラーなのは、やはり食用油で、コーヒーなどに“MCTオイル“などを入れて飲むなどの方法で取られることが多く、健康に良い、ダイエットに良いというイメージがあるかと思います。

ボディメイクをしている人は、ケトジェニックといった“脂質“をメインにエネルギーに変えるダイエット方法でよく用いられるものになりますね。


◯「ココナッツオイル」の栄養価

「ココナッツオイル」には、非常に豊富な「飽和脂肪酸」が含まれています。

「ココナッツオイル」にある脂質の約90%が「飽和脂肪酸」です。

※飽和脂肪酸とは、お肉やバターといった常温で個体になるもの。

「飽和脂肪酸」については、以前の記事「#23 脂質のガチ解説」に書いてありますので、そちらをご覧ください。

その中でも「ココナッツオイル」は、『中鎖脂肪酸』に当たります。

『中鎖脂肪酸』は、消化、分解が素早く、非常にエネルギーへの返還率が高いという特徴があります。

MCTオイルは『中鎖脂肪酸』の純度100%になるので、朝食の置き換えとして、コーヒーなどに入れて飲むと、すぐに体のエネルギーとして活用することができます。

また、「ココナッツオイル」には糖質が含まれていません。

そのため、糖質をほとんどカットし、脂質をエネルギーとして活用する”ケトジェニック”において最適ということです。

◯「ココナッツオイル」の効果

次に「ココナッツオイル」を取ることによる効果をみてみましょう。

・ダイエット効果

「ココナッツオイル」をうまく活用すれば、ダイエット効果が期待できます。

「ココナッツオイル」に含まれる『中鎖脂肪酸』は、体内に吸収された後、肝臓でケトン体に変換され、脳や体のエネルギー源として利用されます。

このケトン体への変換の際に、体にある脂肪も一緒に分解されるので、脂肪燃焼効果があり、ダイエットにつながるということになります。

ただし「ココナッツオイル」単体の摂取だけでは、ダイエット効果がないのではないかと思います。

というのも、朝食の置き換えとしてコーヒーにMCTオイルなどを混ぜて飲むことで、糖質等のエネルギー源を摂取しないため、エネルギーが枯渇した状態で、『中鎖脂肪酸』が体の中に入ることによって、『中鎖脂肪酸』をメインに分解してエネルギーにします。

しかし、普通に食事をしながら「ココナッツオイル」を摂取しても、他にエネルギーになるものがあるため、脂肪を燃焼する必要がなくなってしまいます。

そうなると脂肪燃焼効果は期待できないどころか、「ココナッツオイル」自体は、「油」なのでカロリーが存在しますし、比較的高カロリーなのも「ココナッツオイル」の特徴です。そうなるとカロリーオーバーになり、ダイエットの原則である

摂取カロリー 〈 消費カロリー

の状態ではなくなってしまいます。

そこを踏まえると「ココナッツオイル」を“摂取すれば良い“ということではなく、その他食事も含めて“うまく活用する“ことが大切ということになります。

・便秘改善

「ココナッツオイル」の適量摂取は、便秘の改善につながる効果が期待できます。

『中鎖脂肪酸』には、排便する際に重要となる腸の「ぜん動運動」を促す作用があります。

「ぜん動運動」がしっかりと行われることで、腸内の老廃物が肛門へと運ばれ、排便につながります。また、腸内の潤滑油的働きもしてくれるため、よりスムーズに便を体外へ排出しやすくなります。

さらに、「ココナッツオイル」に含まれる『ラウリン酸』には、善玉菌を増やし、悪玉菌をへ減らしてくれる作用があるため、腸内環境を整えてくれる効果もあります。

ただし、取りすぎてしまうと、逆に下痢などの症状を引き起こす可能性もあるので、摂取量には注意が必要です。

・殺菌作用、抗炎症作用

『ラウリン酸』には、殺菌作用や抗炎症作用があると言われています。

口腔内を殺菌してくれるため、悪臭の原因になる菌を除去してくれるため、口臭ケアに役立つとも言われています。

実際にインドの伝統医療であるアーユルヴェーダでは、「ココナッツオイル」でうがいをすることで口内の洗浄を行う方法も存在します。

また、アトピー性皮膚炎などの悪化を招くとされる「黄色ブドウ球菌」や「カンジダ菌」などをやっつけてくれるため、体の炎症反応を抑えてくれる作用もあります。

・抗酸化作用

「ココナッツオイル」には、『ビタミンE』が多く含まれます。

『ビタミンE』には、抗酸化作用(アンチエイジング効果)があります。

しみ、そばかすなど、体に起こる”老い”、”老化”を抑えてくれますので、気になる方は活用してみると良いかもしれませんね。


○結論

「ココナッツオイル」に関して、解説してみました。

この内容を踏まえた僕なりの結論として、

”「飽和脂肪酸」の中では、「ココナッツオイル」は悪くない油であり、摂取の仕方を工夫すれば良い効果をもたらしてくれるもの。”

ということになりました。

日本人に足りない脂質といえば、『オメガ3』。

その次に、摂取しても良いと思うものが「ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)」ではないかと思います。

今回の内容を理解して、うまく取り入れてみてください!


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