アラスカ4世

StableDiffusionなどのAIを使って色々やっていこうとしているクリエイター。ポパピスタジオ代表。漫画『ピピパポピのポパピ』シリーズの作者。 ニコニコ静画 https://seiga.nicovideo.jp/comic/38550

アラスカ4世

StableDiffusionなどのAIを使って色々やっていこうとしているクリエイター。ポパピスタジオ代表。漫画『ピピパポピのポパピ』シリーズの作者。 ニコニコ静画 https://seiga.nicovideo.jp/comic/38550

最近の記事

【告知】アンソロジー同人誌『サイバーパンクマガジン アイアイエー』第3号(仮)の寄稿者募集

概要 2023年5月に創刊したアンソロジー同人誌、『サイバーパンクマガジン アイアイエー』の第3号の制作、編集方針について紹介します。時期的な目標としては12/29~30の冬コミに間に合うように完成、印刷、頒布することを目指しています。 この記事は寄稿してもらいたい方、寄稿を検討している方にミスマッチの少ない状態で原稿の制作に取り組んでもらえるよう、ビジョンや活動の内容を説明することを主眼として執筆しました。 お詫び 1月にもほぼ同様の内容の仮告知を出したものの、諸事情

    • 画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 4 2022年11月以降

      この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。今回は 前回の記事はこちら。 個人的な停滞期 今考えると勿体ないのだが、2022年11月ごろから画像生成AIに触れる頻度が急減し、特に12月は全くと言っていいほど触らなかった。新しいDLCが出たrimworldにはまっていた事なども理由として考えられるが、それ以外の要因のほうが大きいと思う。 12月にはAI絵

      • 画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 3 NovelAI(2022/10)

        この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。今回はNovelAIが公開されてからの話をします。 前回の記事はこちら。 NovelAIの登場 2022年10月、NovelAIの画像生成機能がリリースされた。NovalAIはもともとシナリオを生成するサービスだったが、新たに画像生成機能が追加され、もっぱら画像生成機能が話題になった。 私の知る限り、それまでの

        • 画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 2 StableDiffusionの公開(2022/8~2022/10)

          この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。今回はStableDiffusionが公開されてからnovelAIが公開される直前までの間の話をします。 前回の記事はこちら。 StableDiffusionの公開 midjourneyに触れてから一ヶ月ぐらい経った頃、StableDiffusionが公開された。 こういう記事が読まれた。StableDiff

          画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 1 midjourneyとcraiyon(2022/7~2022/8)

          この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。主に備忘と活動の紹介のために書いています。長くなりそうなので記事を数本に分割し、この記事では初期にmidjourneyを触っていた頃の話を書きます。 2023年頃にこの記事を読む人には、これをきっかけにアラスカ4世の活動に興味を持ってくれると嬉しいです。数年後にこの記事を読む人には、昔はこんな変な事があったんだなと思

          画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 1 midjourneyとcraiyon(2022/7~2022/8)

          【寄稿者募集】アンソロジー同人誌『サイバーパンクマガジン アイアイエー』第2号(仮)の制作について

          概要 2023年5月に創刊したアンソロジー同人誌、『サイバーパンクマガジン アイアイエー』の第2号の制作、編集方針について紹介します。時期的な目標としては11月25日のAIけっと2に間に合うように完成、頒布することを目指しています。 この記事は寄稿してもらいたい方、寄稿を検討している方にミスマッチの少ない状態で原稿の制作に取り組んでもらえるよう、ビジョンや活動の内容を説明することを主眼として執筆しました。 第1号について 第1号(2023年5月号)は寄稿者のバターン檜山

          【寄稿者募集】アンソロジー同人誌『サイバーパンクマガジン アイアイエー』第2号(仮)の制作について

          安物のインクジェットプリンターでちょっと高級なコピー誌を作ってみた

          こんにちは。皆さんAIを使いこなしていますか? 私は微妙です。でももっとがんばってAIを使いこなしてAIの王になりたいと思います。 さて、AIを使ったり使わなかったりしながらコンテンツを作り上げたので、それをコピー本にして同人誌即売会で頒布しました。中身の詳しい紹介は別のところでやるので、この記事では我流のコピー誌の作り方をシェアします。AIけっとに出展する人などにもオススメの記事です。 制作したコピー誌について『サイバーパンクペーパーマガジン アイアイエー』という合同誌

          安物のインクジェットプリンターでちょっと高級なコピー誌を作ってみた

          ChatGPTに和風falloutめいた激ヤバポストアポカリプス世界の設定を考えてもらった話

          こんにちは。ここ数日間、ChatGPTを使って架空の世界の設定を考えてもらう遊びにハマっているのでその様子をレポートします。 やりかた こんな感じのプロンプトを入力し、設定をGPTと一緒に少しずつ考えていきます。コツだと思われるものとしては ・賢くて設定を考えるのが得意な人物を演じてもらう ・ユーザー(というかこの場合は筆者)を楽しませることが目的であると伝える ・重要な設定(この例の場合は中世ファンタジーであることや亜熱帯気候など)は丸投げせずに人間が考え、細部はGP

          ChatGPTに和風falloutめいた激ヤバポストアポカリプス世界の設定を考えてもらった話

          つまんねーけど面白い?!AIクリエイター・ゲーム開発者達による『AI 2041』読書会

          この記事は2023年3月13日に開催した『AI 2041』というSF小説のオンライン読書会のレポート記事です。書評のような要素を含んでいるので『AI 2041』がどのような本なのか知りたい人にもおすすめです。 『AI 2041』について元Google中国社長であるカイフー・リーとGoogleでの勤務経験のあるSF作家のチェン・チウファンが書いた小説です。2041年の世界各地を舞台にした10個の短編と、それぞれの短編で登場する技術(深層学習や自動運転車、量子コンピュータなど)

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          【寄稿者募集】合同同人誌『サイバーパンクペーパーマガジン アイアイエー』を創刊します

          概要 AIなどを活用した同人文化の発展と多様化、そして未知の表現を模索するために合同誌(アンソロジー同人誌)を制作します。タイトルは『サイバーパンクペーパーマガジン アイアイエー』です。内容はAI生成イラスト、AIや他の新技術に関する評論や紹介記事、小説などの読み物、もしくはそれらを内容を漫画にしたものを想定しています。5月のコミティアと文学フリマに出展することが当面の目標です。 寄稿していただける知り合いを数名スカウトしたのですが、もっと広範に寄稿者を募集したいのと、その

          【寄稿者募集】合同同人誌『サイバーパンクペーパーマガジン アイアイエー』を創刊します

          『バーチャル地球を救え!』開発記 後編

          ポパピスタジオ代表のアラスカ4世です。本記事では前編、中編に続き、私が公開したフルAI作画ノベルゲーム『バーチャル地球を救え!』の開発中に起こった事や考えた事を書き、読者の皆様と知見を共有したいと考えています。まだ前編や中編を読んでいない方はまず前編から順番に読むことを推奨します。 前編と中編の概要 前編では登場する全てのイラストをStableDiffusionというAIに生成してもらったノベルゲーム『バーチャル地球を救え』の開発に至る経緯と開発方針について書きました。中

          『バーチャル地球を救え!』開発記 後編

          『バーチャル地球を救え!』開発記 中編

          ポパピスタジオ代表のアラスカ4世です。本記事では『『バーチャル地球を救え!』開発記 前編』に続き、私が公開したフルAI作画ノベルゲーム『バーチャル地球を救え!』の開発中に起こった事や考えた事を書き、読者の皆様と知見を共有したいと考えています。まだ前編を読んでいない方はまず前編を読むことを推奨します。 前編の概要 前編では作品紹介、自己紹介、開発に至る経緯を説明した後、次のような開発方針を決めました。 ①ノベルゲーム制作のノウハウを得るために作る ②画像生成AIのテスト、デ

          『バーチャル地球を救え!』開発記 中編

          『バーチャル地球を救え!』開発記 前編

          ポパピスタジオ代表のアラスカ4世です。本記事では私が公開したフルAI作画ノベルゲーム『バーチャル地球を救え!』の開発中に起こった事や考えた事を書き、読者の皆様と知見を共有したいと考えています。 『バーチャル地球を救え!』について 『バーチャル地球を救え!』は私の制作したノベルゲームで、使用した全てのイラストがAI『StableDiffusion』によって生成されている事が特徴です。 本記事は『バーチャル地球を救え!』のネタバレを含むので、まず下のリンクからゲームをプレイし

          『バーチャル地球を救え!』開発記 前編

          鬱屈したオタクの夢を叶えるためにノーチラス号が作られ、SFが生まれた 死にゆく僕たちの読書会第1回レポート ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』

          アラスカ4世です。今回は、4月24日に開催した死にゆく僕たちのオンライン読書会 第1回の様子をレポートした記事を書きました。どうすれば読書会の魅力を上手く伝える事ができるかまだわかっておらず手探りで記事を書いていますが、よろしくお願いします。 課題図書:ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』1870年に発表された有名なSF冒険小説。主人公たちはノーチラス号という潜水艦に乗って海中を探検したり、色々な危機に巻き込まれたりする 参加者:アラスカ4世 筆者。この読書会を主催した 檜山

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          【シンエヴァネタバレ解説】残酷な天使のように 少年よ宇部興産のすごい技術者になれ

          この記事では宇部興産という企業に注目しつつ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の新しい作品解釈を提示します。記事の約6割が宇部興産の説明、残りがエヴァの感想と解釈で構成されています。 筆者が宇部興産に着目した経緯初見で釈然としなかった部分 映画の前半の主な舞台は第三村という名前の村だ。シンジ、綾波、アスカは放浪の末にこの村にたどり着く。前近代的な手作業による農業を主産業とするこの奇怪な村で、綾波が農作業や挨拶を通じて社会性を高めたり、シンジが鬱状態から立ち直ったり、トウジな

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