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英会話は恥の数だけ上手くなる

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日本人が苦手な英語。その中でも苦手な英会話は「恥の数」だけ上達すると身をもって体験している著者の考えや経験をまとめます。
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記事一覧

空気を学ぶ

空気を学ぶ

僕が初めてしっかりと英語を意識して生活をしたのは、大学在学中にカリフォルニアのデイビスという小さな片田舎にあるUC DAVISを訪れた時だ。

大学が主催する短期留学プログラムが壁に貼られており、UC DAVISに1ヶ月交換留学として行くメンバーを募っていたのだ。特に英語は好きではなかったし、勉強する気も正直ゼロだった。ただ、ダラダラと過ごす毎日が嫌で、刺激を求めて応募することにした。

アメリカ

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英語ができないくせに、LAで個展を開催出来たわけ

英語ができないくせに、LAで個展を開催出来たわけ

前回のnoteに記載した、バンクーバーでの自作のフライヤー配りに関連する話だが、ロサンゼルスのエコパークという地域にあるHANCHOLOというジュエリーブティックで1ヶ月間、個展を開催させてもらったことがある。

今でこそエコパークエリアはおしゃれエリアとして認知されていると聞くが、当時(10年程前)のエコパークは、地元のタトゥーだらけの奴ら(複数人)の情報だと、パーク内にある池が汚いので、年

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ルーティーンの英語

ルーティーンの英語

英語が全く話せなかった当初を振り返ると、「俺はどうせ英語は話せない。頑張っても無駄だ。やめやめー。」と完璧なストッパーを自ら設け、そのストッパーがなにか?或いは、英語とはなにか?という大前提の部分についても考えることはしなかった。

とにかく「英語=難しいもの」という先入観と、「英会話=英語を流暢に話す」というルールで自らをがんじがらめにしていたのだ。

今でも英語は難しいと常々思っている

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得意なもので不足を補う

得意なもので不足を補う

もう10年程前になるが、カナダのバンクーバーに1年半ほど滞在していた。
目的は、スケートボード。とにかく毎日大好きなスケボーをしたい!とタダそれだけの理由で、西海岸のバンクーバーを選んだのだ。

到着初日のバスの車窓から町のパーク見えて、それだけでテンションが上がって、初日からスケボーを持って街をぶらついていた。

バンクーバーはスケーターに寛容で、道端で滑っていてもあまり嫌な顔をされない。それど

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会話=言葉+目線+体

会話=言葉+目線+体

日本人と欧米人の会話においての大きな違いは、表現の大きさの差だと思う。

日本人は言わずもがなだか、ゆっくりと相手を見ながらボディランゲージの多くを相槌が占めている。

一方、欧米人は体全体で会話をする。しかも目力が強い。相手を凝視して話していたかと思えば、いきなり立ち上がりより詳しく説明したり、手を叩いたり、1人で笑ったり。とにかくアクションが多様だ。

これは、僕が両方の会話をしていて感じるこ

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苦手な相手との会話のコツ

苦手な相手との会話のコツ

先日、スコットランド人の友人と夕食を食べた。久々に会ったという事もあり、僕の中で、会話のリズムを掴むまでに時間がかかった。その理由の一つは、ジョークの多さだ。

スコットランドはグレートブリテンの一部で、よく、イギリス国民はどんな事案でもブラックヒューモアに変えると言われるが、スコットランド人も全く例外ではない。彼らは目に入ったものをダイレクトに表現はしない。少しアイロニーにそして、頓知のきいた質

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日本人と欧米人の道の尋ね方の違いから見る英会話克服術

日本人と欧米人の道の尋ね方の違いから見る英会話克服術

自己主体 VS 目的主体
あなたは知らない国で道を尋ねたことがあるだろうか?初めての観光地で、ガイドブックを必死に見ながら夕食のレストランを探す。観光客が多く集まっている場所ではどこも同じように繁盛しているように見えてしまい、どこが目的地なのか余計にわかりづらかったり。そこで思い切って英語で目的地をきいてみる。

そんな時、あなたなら下記のどちらで尋ねるだろう。

"Where is this s

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What??に臆するなかれ

What??に臆するなかれ

日本人の「空気を読む」会話術先日、スコットランドからきているスコットと言う人と話していると、改めて気づいたことがあった。

それは、日本人との会話と違ってよく、”What?”とか”Sorry?”と内容の理解ができない意思表示をされることが多いという事だ。

日本人は文化的に「空気を読んで」生活を営んでいる。それはコミュニティの大小に関わらず、和をもって尊しと成すという言葉があるように、言い方は悪い

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「なりふり」を気にする日本人と、気にしない外国人たち

現在、某外資系企業で外国人の上司や国際色豊かな同僚と仕事をしているとつくづく感じることがある。それは、彼らは間違いに対して「なりふりを構わない」ということだ。そんな外国人のスタンスを垣間見る度にむかし歴史の授業で習った元寇(げんこう)を思い出したりする。

鎌倉時代にフビライ・ハン率いるモンゴル帝国の侵略を北条時宗率いる鎌倉幕府が受ける形となったこの有名な戦い。簡単に言えば、島国の日本にモンゴルが

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アウトプットとインプットの関係性

アウトプットとインプットの関係性

変わらぬ教育スタイル 教壇に立つ先生に、教室の生徒が同じ方向に向いて座り、黙ってノートを取るスタイルが日本の教育現場では当たり前だし、僕も含めてそういった風景に疑問を抱かずに学生生活を送ってきた。先生が教科書をページ順に進めながら、重要なポイントを解説していき、それを聞き漏らすまいと静かに座って耳を傾けるのである。僕はこれが苦痛で仕方がなかった。気になるフレーズは声に出して発音してしまって先生に何

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