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苦しんでいる夜は、みんなにあるんだ―もう中学生さんの記事を読んで―
ここ1週間くらい、夜になると異常に鬱々としてしまう。
どうしたって未来が見えない、とか考えて苦しくなったりする。
最近大きな地震があったことや、ホルモンバランスのタイミングもあって、鬱症状が増しているだけだと思うけれど、、、、、、
夜、お笑いの動画を観てなんとか楽しい気分を保ったまま寝ようとしても、
横になった瞬間、呼吸浅い感じで急に苦しくなって頓服の向精神薬を飲んでしまったり、
無音だと不安で眠れず、radikoやYouTubeで何か流したりしてようやく寝る。
そんな夜が続いていた。
睡眠時間は申し分なく、食欲もある。
障害年金の受給も無事決定した。
それなのに、夜のメンタルコントロールが、とにかくうまくいかない。
そんな中。
今、私が絶賛応援中の芸人”もう中学生”さんの、インタビュー記事がUPされた。
※ザ・テレビジョンさん。
「初著書⁈」
と、タイトルにびっくりしたが、どうやらすでに発売中のカレンダー
『まいにち、もう中学生!』のことだった。
テレ朝の深夜『バラバラ大作戦』の枠、
『もう中学生のおグッズ!』という番組がきっかけで、
彼の日めくりカレンダーが発売されることとなり、それに伴うインタビュー記事らしい。
※詳細はこちら。経済的に私は今買えない、ごめんね、、、、、、
インタビュー内容は、記事を読んでいただくとわかるのだけど、
今の再ブレークまでの経緯についてや、現在の生活について。
再ブレークのきっかけは、様々な媒体でもう知られているので割愛。
再ブレークのきっかけが起こる(麒麟の川島さんがTVでもう中の劇場ネタの話をしたり、有吉さんに声をかけてもらったりするなど)前の4か月ほど、本当に何もすることがなかったという。
朝、NHKのテレビ体操をして、川まで4㎞のランニング、そしてその川で発声練習。途中のコンビニでおでん2品(汁を満タンまで入れる)を140円で買い、川で一日を過ごしていたというのだ。
”現在はずいぶん忙しいけれど、その4カ月の生活に戻りたいと思うことはあるか?”
と聞かれたもう中さん。
すると、それをきっかけに彼は割とネガティブなことを話し始めた。
東京に出てきて21年、日記を読み返すといつも泣いてばかりだったそう。
再ブレイクした今もなお、寂しいどころではなく、
「3日くらい前もワンワン泣いちゃいました」と。
、、、、、、、、、、そうなんだ。
いつも堂々としてみえる、ほっこり笑顔のもう中さんだけれど、
今現在に至っても、夜に寂しい、苦しい思いをしているんだ。
どんなに感謝すべきひとがたくさんいても、支えられているひとがいっぱいいても、地元の応援がたくさんあっても、それでも寂しい夜はあると話す。
「誰しもそうですよね。寂しい夜、辛い夜、多いですよね。」
と。
そんなときに、もう中さんが聴いている曲は、これだそうだ。
『聞き間違い』/ YUKI
もう中さんが音楽をたくさん聴くことは知っていたし、
以前、日テレ『おしゃれクリップ』に出演した際、
ついにUVERworldの大ファンであることを地上波で明かし、支えられてきたことを語って泣いていた。
90年代から2000年代まで、幅広く曲を知っているもう中さん。
そんな中で、この曲は私の知らないものだった。
Spotifyで聴いてみたら、やさしいYUKIさんの歌声と音楽に乗って、歌詞が、ふんわりと、じんわり心にしみわたるように響いた。
哀しみが頬を伝い 風向きが変わっていっても
君にしかない力を誇れますように
暗闇に追い越され その瞳が曇る日も 星へ続く梯子を登れますように
あの時 聞き間違いでないのなら 風の中「大丈夫」そう聞こえたよ
頑張る理由 それなりに考えたけど
「素直で明るいだけで人には価値がある」と
誰でもいい もう少し早く伝えてよ
歌詞を一部抜粋したが、全体でストーリーのある歌詞なので、是非通して聴いていただきたい(”あの時”の意味合いがよくわかる)。
人生において苦しいときにこの曲が寄り添ってくれる、ということが、本当によくわかった。
やさしく、しあわせを願ってくれる素敵な曲で、
基本的に歌詞より音楽選好な私でも、胸が温かく、じんわりとした。
(YUKIさんのお声や音楽も本当にやさしい)
夢を叶えるために、いろいろなものを遮断して生きてきたというもう中さんだけれど、今は温もりが欲しいと思ってしまうようだ。
ペットとかではない、人のぬくもりが欲しいけれど、占い師さんに「結婚は難しい」と言われてしまったことなど話していた。
以前、TV番組で恋愛の話をしていたが、お付き合いしている方がいるときは、そのひとといても”仕事しなければ”ということを考えてしまうひとらしい。
仕事が忙しい今は、人の温もりを感じたい、、、、、、
ひとの感情は、結構矛盾しているもの。
仕事がないときも、あるときも、
悩みやストレスは、別の種類になるだけでゼロにはならない。
全てが順調ということは、ほぼほぼありえないのだ。
真面目で、人の痛みがわかり、手を差し伸べられるやさしいひと。
かつ自分の仕事、やりたいことに対しては信念があってときに頑固で、堂々とそれを披露できる鋼のメンタルの持ち主でもある。
そんな”もう中学生”という芸人さんは、TVに引っ張りだこな今も、
ほんわかオーラを出してにこにこ笑っている。
でも、そんな順調に見える忙しい日々の中でも、家で、そんなにワンワン泣くほどに寂しい夜があるとは。
感受性が豊かなひとだとは思っていた。
でもこればかりは、イチ視聴者、ファン(と呼んでいいのだろうか)としては、どう手を差し伸べようとしても、彼の心は満たせない。
そもそも、今の私も、夜に鬱症状の不安が強くなったり、呼吸が浅くなってしまうなど、十分すぎるほど苦しんでいることが多い。
ただ、
夜、辛い思いをしているのは、私だけではないんだ。
鬱病だから苦しいのではなかった。
そう思えた。
私は、鬱病治療に10年以上かかるなんて思ってなかったし、この先のすべての人生設計が狂ってしまった、
もう35歳、いまだに社会に出てもいない、出会いどころの話でもない。
生きていても、結婚も子育ても無理だ、今世では、、、、、、
そうやって人生自体を諦めようとすることもある。
一時期(鬱病3、4年目くらい)、夢だった”結婚・子育て”ができないなら生きる意味がないと思って、生きるのをやめようとした。
そこから脱出し、できることを、鬱調子に合わせて精いっぱいやって過ごしてきた。
それがまた、年齢と共に徐々に現実味を帯びてきて、、、、、、
35から、こんなにもいうこと聞かない心身を抱えて、ゼロから何をしたら?
今世で、子どもなんて、産めることがあるのだろうか、、、、、、
そう思うことが、最近、また出てきてしまっている。
この感じはまずいな、と思っているが、どうしようもない。
と。
この記事を書いている間に、インタビューの後編が出た。
その中で、もう中さんは話す。
麒麟の川島さん、有吉さんなどいろいろなひとが助けてくださって今がある。
辛いときに支えてもらって今の自分があるので、今度は僕がそんな存在になりたいんですけど、、、、、、
と。
(少し自信なさげ)
そして、そのあとのもう中さんのお言葉はぜひ、そのまま載せさせてほしい。
誰だって、朝起きられないくらい辛い時はあるし、家の扉を開けて外に出るのも辛い時もある。学校も仕事もバイトも人間関係が辛いし、生きていたらいろいろ辛いことばかりじゃないですか。そんな人たちのお背中をこんなぼくでも押すことができたらいいですね。そういう力、与えられるかな。とにかくそんな気持ちを込めて、作りました。
この方は、
人間が誰しも苦しみ、悲しみを背負っている生き物である、
ということを知っている。
ひとの悲しみについて理解しようとすることができるひとは、
寄り添おうとすることができる。
言葉のや行動の背景を、推し量ることができる。
この方のやさしさ、思いやりの原点は、
”悲しみ、辛さ”
からきているのかもしれない。
夜、苦しい、寂しい思いをしているのは、
私だけではないし、
もう中さんだけでもない。
みんな、そういうことと向き合いながら、表では笑って、家ではふと悲しみに襲われて、、、、、、
という日々を送っているのかもしれない。
そう思えた。
芸人さんをはじめ、有名人の方々は、
今ブレイクしているからといって、ずっとお仕事がもらえるという保証はゼロ。
どんなに大御所だって、実力が評価されているひとだって、
何がきっかけでお仕事ができなくなるか、わからない世界だ。
いつも、その恐怖と闘いながら、なんとか踏ん張っているのだと思う。
それでも、私たちをたのしませるために、一生懸命、笑顔でお仕事をしている。
自分の何かを犠牲にして。
有名人でなくたって、
どんな仕事でも、どんな生活状況でも、
いつ何があるかわからないなんて、みんな同じだ。
明日、この国にミサイルが飛んで来たら。地球が爆発したら。
巨大地震が起こったら。
玄関から出てすぐ、トラックが暴走してきたら。
心臓発作が起きたら。
、、、、、、もう、そこで人生は終わりだ。
でも、それを恐れていたら一秒も生きていられない。
だから、なんとか、自分をごまかして、明日も生きるのだろう。
、、、、、、そんなことを、もう中さんに、気づかせていただいた。
みんな、同じなんだって。
それを、思い出すだけで、少しだけ、強くなれたらいいな。
ありがとう、もう中学生こと、丸田典幸さん。
あなたは、私の背中を、やさしく、ぽんと押してくれているのです。
インスタライブができない忙しい日々が続いているようですが、
あなたが変わらずに、やさしくいてくれて嬉しい。
たくさんのお仕事ができて、その分、お悩みも増えているかもしれないけれど、泣きたいときにたくさん泣いて、どうか、その感情の豊かなあなたのままで、そのままでいいから、そこにいてください。
そのお姿が、私の背中を、押してくれているから。
もう中さんが、
私が、
すべてのひとが、
心の底から笑える瞬間を、これからたくさん感じられますように。
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