98.ひとりっ子の私が考える「親の墓」と「終活の切り出し方」~全集中★エンディングノート講座
こんにちは。終活プロデューサー(終活P)の池原充子です。
私はひとりっ子なので、「親の墓」についてここ数年、どうしようかといつも考えています。私は嫁いでいるし、私以外の墓守がいないのに新たな墓を建てるのもなぁと思って、本人たちに聞いてみたのですが、まだピンとこないようで(二人とも齢86!)、
父「散骨でええ」
母「うーん、ようわからん」
という答えが返ってきます。まあ、しょうがないですね。そんなもんですよ、みんな。
でもまあ、その時が来たら慌てふためくことになるのは私なので、昨年、視察がてら大阪府大阪市の一心寺、四天王寺を訪れてみたのですが、行った時期が悪かった。
大阪の夏をなめたらあかん。
暑すぎて、なーんも、頭に入って来ん。
ほとんど何も考えられず早々に退散し、軽く一年が過ぎてしまいました。そんな時、エッセイスト千世さんの「四天王寺」「一心寺」に関するnoteを拝読して、
そうだ、一心寺行こう。
と思い立ち、再びお邪魔することに。私を突き動かした千世さんのnoteは、こちら↓↓とても詳しい説明で、ガイドされながら一緒に参拝している気分を味わえます。何も知らずに行くより、一読してから行くのが断然おススメ。
一心寺は、千世さんが紹介されている通り、「骨仏」(ご遺骨で作る仏像)で有名な浄土宗開祖の法然上人が開いたお寺です。いつも参拝客が多く、とてもにぎやか。お供えの花もお線香もろうそくも絶えることがありません。常々、
「(大阪)梅田のど真ん中に住みたい」
と言い切る、にぎやかな場所が大好きな母にピッタリだと思いました(父のことはひとまず置いといて)。一緒に出掛けた主人に、骨仏の話をすると、
ああ、確かに。そういう反応の人もいるよな。
ってか、そっち側の意見の方が多いかもしれないなぁ。
皆さんはどうですか?
自分が、自分のご家族が、骨仏にされるのは抵抗がありますか?
一心寺の納骨のしおりを読んでみると、
骨仏の由来は、明治時代にさかのぼるのですね。昭和二十年に大阪大空襲で焼け落ちてしまいますが、二十三年には再び戦後一体目の骨仏が錬造されたそうです。
遺骨で仏像作るなんて、バチがあたるんじゃないのっ?!とご心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほどの納骨のしおりによると、
と解説されています。
(仏像崇拝に関する解釈は、宗派によって異なります)
墓じまい(改葬)が増えているとはいえ、合葬、合祀、合同墓に抵抗がある方も少なくないと思います。弔い方は、それぞれが持つ死生観によるので、これが正解、とは言い切れません。ご自身ができる範囲で、できる弔いをすればいいと思うのですが、さすがに自分ひとりで決めてしまうのは拙速だなと思ったので、今度一心寺へ父と母を連れて行こうと思っています。(一心寺の眼下には通天閣が見えるので、「串カツだるま食べに行けへん?」と串カツで釣ってもいいかなと。)
全く余談ですが、親御さんに終活の話をしたいけどなかなか切り出しにくいという方は、お葬式の話より、お墓の話の方が、しやすいかもしれません。
その理由は、何故か?
お墓の方がお葬式より、遠い気がするから、でしょうか?近すぎる未来は、リアルすぎて想像するのが怖くなる人もいます。お葬式よりもっと先の未来の話は、意外とハードル低いかも。
いや、それも、ちょっと抵抗がある。
とおっしゃる方は、「親御さんのお墓」というより、「自分が入るならココがいいかな」と自分事としてお話をしてみませんか?きっと親御さんは「まだ早い」とか「縁起でもない」とかおっしゃるかもしれませんが、「子どもがそんなことを考えてるなら、自分も考えないといけないかな」と思ってもらえたら、大きく一歩前進したも同然ですよ!
そして、これがいいかな、と思ったら、忘れないうちにエンディングノートをコピー取って書いておきましょう。気が変わっても気軽に何度でも書き直せるのが、コピーの醍醐味。もっと詳しく聞きたい方は、クリアブック式エンディングノートの書き方で、終活プロデューサー(終活P)が楽しくお伝えしますので、まずはエンディングノートをゲットしてみませんか?
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終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。