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『恐るべき子ども グラン・ブルーまでの物語 』by リュック・ベッソン
リュック・ベッソンといえば、まず『グラン・ブルー』そして『レオン』、『ニキータ』などの作品が思い浮かぶ。
なかでも『グラン・ブルー』は伝説のダイバー、ジャック・マイヨールとエンゾ・マイヨルカをモデルとした海の物語。潜水記録を作ったこと以外、ストーリー自体はフィクションだという。
この映画でジャン・レノが演じるエンゾ・モリナーリが大好きで、これでジャン・レノのファンになった。その彼が、リュック・
『クソったれ資本主義が倒れたあとの、もうひとつの世界』by ヤニス・バルファキス
原題は『ANOTHER NOW Dispatches from an Alternative Present』
邦題は、随分意訳したものだと思うが、まぁ雰囲気は出ている。
ヤニス・バルファキスのこの著書については、年末頃にダーリンが今読んでいるが面白いというので図書館に予約した。ただ、注目されているのか予約が集中しているようで、先に『黒い匣』を読んだらヤニス・バルファキスにすっかりハマってしまっ
『最強の二人 開高健と佐治敬三』by 北康利
この本をなぜ図書館で予約したのかは、忘れた。(笑)
予約本が用意できたと知らせがあって、この本が手元に来た時に我ながら?だったのだけれど、結論から言うととても面白かった!
実は、開高健のことはあまり知らない。山口瞳と共に、サントリー宣伝部だったことは有名でそれはさすがに知っている。サントリーは成人の日に山口瞳によるメッセージを新聞広告にしていたよね。最近は伊集院静だけど。
この本ははじめ、佐治
『黒い匣』by ヤニス・バルファキス
著者のヤニス・バルファキスはギリシャの元財務大臣で経済学者である。
友人が今、こんな本を読んでいると教えてくれたのが、『くそったれ資本主義のあとのもう一つの世界』。一体その胡散臭いタイトルはなに?と訝しんだが、その著者がヤニス・バルファキスだった。
そこで彼の経歴を調べた。ギリシャ経済危機のときの財務大臣で、在任期間は2015年1月~7月。わずか7ヶ月で辞任していたことを知る。在任期間がとても短