過去を無意味にしない為の記憶旅4|荒れた家庭、ロスタイムへの突入
前回の記事
の続きです。
そういえば、悲しみに溢れたこんな曲をつくりました。
4年生の終わり〜虚無の5年生
詳細な時期は忘れてしまいましたが、4年生の序盤だか中盤だかで前回の記事に書いたことがあり、そこからとりあえず家にずっといることになったので、無限の(この時はそう感じてた)時間がありました。
勉強する気力などなかったし、人と話すことも嫌だった。だからひたすらにゲーム(この頃は家にゲーム機がやってきた)、ニコニコ、YouTube、2ちゃんねるのまとめサイト的なところの巡回。
確かWii U Game Padをスタンドに立てて、遅いブラウザでずっと何かを見ていて。ゲーム実況、ゆっくり実況、改造マリオ、とか。
実況動画はなんだったかな、”ハッピーホイールズ”や"GTA"など、18禁のグロいものばかり観ていた気がします。
改造マリオは主にSFCのスーパーマリオワールド。
ただそれだけをやって時間を過ごして、いや浪費していました。
じゃがりこを1日に2つか3つも食べて、ジュースや煎餅もひたすらに食べまくる。
アイスも食べればファストフードも見境なく胃に入れまくる。
運動は一切しないし、昼夜も逆転し始め。
風呂はある時から一週間くらい入らなくなって。
滅多に外へ出ず、家族以外の誰とも関わらない。
そういえばそうだ、5年だか6年の時、母親が包丁を持って僕の部屋へ文字通り鬼の形相で来たんですよね。普通に殺されるのかと思ったような。
で、そう、後から聞いたところによると、「テレビでこれをやったら子どもが静かになったというのを観た」と言っていて。
父親は高学歴高収入で勉強勉強仕事仕事ないわゆる「昭和のエリート」だったので、その頃はコミュニケーションが断絶されていました。あと、何回か頭をどつかれた。後ろからぐいっと。
うーん……………これはあまり思い出したくなかった……………………………………………………
※これはとても大切なことなので伝えておきますが、今は両親と良好な関係です。
父親と2人で旅行したりしてます。
このシリーズの炭火焼きの写真は全て、今年のそれなんです。
だから毎回キャプションに「この写真は記事の内容には関係ありません」としましたが、何の関係もないわけではないんですね。
脂肪が付き始める
そんな堕落した生活を続けていた結果、元々痩せ(というかほっそい)ていたのですが、太りました。20kgは増えたはず。ちなみにこのころが人生最大のデブ期です。
そう、そこにいたのはただのクソニート。
※今でこそこうやって表現することができますが、当時はかなりメンタルをやっていたので、何かを考えることなど一切できなかった、ということを述べておきます。
どこまでも自分に自信がなくて、トイレ以外で自分の部屋から出なかったし、リビングではたしか大体カーテンにくるまって過ごしていました。
外へ出る時は体型を隠すためにどう考えてもサイズが合っていない、大きな服を着て。夏でも長袖。
あと、どんなに暑いところにいても必ずマスクもつけていていました。謎に高機能医療用の立体3D。
その頃Amazonでユニチャームの不織布が半額セールをしていたので、まとめ買いしたんですよね。
なのでただでさえ物が溢れて狭かった僕の部屋には1箱30枚ほどのボックスが1つの段ボールに36個、それが2つありました。垂直に積み重ねて。
そういやそうだ、マスクで思い出したんですけど、ある時なぜか一度学校へ行ったんですよ。音楽の授業だったか。いや、これは5年生じゃなくて4年生の時の記憶かもしれない。そうだ。
音楽の授業かなんかで、僕はマイクを使って何かを読み上げる役になって。で、その時からマスクを付けていたので、「声が聞こえない!」と音楽教員のクソババアに怒鳴られて。
で、仕方なく外して再挑戦するも、ピアノを弾いていたそいつが遠くから「マスク!!」と叫ぶわけですよ。
……音楽教員のくせしてお前の耳が終わってるだけじゃねぇの??
そう、これまでの3つのシリーズで書いてきたけど、なぜか小学校の教員(僕がいたところだけであると信じたい)って怒鳴りつければ解決すると思ってるゴミが多いんですよね。なんなん???? マジで。
人とまともに会話をすることのできない人間が、なぜコミュニケーション力を大いに必要とする職業に就けてしまうのか。
不思議でなりません。
たくさんの無駄な物
溢れていた物というのは、盾、サバイバル防災道具、モバイルバッテリー、amiibo、着なくなった服、よくわからん小物、ガジェットやケーブル関連、昔から取っておいたラジコン、などです。
全然片付けていなかった。盾っていうのは本当に盾です。なんかAmazonで6,000円くらいで買いました。
そうだ、その頃はそういう関連のものについて調べまくっていたんですよ。素材はポリカーボネートが最も合理的で最強らしい、とかサバイバルナイフで最強はどれだ、とかスタンガンを持ち歩くことは軽犯罪に該当するのか、とかアメリカでの銃はどんなものがあるのか、とか。
あと、家にガチな金庫を設置することも真剣に考えていました。
その確率は限りなく低いのに、マジでずっと不審者が家に侵入してくるんじゃないか、と思ってたんですよ。ほんと。
……あとそうだ、これ思い出してしまってうぉ……と今なっていて、そして結構エグいので以下のグレー部分は見ないことをおすすめしますが、
なるべくぱっと見で分かりにくいようにしましたが、気分悪くされた方にはごめんなさい。
完全にゴミ屋敷の人と同じ現象です。
……だから今思うと、それは本当に心を病んでいたのだなぁと。
もうちょっとマシだったはずと記憶していたのですが、こうして無理やり掘り返してみると想像を超えて来ました。もちろん悪い意味で。
あとそうだ、これは3年生だか4年生かもしれませんが、風呂に入ってる時、死んだら自分はどうなるんだろう、どこへ行くんだろう、なくなるってなんだろう、みたいな考えに囚われて、ものすごく呼吸が苦しくなったのを今思い出しました。
その時は誰にも言わなかったけれど。
買ったゲームたち
ここに書いていたらかなり文字数が多くなってしまったので、これは次回の記事に回します。
人は減り始める
そして、学校へ行かなくなって最初の頃こそたまに家へ来てくれる同級生なんかもいたのですが、それもしまいには全て途絶えて。
他にも、それまでそこそこ話していた同級生がひさびさに顔を合わせたら変わり果ててしまっていたことに非常にショックを受けました。しかも無駄に高級なiPhoneを自慢していて。まぁ、小学校5年あたりってそういう時期だと思うのですが、とても嫌だったのを強く覚えています。
家族との旅行も行かなくなったし、親戚の集まりにも顔を出さなくなり。
完全に外界との交流が閉ざされました。
小学校5年生はそんな感じで丸々1年が終了。
最後に
なんか、これを書いていて本当に悲しくなりました。思っていたよりもずっとつらい。
正直、このシリーズを続けているうちに、なんだ、全然無駄じゃなかったじゃん! と思えるかと期待していたところがあったのですが、そんなこと全くありませんでした。
そう、こんなのは自分の人生ではなかったんだ、実は嘘でした〜みたいなオチを願っていたのですが、全くそんなことなかった。全て現実で。
無駄なものは無駄であった、ということが強く印象として残っているだけだった。
だからこれに書いたように、
紛れもなく僕の人生はそこにあって。
そうして続いているわけですね。
だいぶ気が滅入って具合が悪くなっていますが、過去の僕のような人を二度と生み出してはいけない、と何か使命のようなものを勝手に感じているので無理やり続けます。
……ところで、これ
、ここまで本文を読み進める前に聴いてくださった方いますか?
もしいましたら、ここまで読んで心境が変化されたと思うのですが、改めてこれを聴くことによって何か楽曲へ抱く感情、そこに対する思いに変化はあったでしょうか。
例えば、バイオリンの奏法を途中おかしなところであえて強く作った箇所があるのですが、それはどうしようもない感情、悲鳴のようなものを表現しています。
音楽って、そういうところが不思議だし、魅力の一つだよな、と。
そんなことを僕はいつも思っています。
それではまた次回。
(´・ω・)つ旦