ぺのれり

一応作曲家。日記を書いたり、書かなかったりする

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最近の記事

コンペは悪なのか?みたいな話

日本の音楽市場(主に歌もの)ではコンペで曲を集めてその中から採用曲を選ぶことがままある。 そもそも”コンペ”とはcompetitionの略で、コンテストとか公募とかオーディションみたいなものとやってることは似ているが冠している言葉によってそれぞれ目的が変わってくる。 “コンテスト"は設けられた賞の枠を争うことを目的としているし、 “公募”は何かしらを公に募集することを目的としているし、 “オーディション”はコンテンツにおいて特定の役を選ぶために芸能志願者に向けられて行われる

    • 引越しがもたらす光と闇

      先日、私は引越しをした。 理由はなんてことない。「契約更新のタイミングだったから」とか「なんとなく手狭になってきたから」とか「鳩が毎週のようにベランダにウ◯コを落としてくるストレスに堪えられなくなったから」とかいう、ごくごくありきたりなものである。 そもそも、引越しの理由なんてのは大抵がありきたりだ。 転勤や結婚、騒音問題や人間関係…思い当たるものは大体が想像のつくものばかり。 そしてこの日本に生きている人…少なくとも大人で一度も引越しを経験したことがないという人はそんなに多

      • ピアノシュラハトIVを観ながら、追想に耽る

        前回の記事で触れた『Pianoschlacht IV mit Kammermusik ~浜渦正志作品集~ 東京公演』を観に行った。現地参戦である。 この記事はそのコンサートレポ…と見せかけてただの自分語りに終始している。 というか私のnoteはそんな記事ばかりなのだが、私はこんな活動をしたかったのだろうか。こんな大人になりたかったのだろうか。 人生とはそんなことばかりである。 会場はサントリーホールブルーローズ。サントリーホールとは日本のクラシックシーンにおける最高峰のホー

        • Piano Collections FINAL FANTASYへの憧れ

          Final Fantasyシリーズ、もといスクエニ製のゲームはPiano Collectionsを制作しがちである。 Piano Collectionsとは、つまり公式によるピアノアレンジ曲集のようなもので1枚のアルバムとしてリリースしつつ、丁寧に楽譜まで出版されていたりする。 この力の入れようは他社の比ではない。 もちろん他社のゲームにもそういったアレンジCDはリリースされているが、スクエニ…特にFFシリーズはほぼほぼ全作リリースしているという徹底ぶりである。 私はこのP

          そういえばICLとレーシックの手術を受けていたんだった

          なんとなくSNSを眺めていたらとある芸能人の方がICL手術を受けるらしい、という旨の投稿が流れてきた。「そうなんだ…大変だなぁ」などと心の中でつぶやいていたのだが、そういえば俺もやったんだった。 もしかしたら「やってみたいけど、結局どうなのかわかんないから怖すぎる」という方もいるかもしれないので"あくまで自分はこうだった"というレポートを書いておこうと思う。 また手術日は昨年2023年の10月なのでほぼ1年経過しているが、現状には満足している。 なぜ手術を受けようと思っ

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          「響け!ユーフォニアム」を通して見る、高校吹奏楽のおもしろさ

          このあいだ開催された吹奏楽コンクールの九州大会を配信で観ていたんですが これがおもしろい! おもしろいんですよ。 ここで言う吹奏楽コンクール(以下吹コン)とは、一般社団法人全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社が主催してる大会で、とどのつまり「響け!ユーフォニアム」でやってるやつ。 まぁ高校野球でいうところの甲子園ですわな。 (一応中学校の部や、大学・職場・一般の部もあるんですが今回はわかりやすく高校に絞った話をします) あ、この記事は「響け!ユーフォニアム3」までのネタバレを大い

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          趣味でやる音楽は楽しい

          そういえば、趣味で音楽というものをあんまりやったことがない。 そもそも趣味ってどこからどこまでが趣味なんだろう。 幼少期にエレクトーンを習っていたけれど、多分これは趣味じゃなさそう。 高校では部活で吹奏楽をやっていたけれど、これも趣味じゃなさそう。 大学にいってからは学業として音楽をやっていたし、卒業してからも生きるためにしか音楽をやっていなかった。 演奏をやめて作曲に注力するようになってからもできるだけ〆切のある公募やイベントに参加するようにしていた。 そうしないと作曲を

          趣味でやる音楽は楽しい

          ふと「日記を書こうかなぁ」と思ったという話

          先日友人との会話で「noteで自らの作品の解説をしてしまうようなクリエイターにはなりたくない」という話で盛り上がった。 というわけで、noteを始めることにした。 まぁ厳密には作品の解説をしたいわけではなく、ただ日記を書きたくなっただけである。 “日記"とはいっても毎日書くかと言われたらそうでもない。 その日あったことをつらつらと書いていくわけでもない。 とするとなんなんだ、”雑記"といえばいいのだろうか。 カッコつけて言えば“エッセイ”になるんだろうが、なんか”エッセイ

          ふと「日記を書こうかなぁ」と思ったという話