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#スペイン
また戻る、サンティアゴ・デ・コンポステーラ【ポルトガルの道(終)】
(注:いきなり最終回から書きました)
またこの場所に戻って来られるなんて夢みたいだった。
6年前は、大掛かりな改修工事中で青い足場が組まれていたサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂だったが、初めて全貌をはっきりと見ることができた。
まぶしい。
そして大きい。
あちこちで抱き合うペレグリーノ(巡礼者)たち。
「We made it!」
私もフェデリコと抱き合う。
少しだけ早く着いていたクリス
船で進むスピリチュアルの道【ポルトガルの道#11】
歩き旅、ポルトガルの道の旅11日目。
これまでの巡礼旅で、最も遅く起きた朝である。いつもは夜明け前から歩き始める私だが、今日は、宿のすぐそばの船着場から朝8時に出る船に乗って、川を上って進むことから始まる。朝7時過ぎに目覚めて、船着場までクリスティーナと共にのんびり歩いて向かった。
昨日のはこちら↓
ここからは歩き旅でかなり珍しい行程になるが、1時間ほど船に乗って川を上って進む。歩くのではなく
スピリチュアルな森の道【ポルトガルの道#10】
歩き旅、巡礼旅、ポルトガルの道も10日目、いよいよ終わりに近づいてきた。
昨日から「Variante Espiritual スピリチュアルの道」を選んで、少し迂回しつつ、聖ヤコブの遺骸が運ばれた道を歩いている。
今のところ、この道のスピリチュアルというものが何なのかはあまりピンと来ていないが、初日の昨日が、今までで一番ハードな道のりだったのは間違いなかった。
今日も今日とて、日の出前から歩き始め
スピリチュアルの道へ【ポルトガルの道#9】
ポルトガルのポルトから8日間歩き続けてきて、本日9日目はいよいよ最終ステージに入ると言っていい。
今日は、大きな分かれ道があり、ポルトガルの道の巡礼路を歩く人の1割しか選ばないと言われている方のルートを、私は選んで進むことになる。
そのルートの名前は、「Variante Espiritual」通称「スピリチュアルの道」。
なかなか意味深そうな名前である。
そこから3~4日後にはゴールのサンティアゴ
思い出のガリシア【ポルトガルの道#8】
ポルトガルの道、歩き旅8日目。
昨日あたりから、ぽつぽつと歩いている巡礼者が増えてきた。2つのルートが合流したせいである。明日にはまた分かれ道があるから、昨日と今日が、一番歩く人が多い行程かもしれない。
夜明け前に出発したが、今朝に限っては、夜明け前から歩き始めている人が私の他にも数名いた。夜明け前の静かな道を独り占めして歩く私のささやかな楽しみは、残念ながらお預けとなった。
都会を抜けて、お祭りの町へ【ポルトガルの道#7】
ポルトガルの道、歩き旅7日目。
今日でポルトガルのポルトから歩き始めて1週間である。
「ポルトガルの道」という名称だが、すでにスペインに入っている。
今日歩く道は、これまでとは少し趣が異なる。旅仲間の巡礼者たちもいつもよりも少しワクワクしている雰囲気があった。何が違うかと言うと、ルート上に大都市があるのだ。
スペインのガリシア州最大の都市、Vigo(ヴィーゴ)に立ち寄ることになる。前日に宴会をし
道から外れてボカディージョ【ポルトガルの道#6】
ポルトガルの道、歩き旅6日目。
昨日は19kmしか歩かず、足や体的には物足りなかったが、その分宿でゆっくりと韓国人夫婦と話せて、宴会ができたので、楽しかった。それにしても、毎日毎日いろんな人と出会って仲良くなれるから、楽しいし不思議。
今日は予定では、昨日の1.5倍の30km以上は歩くし、泊まる宿は丘の上にあるようだ。「ようだ」と言うのは、適当に予約してみた後に宿の場所と標高を確認したら、少し巡
スペインで食糧難とポゴシプタ【ポルトガルの道#5】
歩いて旅するポルトガルの道5日目。
足が仕上がってきている。
これは、こういう巡礼旅等のロングトレイルを歩く人なら分かってもらえる感覚だと思うが、足が仕上がりまくってきている。
どういうことかと言うと、足の太ももやふくらはぎ、膝、股関節などの筋肉痛等に悩まされなくなり、スイスイと足が前に踏み出せて、足の裏も固く強くなってきて、靴擦れなどができそうなリスクを乗り越えられた頃合いがやってくる。それを「
スペインへの国境越えはボートで【ポルトガルの道#4】
歩いて旅する、ポルトガルの道4日目。
3日目はすごく楽しかった。
まだ歩き始めて3日目だけど、歩き旅カミーノの醍醐味、よい出会いとよい宴と適度なハプニングに溢れた一日だった。まだソファーで寝ていたデイヴを起こして、後でねと伝え、まだ寝ぼけているクリスティーナとはヘビに襲われずに済んだことを確認しあって、いつものように一人で先に宿を出た。
昨日の楽しい時間を一人で思い出しながら歩く。
この先のル