シュガーフリー生活1週間目
こんにちは。ろびです。
シュガーフリーという食生活をご存知ですか?
言葉のとおり、シュガー(=砂糖)を断ち、それ以外のもので食事をするスタイルのことです。
砂糖が体に”良くはない”ことは、なんとなく誰でもわかりますよね。
今回は、そんなことをわかっていながら、「砂糖がやめられない」「やめるくらいなら死んだほうがマシ」「砂糖だけ舐めて生きていたい」くらいに砂糖に依存していた私が、何気なくシュガーフリー生活をしてみたところ思わぬ収穫がありましたので記録を残したいと思います。
過食や過食嘔吐が治らなくて悩んでいる人や、謎の体調不良を抱えている人、痩せたい人、シュガーフリーに興味がある人のお役に立てれば幸いです。
今回は最初なので、私のこれまでの経緯や、基本的なシュガーフリー生活についてもまとめてみました。結果だけみたい!という方は目次からジャンプしてね。
私の砂糖偏愛歴
小さい頃からお砂糖が大好きでした。小中学生の時の大好物は、「スプーンいっぱいの砂糖に水を少し垂らし、ガスコンロでカラメル色になるまで熱した飴みたいなヤツ」。(想像できますか?)
これを、親が帰ってくるまでの間何度も何度も繰り返して、隠れてやっていたのでスプーンが変な色になったりなんかして、母親が不思議がったり。でも、ぺろぺろ舐めると幸せな気分になれるのでやめられませんでした。
(実は小中学生と書きましたが、割と最近までこれやっていたんですけどね。ウケる。)
昔からお砂糖が大好き。甘いものが大好き。お菓子やスイーツを常に食べているような、そんな生活を子供の頃から何年も何年も続けていました。とにかく、甘いものを食べると幸せになれたのです。
そして大人になってからの愚行・・・いや、甘党っぷり・・・いや、愚行をご覧ください。
え…しんど… 自分でまとめてて胃もたれしてきた…
いかがですか。思いっきり砂糖依存です。甘党の域を超えています。
実は、ダイエット中ではない時には、こんなのが私にとって普通の日常。
だから、ダイエットは甘いものを我慢する。終わったら食べられる!そんな風に生きるようになりました。
おかげで、人生ずっとぽっちゃり体型。特技はリバウンド。
何かと食いしん坊キャラでいじられることも多かったですが、それでも甘いものを食べる幸せは何にも変え難いものでした。
そして摂食障害に
そしてついに24歳にして摂食障害に。毎日過食に悩まされることになりました。
※過去の記事でいくつか過食について書いています。
毎日3000〜5000Kcal以上も食べ物を詰め込む毎日。
なかでも”甘い菓子パン”や”スイーツ”はコンビニを何軒もはしごして、いろんな種類を食べていました。
当たり前に1〜2ヶ月で6〜8Kg増えました。肌もボロボロ。精神状態は限界。過食は、それでもやめられませんでした。
こんな生活から抜け出したい、と、断食・カウンセリング・催眠療法・とにかくなんでも試しました。それ系の動画や本は片っ端から読みましたし、家から食べ物を無くしたこともあります。
中でも摂食障害も改善方法として多かったのが、「自分を受け入れる」というキーワード。
「我慢すると、ストレスでまた過食しちゃうというループになるから、食べたいものは食べたい時に食べていい。とにかく自分を責めない」というものです。
私の「食べたいもの」はいつだって「甘いもの」なので、このマインドに基づくと甘いものを食べていいということになります。しかし、普通の人より明らかにその欲求が大きいので、もちろんうまくいきませんでした。
一口甘いものをたべると、過食スイッチが入ってしまうのです。
どうしてこうなっちゃうんだろう。原因を模索する日々・・・
そして色々と調べるうちに、「砂糖の依存性」に辿り着きました。
過食の原因は、無理なダイエットやストレスも原因かもしれないけど、それ以上に砂糖のせいだという気がして仕方なくなりました。
「砂糖…お前だったのか…」
昔から仲良くしていたヤツが、実は陰でボロクソ私の悪口言っていたとか、遊ぶたびに財布からお金をくすねていたとか、そんな気分です。このやろう。
砂糖の依存性
※ここからは、私が情報収集をして納得したものを記載しています。
砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれます。もうこの言葉が全てを表していますよね。とにかく中毒性が高く、ある研究ではコカインよりも依存性が高いんだとか。
簡単に言うと、脳の報酬系に働きかけて「もっと食べたい」と強烈な欲求が生み出されてしまうのです。
(まさにスプーンペロペロしてた私やん。)
砂糖の依存性、中毒性や危険性についてもっと詳しく知りたい方はこちらから。
※とにかく、一つの情報を鵜呑みにするのではなく、さまざまな方面で情報収集をすることが大切です。
ま〜〜〜〜、そりゃ、そうですよね。
よく考えてみると、人類が誕生してから、ものすご〜〜く長い間、砂糖なんてものは存在しませんでした。木の実を食べたり狩猟をして暮らすような時代が何万年も続き、人類の体はそういった状況に徐々に適応してきたはずです。
甘いものは貴重なエネルギー源で、そんなものを食べたら「これは超いいぜ!エネルギーとしてめっちゃ使えるぜ!もっと食べよ!」ってなりますよね。貴重なので。
そして人類の長い歴史に比べれば、人間が砂糖をいつでもたくさん食べられるようになったのはほんのつい最近の話。こんな砂糖だらけの前代未聞の環境に、適応できているはずがありません。
(これは砂糖に限った話ではないのですが。例えば塩なんかも昔は貴重だったので、実は中毒性があります。)
必死に狩りをしてその日食べる食べ物にありつけるかありつけないか、そんな日々を送っていた人類が、こんなに短い期間で急速に文明が発達し、(少なくとも日本では)今や食べ物に困る事なく生きることができている不思議。そんな中で、ある意味私たちの体はバグを起こしているような、そんな風に例えることができます。
砂糖の何が怖いんだい
甘くて優しい、幸せな気持ちにしてくれる砂糖。何が恐ろしいのでしょうか。
・前述の通り、依存性が高い
・しかも、摂取を重ねると欲する量がどんどん増える
・血糖値に大きく影響し、糖尿病や血管を傷つけてあらゆる病気を引き起こしたり、精神的に不安定になったりする
・腸内環境を悪化させる
・体内のビタミンやミネラル、酵素などを減らしてしまう
・単純に太る
なんで?みたいなところはここでは割愛します。
他にも多分たくさんあるのですが、ざっくりと。
※有名なドキュメンタリー映画「あまくない砂糖の話」がおすすめです。
シュガーフリーを始めるためにやったこと
いろいろな情報に触れるうちに、「私の過食、そしてこの毎日しんどい感じ、やっぱり砂糖のせいじゃん!?!?」と考えた私。
思い当たる節がありすぎる…太るのも辛いけど、一番は精神的に不安定なのが辛かった。(なんとか会社には行けるのですが、仕事中に突然泣き出したり、上司に向かって脈絡もなく喧嘩売ったり。口癖は「死にたい」)
そして、藁にもすがる思いでシュガーフリーに挑戦することにしました。
やることは簡単。
食生活からすべての砂糖を排除するだけです。
お菓子なんかは当たり前なのですが、注意すべきなのは一見ヘルシーそうな加工食品や、調味料です。
スーパーに行って確認すべきは、成分表示ではなく原材料表示!!
今すぐ、キッチンの調味料、ストックしてあるインスタント食材を見てみてください。「糖」の文字が含まれるものがはいっていたらNGです。
※微々たるもんじゃ〜〜ん、そんなの気にしてたら何も食べられないよ〜というあなた。意外と微々たるもんじゃないし、チリツモだし、それ以外に食べられるものたくさんあるし、そんなこと言っているからいつまでも中毒から抜け出せないし、そう思うならばあなたはその生き方でいてください。(これは私の食生活を馬鹿にしてきた会社の人に向けて言ってます。くそ。)
私はこの「砂糖100%排除」のマイルールに基づき、お昼ご飯も社員食堂ではなくお弁当を持参するなど、まぁその…がんばってます。ズボラ女でもなんとかなるもんですね。むしろ、使える調味料が限られる(無添加の醤油、酒、本みりん、ごま、味噌、オリーブオイル、天然塩くらいしか使えない)ので、料理苦手でも適当にできちゃいます。
※ちなみに、お米(精製された白米も「マイルドドラッグ」と呼ばれることもありますので、玄米が最高)や芋類なんかも食べます。なので、「糖質制限」とは違います。
そしてもちろん、砂糖依存から抜け出せたら、例えば外食などで使われる少量の調味料は許容していいと思いますし、お菓子やスイーツもたま〜〜にならいいかもしれません。
でも今一番大事なのは依存から抜け出すこと!!!
ドラッグやタバコ、アルコールの依存になっている人が、「毎日少量ずつ」使っていたら、それって依存していないと言えますか?いやいや依存してるやんって感じですよね。
「甘いものを欲しない」ようになるために、少しの砂糖も排除して、味覚を正常に戻し、負のスパイラルから抜け出すために、スタートは完全に排除するしかないのです。
で、もっというと砂糖を排除すると自然と「野菜」や「魚」「豆」「きのこ」などといったシンプルな素材そのままの食事をすることになります。
食品、ではなく食材、といった感じですね。
1週間シュガーフリーしてわかったこと
さて、本題です。2021.1.15から完全にシュガーフリーの生活を送っている私に、一体どんなことが起きたのかをお話します。
・最初の2、3日目が死ぬほどきつい
→まじで死ぬかと思った。両日、夕方16:00くらいに突然体が熱くなってきて、気温は寒いのに汗をかいてくる。手が震え、頭が回らず、Web会議で「すみません、なんか頭が回らないんですけど…今なんて言いました?」と発言してしまうほど。(今考えるとやばいな。口に出すなよな)この症状は30分くらいで治りました。夜ご飯を食べた後に甘いものが食べたくて、我慢してナッツを少しだけと思ったけどめっちゃ食べちゃった。
・4日目〜体が突然軽くなり、玄米が甘く感じる
→朝起きた時のだるさが全然違う。一日中体が軽くて、行きも帰りも駅の階段を2段飛ばししちゃった。頭も冴えているので仕事も集中できる時間が長くなって、一気に進むように。それから、おいしくないと思っていた玄米がめちゃめちゃ甘く感じて感動。味覚が少し正常に戻ったような感覚でした。
・6日目〜精神的に安定。むくみがとれて体重が2Kg減。
→甘いものの欲求はほぼなくなった。食欲がコントロールできている実感あり。しかも、一日中なぜかご機嫌!!とにかく気分が良いので、最近人目を避けて休憩をするなどしていた私が、自分から会社の人に話しかけて会話を楽しむなど、奇行に走る。これが私の本来の姿かもしれない。夜ご飯を食べた後も追加で何か食べることはなかった。あと、鼻の毛穴の開きがめっちゃなくなった。
***
わかったことは、
「最初は離脱症状が辛いけど、すぐに楽になる」
「甘いものはフルーツで十分すぎる」
「砂糖を食べて一瞬の快楽を得るより、身体や精神が快適な方が数億倍幸せ」←これが一番デカい収穫
ということです。
たった1週間、でも大事な1週間でした。得るものが大きかった。
もちろんこの1週間、過食はまったくしていません。
人工甘味料やはちみつはOK?
ここまでお話してきた「砂糖」とはいわゆる白砂糖やグラニュー糖のような白いお砂糖のことを言っていましたが、ではその他の甘味ならいいのでしょうか?
いろいろ調べた上での私の見解は下記の通りです。
結論から言うと、「とりあえずは全部やめとこ〜」です。
「茶色いお砂糖」三温糖、黒糖、きび砂糖、てんさい糖など
→白砂糖より少しだけ栄養があるというだけで、普通に砂糖です。ちなみに三温糖は白砂糖をさらに熱して着色しているだけで、風味に違いはあれどあれもただの砂糖です。
「人工甘味料」サッカリン、スクラロース、アステルパームなど
→腸内細菌に悪影響を与えるし、発癌性とかその他もろもろわかっていないことが多すぎるのでNG。
「自然由来の甘味料」ラカント、はちみつ、メープルシロップ、オリゴ糖など
→安全性は高いからこの中なら比較的体にいいと思うけど、砂糖依存を克服するという観点では初めは特に使わない方が絶対に良い。
「血糖値をあげない糖アルコール」エリスリトール、マルチトールなど
→脳は甘みを感じるのに血糖値があがらないって、自然界の食べ物ではありえなくない!?舌が感じる情報と脳が感じる情報が食い違ってしまうので、長期的にみると味覚に支障をきたしたり、何らかの悪影響が出てきそうなので私はお勧めしません。一時期エリスリトールにどハマりしていましたが、使うたびに食べても食べても満足できなくなって1日100g摂取することも…恐ろしくなりました。わざわざ買うことはないと思います。
***
あれはいいかな?これはいいかな?0カロリーなら大丈夫かな?と代替品を探すのはやめにしましょう。そんなことをするのはもっと後でいいです。
市販されている加工食品は極力買わず、自分で野菜や魚、肉などの素材を買い、シンプルで質の高い調味料で料理をして食べる。まずはこれを続ければ、自然と甘みを欲しなくなってきます。
まとめ
砂糖は体に悪い
・さまざまな体や精神の不調は砂糖が原因かもしれない
・甘いものへの欲求は、砂糖を摂っている限り永遠に続く
砂糖を生活から排除すると…
・最初は辛いけど、3〜4日目で体の軽さや思考のクリアさを体感できる
・我慢するというより、「欲しなくなる」
・精神的に超安定する
・食欲や味覚が正常に戻る
・過食の欲求が収まる、というかゼロになる
シュガーフリーを実践するために大事なこと
・最初だけでも砂糖を100%排除すること
・代替品を探さないこと(果物は適度にOK)
・最初の数日の離脱症状だけを乗り越えること
※依存を抜け出した後も多分大切です。最初を乗り越えれば自然と欲しなくなるとは思いますが、ちょっとだけなら…と手を出してしまうとまた負のループに。禁煙する人が「1本だけなら…」といって失敗するのと同じですね。
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甘いものが食べられない人生なんて…と嘆く必要はありませんし、そう思っているうちは、砂糖の罠から抜け出すことはできません。
甘いものがなくても、人生というのは美味しいもので溢れていて、他の楽しみもたくさんあります。1度の人生では味わい切れないほどたくさんです。
残りの人生、快適な身体と精神状態でそれらを楽しむ方が、砂糖に依存してぶくぶく太ってブルーな気分で過ごすよりも数億倍素敵だなって、私は思います。
今、自分の体調はベストな状態ですか?
肌荒れ、肥満、精神的な不安定さ、摂食障害、、、そういった不調が、もしかしたら治るかもしれません。
シュガーフリーという生活は可能性を大きく秘めた健康法だと感じています。実践してみる価値は大いにあります。
固定概念に囚われず、「本当に効果があるかわからないけどやってみよう」と挑戦することが一番大事だと思います。
(流行りのダイエット方法やサプリメントなんかに飛びつくより、よっぽど有意義です。)
そのために、いろんな方面から情報収集をしっかりして、どの情報が自分にとって信じられるものなのか、納得できるものなのか、これをハッキリさせてみる。まずはここから始めてみてもいいかもしれません。
▼シュガーフリー生活の背中を押してくれた勝間和代さんの動画▼
勝間さんのお話がわかりやすく、実践もされているので参考になると思います。他にもたくさんの動画をあげていらっしゃるのでぜひ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
素敵なシュガーフリーライフを!
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