紙牛

本は紙で読むのが好き、学びは牛の歩み。 賢くない方の哲劇ファン、哲学独学中。 Xにも投…

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本は紙で読むのが好き、学びは牛の歩み。 賢くない方の哲劇ファン、哲学独学中。 Xにも投稿しています。

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  • 哲学入門ノート

    哲学の独学でやったこと、考えたことを残しています。月次更新。

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2024年5月現在の紙牛は、 北海道に住んでいます 文化的に恵まれた環境を羨望しつつ、生まれ育ったこの地に愛着と居心地の良さを感じています。じゃがいもも美味しいですし🥔 哲劇ファンです 本を知り、選び、買い、積み、読む楽しさを教えていただきました。 私にとってお二人は、先生でありアイドル、神であり仏、という感じです。 すべての活動を追うには知力(致命的…)も体力も財力も足りませんが、YouTubeだけは欠かさず観ています。 どうか末永く続けていただけますように…🙏

    • 哲学史で初めてルネサンスを理解できた

      無学を晒して恥ずかしい上に、巧く書き表す自信もないのだけれど、忘れる(なかったことになる)よりマシだと思うので書いておく。 ルネサンス、世界史や美術史で「再生って意味だよ」「ギリシア・ローマ文化の復興だよ」と教わっても、いまいちピンと来ていなかった。 それが最近、哲学史の勉強を通じて初めて少し理解できた気がしている。 哲学史の勉強は、『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』をメインテキスト、高校倫理の教科書をサブテキストにして進めている。 まずひと月かけて古代を読んだ。

      • 哲学入門ノート 2024年8月

        ひまわりは、北海道と全国とであまり見頃時期にずれがない花ですよね。 (画像はお借りしたもので、北竜町ひまわりの里で撮影されたそうです) 前月の内容はこちら。 ネオ哲学史の近代パートへ進むべく、その準備(の続き)から。 やったこと倫理701のキリスト教パートを読み終わる ネオ哲学史がキャラ紹介的なのに対して、倫理701はあらすじ的(俯瞰、時系列、場所の記述あり)。第2章4節「キリスト教」で特にそれを感じる。両方読むことでより面白い。 『一度読んだら絶対に忘れない哲学の

        • 読書はかっこいいと思う

          私は、読書をかっこいいと思っています。 スポーツや楽器演奏や料理や庭いじりも、全く同じようにかっこいいと思っています。 この「かっこいい」は、「それをしているときの自分が好き」「それをしている誰かを見るのが好き」の意味だな、というのが今回気づいたことでした。 「している人のほうが、していない人よりかっこいい」や、「読書はスポーツよりかっこいい」のように、優劣を考えることはありません。 他人に対して、「している私をかっこよく思ってほしい」とか、「かっこいいからあなたもした

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        • 哲学入門ノート
          6本

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          哲学入門ノート 2024年7月

          北海道の紫陽花の見頃は7月~8月です。 (画像はお借りしたもので、有珠善光寺で撮影されたそうです) 前月の内容はこちら。 ネオ哲学史の中世パートを読み終わったので、今月は近代パートへの準備から始めようと考える。 やったこと『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』の中世パートを再読、整理する 古代パートのときと同様、対立軸・要点・意義で整理したページをNotionに作る。古代より対立軸が増えたので表形式に無理を感じるが気にしない。自信がないところは「?」としておく。わ

          哲学入門ノート 2024年7月

          哲学入門ノート 2024年6月

          札幌大通公園のバラ園は、6月から見頃を迎えます。 (画像はお借りしたものです) 前月の内容はこちら。 やったこと『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』の古代パートを読み終わる 次の進め方を検討する 『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』の古代パートを再読、整理する 『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』の中世パートを読み始める 古代パートと同じく、1節ずつ読んで、要約をXに投稿。 アンセルムスの理解に苦しむ。が、要約できないことはないので次に進む。

          哲学入門ノート 2024年6月

          哲学入門ノート 2024年5月

          ライラックは札幌の市木。5月に開花します。 (画像はお借りしたものです) 前月の内容はこちら。 やったこと倫理701と『ヨーロッパ思想入門』の古代パートを読み終わる 両書の間を単元ごとに行ったり来たりしながら、その日に読んだ内容をNotionにまとめてスクショをXに投稿する形で進める。適宜『哲学用語図鑑』も参照する。 途中、Notion AIにクイズを作ってもらうことを思いつく。思いの外楽しい。 エピクテトス先生を見つけて喜んだり。 哲劇に出会って初めて知った名前だ

          哲学入門ノート 2024年5月

          〈わかりそうな本〉と〈頑張ればわかるかもしれない本〉ばかり読んでしまう

          でも本当は〈わからなさそうな本〉にも〈わかりっこない本〉にも読んでみたいものがたくさんある。 そういう本に対して、ずっと「私にはまだ早い」とか「買っても全然わからなかったら勿体ない」とか思って我慢していたけれど……読みたければ読めばいいのかもしれない。 美術や音楽や映画には、「わからないけどなんか好き」なものがある。 いや、よく考えたら小説にも詩歌にもある。 ならそれ以外の本でだって十分に起こり得る。 それらの本を「読んでいい」と自分に許すことが、読書をもっと自由にする最

          〈わかりそうな本〉と〈頑張ればわかるかもしれない本〉ばかり読んでしまう

          哲学入門ノート 2024年4月

          スノードロップ、北海道では4月頃開花します。 (画像はお借りしたものです) やったこと『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』を読み始める 高校倫理の内容は全く覚えておらず、ほぼゼロからのスタート。最初はノートにまとめていた(1人の哲学者につき1見開き)が、どうまとめたらいいかわからない章が出て来る。まとめにこだわると挫折しそうなので、Xに抜き書きを投稿する方法に切り替える。 キルケゴールの章が特に難しく、抜き書きする文を選ぶことすらできない。スキップする。 難

          哲学入門ノート 2024年4月

          短い詩のいいところ

          まど・みちおの詩「くまさん」を読んで、 笑いたいような、泣きたいような、喜ばしいような、羨ましいような、 なんとも言えない気持ちになった。 あたたかいものがじんわりと広がる感覚があった。 気づいたときには好きだった。 詩は短く、すぐに暗誦できた。 覚えようとせずとも覚えてしまった。 以来、毎日ふとしたときに頭の中で暗誦している。 その度に「じんわり」も再現するのが嬉しい。 そうか、詩の暗誦ってこれが嬉しいのか。 貰った手紙を手帳に挟んでおいで、何度でも読み返すように、 詩

          短い詩のいいところ