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週刊AI神絵師

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進化の速いAI画像生成についての話題を記録すべく、優良な生成AIに関する記事をバインダーさせていただいております。2022年10月より前の基礎知識は拙書「AIとコラボして神絵師に…
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#AI

#AI神絵師本 神速リリースしました!

おっす!白井暁彦(作家)です。 AI画像生成技術で書籍を書きました。 10/28配信開始です。 https://ivtv.page.link/ap 本日、インプレスさんからプレスリリースが出ました。 美麗な画像を文字列から生成!仕事や趣味に使えるAI先端技術の解説書! 『AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion』発行 技術の泉シリーズ、10月の新刊 「AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion」

📖書評📖画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド

こんにちは。本記事に訪れて下さりありがとうございます🙇 基本在宅勤務で業務に明け暮れる40代ITエンジニアです👨‍💼 先日(3/24)に行われた東京AI祭に訪れた際に知った画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド。 その際の記事はこちら↓ 購入したものの、期末の仕事が忙しくなかなか読めませんでしたが、読み落わりまして、僭越ながら書評を書かせて頂きます。 本書を気になられた方は是非読んで貰えるとありがたいです🙇‍♂ AIの歴史や知識も Stab

Google Colab で Stable Diffusion WebUI を試す

「Google Colab」で「Stable Diffusion WebUI」を試したので、まとめました。 1. Stable Diffusion WebUI「Stable Diffusion WebUI」は、「Stable Diffusion」で画像生成するためのWebUIです。 2. Colabでの実行Colabでの実行手順は、次のとおりです。 (1) Colabのノートブックを開き、メニュー「編集 → ノートブックの設定」で「GPU」を選択。 (2) リポジトリ

Google Colab で ComfyUI を試す

「Google Colab」で「ComfyUI」を試したので、まとめました。 1. ComfyUI「ComfyUI」は、モジュール式の「StableDiffusion」のGUIです。グラフ/ノード/フローチャートベースのインターフェイスを使用して、コーディングなしに高度な「StableDiffusionパイプライン」を設計および実行することができます。 特徴は、次のとおりです。

Google Colabでlcm-lora-sdxlを使いAIイラストを作成してみた

推論ステップを2から8までに減らすことができるlcm-lora-sdxlを使ってみました。つまり素早く画像生成が出来ますというのが売りとなります。 上記ページを参考にGoogle Colabで動かしてみました。サクッとできますので良いですね。 promptは、8k画像で、黄金色の髪を持つ美しいサイボーグを描いて下さいとなっています。 !pip install --upgrade pip!pip install --upgrade diffusers transforme

Latent Consistency Models について

 こんにちはこんばんは、teftef です。今回は爆速画像生成ができる Latent Consistency Models についてです。WebUI 拡張やお試しも載せておきます。  拡散モデルの拡散過程は確率常微分方程式 (Probability Flow ODE) を解いて得ることができ、少ないステップによってその解軌道に沿ったサンプリングができるように学習します。これによって、Consisitency Models は Diffusion Model  のサンプリングを

¥500

Google Colab で DreamGaussian を試す

Google Colab で DreamGaussian を試したので、まとめました。 1. DreamGaussian「DreamGaussian」は、「プロンプト」または「1枚の画像」から数分で高品質な3Dメッシュを生成できる手法です。 2. Colabでの実行Colabでの実行手順は、次のとおりです。 (1) 公式リポジトリで提供されているColabノートブックを開く。 2種類のノートブックが提供されています。 (2) Colabのメニュー「ファイル → ドライ

画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 2 StableDiffusionの公開(2022/8~2022/10)

この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。今回はStableDiffusionが公開されてからnovelAIが公開される直前までの間の話をします。 前回の記事はこちら。 StableDiffusionの公開 midjourneyに触れてから一ヶ月ぐらい経った頃、StableDiffusionが公開された。 こういう記事が読まれた。StableDiff

イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

Adobe Illustraor 28.0に搭載された生成AI(ベクターグラフィックの生成)が衝撃的だったので、このページにまとめていきます。 イラレの生成AIの探求は以下の新しいページに掲載しています 新しいイラレ生成AI関連ページイラレの生成AIでハロウィンのイラストを描こう! Live - 2023/10/14-15 Adobe Illustrator「イラレの生成AIを探求する」ライブ配信 本日からロスアンゼルスでAdobe MAX 2023がスタートしました

漫画未経験のエンジニアが今のAIで漫画制作にトライしてみた記録2023年夏時点版

画像生成AIの躍進が目覚ましい。エンジニア兼SF作家の筆者としては、AIが絵を描けるようになるのなら、絵が描けない自分でも漫画制作ができるようになるのではという期待があった。実際に2022年の末頃にはstable diffusionを使った漫画制作UIのプロトタイプを作ってみたこともある。 それから半年以上の月日が経ち、世の中でもMulti ControlNetやLoRAなどの画像生成AIを制御する手法が登場してきた。そろそろ技術も熟してきたということで、漫画の実作に取り組

中国における生成型AIについての暫定措置法と、その反応

生成式人工智能服务管理暂行办法 2023年8月15日から施行 ChatGPTで翻訳したので共有しておく。 参考URL 第一章 総則 第一条 生成式人工智能の健全な発展と規範的な利用を促進し、国家の安全と社会の共益を維持し、市民、法人およびその他の組織の合法的な権益を保護するため、中華人民共和国の「ネットワーク安全法」、「データセキュリティ法」、「個人情報保護法」、「科学技術進歩法」などの法律および行政法規に基づき、本法を制定する。 第二条 中華人民共和国領土内の一般

便利ポーズプロンプトとControlNet_Tileを使用した最近の生成方法【StableDiffusion】

1.最近の生成方法 AI画像生成をされる方は、毎回の生成時にはどんな生成方法で始めていますか?  今回は私の最近の生成方法から、(個人的な)便利ポーズプロンプトと、ControlNetのTileでの方法の一部をご紹介しようと思います。 2.基本セッティング まずはStableDiffusionを立ち上げるわけですが、私の場合はGoogleColabを使ってます。まともに生成するにはコンピューティングユニットの購入が必要なのですが、なかなか使用量(料)が馬鹿にならなくなって

¥300

簡単に Stable Diffusion のモデルを試せる Google Colab の使い方ガイド (Ver2)

 こんにちはこんばんは、teftef です。今回は Colab で動かす Stable Diffusion Ver2 の使い方についてです。  Stable diffusion の WebUI がGoogle Colab 上で警告が出るようになったため、 Diffusers 実装です。今回は大幅なアップデートとなっています。 前回の Version では Diffusers が用意した PipeLine を用いた画像生成なのですが、今回はほぼすべての モデルに対応した形となり

CLIP Text Deprojectorを使って画像生成してみる ~データ増強~

前回、CLIP Text Deprojectorというものを作ったという記事を書きましたが、今回はそれをデータ増強(data augmentation)を用いて改良したという記事です。 前回の記事 他のStable Diffusionの関連記事 Layered Diffusion Pipelineを使うためのリンク集 ライブラリの入手先と使用法(英語) : Githubリポジトリ 日本語での使用方法の解説 : Noteの記事 前回の問題点前回、CLIP Text