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令和6年/2024年4月の総括と雑感

4月になって、遅れていた桜が満開になった。僕の幼少期は桜といえばこれくらいの時期だったので、気候変動は確実に起きているということなのかもしれない。

3月末からの謎の体調不良を少し引きずってしまい、なかなか気持ちが晴れない日が続いていたが、気候が穏やかになるにつれ恢復してきた。とはいえ、仕事も毎日詰まっていて疲労の溜まる1ヶ月だった。

山形で昔の恩師と飲みに行く。これまでも東北に用事が出来ると、何とか山形泊まりにして不定期にお目にかかってきたのだが、先生が早期退職されて今年ではや30年。時の流れは凄まじく速いと思う一方で、師弟ともども健康で酒もご飯も普通にとっていられるのはそれだけで幸せなことなのだと感じずにいられない。
その恩師を有志で東京にお招きして、5月に一席設けることとなっている。成り行き上僕が幹事役を務めているのだが、こういう機会は誰かが不意にもたらしてくれてりはしないのだから、自分で切り開いてゆかねばなるまいと強く思う。

時の流れといえばもう一つ。
今月、友人の娘さんがiPhoneを買い替えて、機種移行を手伝うことになってお宅にお邪魔した。
その際、芦原妃名子急逝の話題になり、友人のお子さんが
「誰それ」みたいな顔をしていたので
「漫画家なんだけど『砂時計』とか知らない?」と言ったら更にキョトンとして、友人のご夫人には
「ミズノ君『砂時計』なんて読むの?」と驚かれる。
たしかに『砂時計』の原作の連載期間は2003〜05年。僕が観たのは映画だけど、それも2008年公開だから、その子は生まれてもいないし、映画から入ったと断らないと、この僕が少女漫画を読んでる違和感は相当大きいだろう。
ついこの前のような気がするけど、20年も前の作品だから、今の子供世代が知らないのはむしろ当然。
こうやって自分の思考が過去に執着して、時代とズレてゆき、情報がアップデートされないオッサンになってゆくんだと気づかされて愕然とした。

【今月の総括】
(1) 読書
今月は実に83冊読んだ。1月からの通算は266冊。年間目標200冊を早々に突破してしまう(達成率133%)

(2) 映画
4本観る。
『早春物語』
原田知世が脱アイドルを期した作品、とのことだが、後年の落ち着きはなくお芝居もそれなりなと印象。
赤川次郎による原作は、原田を当て書きしていたというけれど、映画化に際しては赤川の十八番たるミステリーの要素がなくなり、さらにロマンスのお相手が林隆三という濃さに若干おののく。
『太陽の季節』
主人公たちを長門裕之、南田洋子が演じるというのはいささか無理のある設定のように思えるが、それだけに、チョイ役で出演した本物の太陽族たる石原裕次郎の姿が引き立ち、後の大スタアへの階段になったのだろうと思えてしまう。
『ヨーロッパ横断特急』
メタフィクションと呼ばれる不思議な構成で展開される、パリからアントワープまでの鉄道での道中を描く作品。シェンゲン協定もない当時は、フランス・ベルギー間でも国境審査と税務申告のシーンがあったのが印象的
『北ホテル』
マルセル・カルネ監督による名作。すべてオープンセットで撮影したというからそのスケール感が凄い。

1月からの通算は12本。年間目標12本を達成する(達成率100%)

(3) 食べる
今月は特に意識してこれを食べようとは思っていなかったけれど、池袋の「清水屋」で食べたカツカレーが美味しかった

(4) 友達と会う
上述の通り、友達ではないけれど、出張の途次山形で恩師と会食。
友人宅に訪問するも友人自身は単身赴任で日本にはおらず、娘さんのiPhone機種移行にいそしむ。LINEなど一部のアプリだけは仕組みを分かっていないとデータが消えかねないし、若い子にとっては死活問題であろうから、慎重に作業した。
これまた友人ではないのだが、昔の取引先の方に招かれて展示会に伺う。旧交を暖める機会を持てたのは良かった。

(5) 旅をする
今月もあちこちに出張した

(6) 語学の勉強
フランス語は母校のフランス語講座に参加。英語は何もしない状態が続いているので、ショートコラムを書き始めてみようかと思案中。不格好でも正統な表現でなくても、アウトプットをしなければ改善も上達もしないと思うから。イタリア語は、4月から始まったNHKの新しいテレビ講座を見始めている。基礎の部分はフランス語と非常に似ているので、語彙と動詞の活用をしっかりせねばと思いながら、何年も放置してしまっている………

(7) 息子と過ごす
高校に入学。中高一貫校なので、制服もほぼ同じだし目新しさはない。中学までやっていた野球には一区切りをつけて別のスポーツに取り組むらしい。新たな目標を持ってくれれば良いのだが。

(8) アウトプット
400字コラムと書評を書く

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