鬱病になった最初の頃、頭に海が出来た、と思った。 正確な順番で言えば、脳が溶けて海が出来た。という感じがした。 その海は本物さながら引潮と満潮があり、決して浅くはなく、どこまで深いかはわからなかった。好きな人やすきなものが頭の中に入ってくると、引潮の間は遊んでいるけれど満潮になると全て溺れてしまっていた。頭に出口はないからね。 空っぽとは違う、常に海がざわめいている感覚、全てを飲み込んでしまう感覚が確かにあった。 今は海は落ち着いている。 あの頭の中の海を絵にしたいと思ってい
2年だか3年だか前に鬱病になりまして。正式には双極性障害だそうで。 いわゆる躁鬱ってやつでものすごい上がり幅のあとに消耗した分だけ下がり幅もすごいみたいなことを繰り返して、徐々に波の上下を縮めていってる最中です。 薬もそんな感じのものを出されているせいか、前みたいに頭が回らない。咄嗟の言葉が出てこない。私はそれを、ずっと自分が変わってしまったんだと思っていたんですね。 薬の副作用だと分かったのはつい最近でした。カウンセラーの先生に話したことでわかりました。 先生はそれを、必ず
毎日更新を目指していたのに、とっても期間が空いてしまいました。やめるのは簡単なのに、続けるということは本当に難しいですね。 何も思ってなかったわけではなくて、むしろ思うことがありすぎて思う方に集中してしまっていてそれをアウトプットする余力がありませんでした。今は少し思うことから距離を置けるようになって、たくさん思ってた自分を1センチくらい離れたところから見ることが出来るのですが、まだまだ書ける状態では無いというか、いつかまたこれについて書きたくなる時がくるんだろうなと思って
昨日は夜寒いと知らずに薄着で出てしまって死んだ弓です。こんにちは。写真は今日行ったお花の教室の写真です。 みなさんは「好き」という感情についてどう思われますか。きらきらとしたものだと思いますか。どろどろしたものだと思いますか。 弓はお米問題と同じくらいずっと考えていることがもうひとつあって、タイトルの通りなんですが、好きという感情は人間の免罪符になっている、ということです。名付けて好き免罪符問題です。 好きだからしょうがないじゃん、というセリフ。それだけあなたのこと好き
仕事がバタバタすぎワロタ状態の弓ですこんばんは。いま電車なのですが股間部分にめちゃくちゃ穴空いてるジーンズ履いてる人が隣に座っています。(今回の話とは全然関係ないのですがあまりにびっくりしたので書きました。) ところで弓はちょっと前に全てのSNSを辞めました。正確に言うと今もやってはいるんですけど情報収集用というか、リアルでつながりのある人達は知らない場所でやっています。でも発信欲求てやっぱりあるもので、このnoteを始めたのでした。私のことを知らないのに、純粋に書いたもの
こっそり毎日更新を目指しているのですが仕事が忙しかったりするとなかなか難しいですね。こんばんは弓です。 先日上司に自分の哲学的な部分、noteに書いているようなことを話しまくる機会がありました(要するに酔っ払ってた)。そもそもの発端はピーター・ティールが面接で「他の人は賛同しないがあなただけが信じている真実はあるか」という質問をする、という話から始まりました。弓は何年も同じことについて考えたりするので、考えたものに関しては揺るがないものが割とあるのですがその中で更に他人に賛
一昨日はホワイトデーでしたね!会社の女性陣でまとめてあげたものが何倍にもなって帰ってきて嬉しかった弓です。こんにちは。 ホワイトデーにちなんでお返しについてです。 一昨日罪悪感ということについてちらっと話したのですが、何が罪悪感になっているかというと「お返しが出来ない」ということだと思います。私の周りでもおそらく世間の一般論としてもそうだと思うんですけれども、恋人はめちゃくちゃ自分を愛してくれた方が良いし、お金を持っていてご馳走やプレゼントをしてくれた方がいいという価値観
会社の女性社員全員恋人居ないって言ってたのに全員に居たことが発覚して地味にショックの弓です。こんばんは。写真は階段を降りる猫です。 弓にはいま恋人が居ないのですが、ここのところ出会いはあるし出会いを探しもするのにいざ目の前に相手が現れると気が引けてしまうということを繰り返しています。そのことについて少し悩んでいて、なんとなく話を聞いてもらいたい気持ちもあり先日占いに行きました。 あまり下調べせずにたまたま近くだったからということで出向いた占い屋さんで見てくださった占い師の
noteを始めて、改めて自分はどんなこと考えていたんだろうと、誰に見せるわけでもなく書き溜めていたiPhoneのメモを読み返しています。 自分にすら2度と読まれることが無いだろうと思って書いているから結構あけすけなことが書いてあって面白い。一番良かったやつを載せます。 *** 大井町からずーっと京浜東北線で下っていくあいだ、何を考えてたか思い出せない。けどあの人の部屋に飾ってあった娘の写真が本人に激似で全然可愛くなくて、ゲンナリしたのはよく覚えてる。ちょっとした気分の高
私がnoteを始めた理由は、本当は今すごくすごく書きたいことがあったからです。だけどそれを人に見せるために書くにはまだ時間が足りないなという気持ちもあり、いつかもう見せられると思う時までは今まで書きたかったことなどをひとつずつ書いていこうと思っています。 私は大学時代色々なアルバイトをしていたのですが、そのひとつとして中華街で働いていたことがあります。それまではイベントコンパニオン的な派遣の仕事をメインにやっていました。給料につられてやっていただけなのですが常に新しい場所新
noteでは弓という名前でやらせて頂くことにしたのですが、弓は名字的なもので、実は文香という下の名前もあるのです。これは大学時代に文学ゼミの教授が私につけてくれた名前です。 文学ゼミでは各々作品を作って皆で読んで感想を言い合うというようなことをしていました。最初の頃に紙で手が切れるということを書きたいがためにメンヘラな女の子とその恋人が全ての刃物を捨て息を殺して暮らしているというような作り話を書いたことがあったのですが、同級生からロマンチックで少女漫画みたいと言われたことが
こんにちは。弓です。 noteを始めてみました。 自分の中に消化しきれない気持ちがあった時整理するためにも文章を書いている気がして もしかして人に見てもらったらもっと違うことが起こるのかもしれないと思ったからです。 この写真は2017年の夏に炊飯器の釜と保冷剤で人工井戸を作って日本酒を冷やした時の写真です。 なぜこの写真を最初に選んだかと言うと、私のまだ27年しかない人生、だけど27年という長い時間の中で一番キラキラしていた夏の大切な思い出だからです。もう2度と来ない