桜、桜、桜、そして人
どうも西尾です。
昨日は気持ちのいい一日で、暑いくらいでした。
今日も暑くなりそうで、昼間は半袖でも大丈夫かもしれませんね。
桜、桜、桜、そして人
大川沿いにて
気持ちのいい陽気。
春を通り越して初夏のよう。
暑くてワイシャツの袖もめくる。
ここは大川。
現在の淀川から南に分かれて、天満橋周辺で寝屋川と合流し、中之島では堂島川と土佐堀川に分かれ、再び二つの河川が合流した後には安治川もしくは木津川となり大阪湾へとつながる。
この大川こそが元々の淀川だった。
そんな大川沿いには桜が綺麗なお花見スポットが多くある。
その一つが源八橋から桜宮橋を経て、天満橋までの大川沿いの桜並木。
桜宮橋を渡った大川右岸には造幣局や造幣博物館があり、造幣局の桜の通り抜けは毎年大人気で今では事前予約で予約の出来た人しか通り抜け出来ないらしい。
造幣局の中でなくとも桜並木が多く、綺麗な桜が満開に咲きみだれている。
また多くの屋台も出店しており、人出も多くお祭りのよう。
今回はJR環状線の桜ノ宮駅から歩いた。
桜ノ宮駅には既に多くの人で溢れており驚きを隠せない。
ハイキングにでも来たような感じ。
桜ノ宮駅のすぐ近くには名前の通り櫻宮がある。
主祭神は天照皇大神で元々別の地にあったところ、1620年の大洪水で流されて今の場所へと移ってくる。
現在の大川沿いが桜で有名であるのは、この神社が移ってきた後に桜を植樹していったことが始まりとされる。
この神社の鳥居がまた面白かった。
おそらく石で造った鳥居と思われるが、鳥居上部に線が入っており分解できるように見受けられる。
桜ノ宮にはこのような歴史のある神社がある一方で、周辺にはラブホテルも多く、土曜の真昼間から人の出入りが目に付いてしまい何だか複雑な気分になってしまった。
神社の境内の八重桜は未だ蕾の状態だったのでこれから咲き始めるかな。
おそらくその姿も綺麗なもので社殿とも似合いそう。
境内の樹木の枝に黄色のプラスチックの板が吊るされている。
最初は何だろうと思ったがどうもカラス除けとのこと。
そう言えば最近はCDやDVDディスクを吊るしているところをあまり見なくなったようにも思える。
ディスクの代わりに今では黄色のプラスチック板を使うようになったのか。
でもディスクの方がキラキラしていて効果がありそうとか思うけど、実際のところはどうなんだろう。
カラスは黄色が苦手だとか。
すいません、嘘を書きました。
カラスは別に黄色が苦手というわけではないみたい。
カラスは紫外線を見ることができ、この黄色のプラスチックの板には紫外線をカットする特殊な材料が入っており、紫外線をカットすることで、カラスに見えないように出来るみたいです。
街中で黄色いゴミ袋やカラス除けネットを見かけるのもそのためだとか。
てっきりカラスは黄色が苦手なのかと思っておりましたが、そうでは無かったみたいです。
私も今回で勉強になりました。
こうやって案内看板を見てみると都島区に多くの史跡・旧跡があることが分かる。
神社を後にして再び大川沿いを歩き出す。
河川敷にはビーチテニスの競技場があり、多くの人がテニスを楽しんでいる。
ビーチテニス。
初めて見聞きしたけど本当にビーチのような砂場でテニスをしていた。
ただ、テニスというよりバトミントンをしているようにも見えたけど、一応テニスをしているらしい。
確かに、シャトルではなくボールを打っているように見えたけど。
大川を挟んだ対岸の帝国ホテル下の河川敷にも桜並木があり、ちょうど満開になっていた。
これだけ桜が満開になっているから人も多いはず。
写真を撮影する外国人観光客の姿も多い。
着物姿の女性が桜の木の下でポーズをきめる。
ポーズなのか分からないけど、少し俯き加減でただ一点を見つめている。
一眼レフを手にしたカメラマンがすかさずシャッターを切る。
モデル撮影か何かだろうか。
土曜日ということもあり高校生や大学生が部活動か何かで走っている。
こんな天気の良い日に満開の桜を見ながら走るのは気持ちいいと思う。
私も走りたい気分であったけどジーンズで走るのには少し無理があるかな。
そうこうしていると桜宮橋まで歩いてきた。
桜宮橋を渡ったところには造幣局がある。
桜の通り抜けもあってかすごく多くの人で賑わっている。
桜宮橋はその色から銀橋の愛称でも呼ばれており、建築家・武田五一氏による設計・デザインで昭和5年(1930年)に完成した。
武田五一は関西近代建築の父と言われる建築家で、近代建築以外にも法隆寺や金閣などの文化財の修復にも取り組んだことでも有名。
有名なところでは京都大学の本館や京都市役所本館、京都・岡崎にある京都府立図書館などが武田五一による設計の建物。
この桜宮橋の隣には新桜宮橋(新銀橋)が2006年に完成しており、こちらは建築家・安藤忠雄氏によるデザインコンセプト。
桜宮橋・銀橋を渡り終えると、螺旋階段を降りて造幣局すぐ側の河川敷へとやってきた。
ここにも多くの桜が植えられており満開に咲き誇っている。
桜の木の下でレジャーシートを敷き、お花見を楽しんでいる家族連れやカップル。
ビールを片手に顔を真っ赤にして楽しく笑いあうオッチャン二人組。
既に出来上がっている。
屋台からは威勢の良い呼び声が聞こえてきて縁日のようだ。
昨日、4月6日は一粒万倍日と大安が重なる縁起の良い日であったから、あながち間違いではないかもしれない。
大好きなベビーカステラの屋台もあったし、中津唐揚げの屋台もあった。
この中津唐揚げというものを食べたことが無いので一度は食べてみたいなと思っているがあまりにも人が多過ぎて今回も買えず。
大分のB級グルメとのことで、普通の唐揚げと何が違うのか気になるところ。
一度は食べてその美味しさを確認したい。
造幣局の桜の通り抜けは事前予約が必要だったため行っていないが、それでも綺麗に咲き誇る満開の桜は十分に見応えのあるものだった。
先週末は未だ蕾の桜が多く、開花が遅いなと思っていたが一気に開花が始まり直ぐに満開になった。
次の週末には桜は散っているかもしれない。
行くなら今のうちに、かもしれない。
今年の桜は短いかも。
以上になります。
お読みいただきありがとうございました。