幸せを引き寄せる琉球菓子「サーターアンダギー」
はいたい。琉球ごはんの瑞樹です。
昔から、食べ物にも運気を高めるがあると言われます。例えば、お正月にいただく「おせち」が代表例。めでたさを重ねる、という意味から、一の重、二の重、三の重と呼ばれます。「よろこぶ」から昆布巻き、先の見通しがよくなるようにという思いから蓮根、というように、それぞれ意味がありますね。
沖縄にも、そういう運気をあげる食べ物は多くあります。その一つがサーターアンダギーです。
「福を呼ぶ」と言われる理由
サーターアンダーギーの特徴はこの割れ目。
パッと咲いた笑顔のように見えることから「福を呼ぶ」「縁起物」として、お祝い行事や記念日のお供えのおやつとして、親しまれてきました。
琉球王朝時代に、中国で調理技術を学び帰った料理人が作ったのがサーターアンダギーの始まりと伝えられています。
中国には「開口笑」というサーターアンダギーとよく似たお菓子があります。
レシピもそっくり。開口笑には、必ず油(バターかラード)、ごまを使うようです。サーターアンダーギーも、そういうレシピがあるので材料はほとんど一緒だなぁと思いました。
揚げ物って大変じゃない?を覆す理由
よく「揚げ物ってめんどうだ」という声を聞きます。確かに、周りに油がはねたり、匂いが気になったり、揚げた後の油の処理という手間が出てきます。
私もその気持ちはわかります。
だけど、サーターアンダギーについて言えば、特別なのです。
まず、サーターアンダギーは低温で揚げるので、他の揚げ物に比べると、油のハネや匂いは控えめであるというのがあります。手で丸めて揚げるので、工程もシンプル。生地の準備はボウル一つで済みます。
何より、揚げたてのアチコーコーのサーターアンダギーは、面倒くささをなかったことにしてくれる美味しさがあると感じます。
今回もこのレシピで作りました。ご近所さんにもお裾分けをしようと思い、2倍量で作りました。というかいつもすぐに無くなっちゃうから、毎回この量で良いかな、という気がしました。
失敗は成功のもと
おいしいサーターアンダギーの特徴は、さくさくとしていて、ぱっかーんときれいな割れ目があり、カラッと揚がっていること、だと思います。
自分のつくるサーターアンダギーをおいしいと思えるようになったのは最近のこと。
それまでは何回作っても美味しくできなくて、サーターアンダギーの手作りをやめていた時期もありました。
失敗を重ねて、だんだんとコツを掴み、
今では自分で作るサーターアンダギーが好きになりました。
たくさん失敗をした記録はこちらのnoteにてかいています。「今日の注目記事」にも紹介いただきました。note編集部さん、ありがとうございました。
やっぱり揚げたては格別
そんなこんなで、今日のサーターアンダギーのできあがり。失敗なし、全員スタメンです。
嬉しくて、ついつい、色んな角度から撮っちゃいました。
甘さは全て沖縄黒糖でつけたのですが、今日の黒糖は、甘さ控えめでした。
黒糖の産地や商品によって甘さが違います。
今度は、生地の時点で、味見をして調整をしようと思いました。
精製された砂糖に使い慣れていると、こういう事に気付けませんね。
まだまだ研究の余地ありです。
こうしてアチコーコーのサーターアンダギーを食べて、幸せなひとときを過ごせました。福を呼ぶおやつであることは、間違いないですね。
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