
視線の先には何がある?
どうも西尾です。
今日の大阪の天気は晴時々曇・最高気温14℃の予報(Yahoo!天気より)で昨日より過ごしやすい1日となりそうです。
週末の日曜日は広い範囲で天気が悪そうですね。
視線の先には何がある?
近所の地域猫
野良猫のことを地域猫と呼んだりしませんか?
野良猫も地域猫もどちらも猫に変わりはありません。
家の飼い猫とは違います。
でも、野良猫より地域猫の方が親しみがあると言いますか、この地域で同じように生活する住人の仲間のように思えてきます。
それが良いのか悪いのかは別として。
個人的には地域猫より野良猫の呼び方が好きです。
“ちいきねこ”の5文字より、“のらねこ”の4文字の方が言いやすい。
それに、既に“のらねこ”で慣れてしまった。
でも、ここでは地域猫にしておきます。
そんな地域猫を先日の散歩中に見かけました。
私がスマホを向けていることにも興味を持ってくれません。
たいがいスマホを向けたりすると逃げ出すか、にゃ〜と鳴いてくれることが多いのですが、今回は全く微動だにもしませんでした。
ただ、一点をひたすらに見つめる。

猫のことはあまりよく分かりませんが、何か警戒でもしているのでしょうか。
にゃ〜、と声をかけてみます。
…
無反応。
なんだ、冷たいな。
この地域猫、せっかくの白い毛が汚れていました。
汚れを落としてあげると白い綺麗な毛になるのだろうなと思いました。
でも、猫は水が苦手とか。
なら、仕方ないか。
そう思いながら、猫の視線の先に向かって歩いて行きました。
この地域猫は一体何を見つめているのか。
なんだろう?
…
地域猫が見つめているのが理解出来ました。
そこには、リードのついていない犬が地面の草を食べていました。
リードはついておりませんでしたが、首輪は着いており、飼い主さんも直ぐ近くで見守っていたので、こちらとしては安心しました。
でも、地域猫としてはびっくりすること。
自分よりも体格の大きな犬がリードもつけずに、野放しにされていたら。
犬は嗅覚が良いので、猫の臭いを感じてこちらに走ってくるかもしれません。
そりゃ、スマホを向けられても眼中にも無いはずです。
首輪が着いており近くに飼い主さんもいてたので、私も安心できましたが、もし野良犬だったとしたら、その場で硬直していたかもしれません。
地域猫と一緒にただひたすらに一点を見つめていたのかも。
側から見たら硬直している変な奴、にしか見えませんが。
そんな場面を想像するとなかなかシュールで面白いですが。

そういうことか。
この地域猫は犬を見つめていたのか。
なるほど。
私はその場を後にしました。
別の場所を歩いていると今度は黒い地域猫を発見しました。
歩道橋の上を歩いていました。
下を覗いてみます。
なんか黒くて丸っこい物体が。
何なんだと思いました。
でも、よく見ると白い部分が。
猫の鼻部分でした。
そして側溝側に少し垂れているのは猫の尻尾。

なんだ。
黒い地域猫か。
それはそれで良かったです。
黒いビニール袋で何か得体の分からない物が入っているとなると、それはそれで事件です。
この黒い地域猫も先程と同じく、スマホを向けても逃げ出したりしませんでした。
試しに、にゃ〜と声をかけてみるも反応なし。
なんだ。
またか。
冷たいな地域猫だな。
そう思って見ていると、その地域猫に人が近づいているではありませんか。
こちらとしてはびっくりしました。
黒い地域猫は人に慣れている。
そして私が発した、にゃ〜という声を誰か知らない人に聞かれた。
驚きと恥ずかしさで、一人パニックになってしまい、その場を後にしました。
後から分かったことですが、黒い地域猫に近づいていた人は猫に餌をやっていたみたいで、近所では有名な人でした。
餌付けをしている。
それが良いのか悪いのか、私には分かりませんが。
猫からしたら餌をもらえてラッキーです。
私も“チャオちゅ〜る”を持参して、この地域猫たちに好かれようか。
なんてことを考えました。
ダメだった。
私は猫に触れると鼻がムズムズしてしまう。
それなら仕方がない。
遠目に見て癒されるだけにしよう。
でも、いつか猫のモフモフというのも味わってみたい。
本当にモフモフするのか。
気になる。
モフモフだと思って触ってみると、骨を触っている様で意外とモフモフはしていないのかも。
と考えてみたり。
本当にモフモフできるのは肥満体型の猫じゃないと出来ないのかもしれない。
ジブリ映画『猫の恩返し』に出てくる、名前が何とかという猫はモフモフしそうだと勝手に想像したり。
モフモフを経験したこと無いので全くの主観ですが。
さて、地域猫の視線の先は野放しの犬と餌をくれる人でした。
視線の先。
あなたの視線の先にもきっと何かがあるでしょう。
犬や猫、はたまた誰かがあなたをじっと見つめてきたら、それは何かがある、ということです。
我々にも見える何かが。
はたまた、我々には見えない何か、かもしれません。
寒気と同時に背筋が凍るような感じがして。
体が重く感じ、身体中から汗が滲み出す。
その時にはきっと、気付くはずです。
…
…
…
…
…
顔に黒ペンで描いた落書きがあることに気づくかも(笑)
私のように。
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
