何にもしない日
どうも西尾です。
今日の大阪の天気は曇時々雨・最高気温25℃の予報で(Yahoo!天気より)、特に今晩から明日朝にかけては雨足が強まるみたいです。
気温が上がり暑くなり出したので、エアコンのフィルター掃除もしないといけないと思いながらも一向に掃除ができておりません。
いつになったら重たい腰を上げるか。
何にもしない日
ぼーっと窓から差し込む太陽の明かりを見つめる。
床のフローリングに映るのは反射した本棚の影。
本棚に並ぶたくさんの本や雑誌とフクロウの置き物。
背表紙を見るとどれもよく似た内容の本ばかり。
フクロウの置き物とも自然と目が合う。
テレビもラジオも消して、聞こえてくるのはスズメの鳴き声や犬の鳴き声、道行く車の走行音、上空を飛ぶ飛行機の飛行音。
今日は何にもしない。
何もしたくない。
ぼーっと部屋の中を見渡すだけでいい。
頭の中でも何も考えない。
何も考えずに何もせずにただ単にぼーっとする。
時計の針がチクタクチクタク。
時間だけが流れていく。
それでいい。
机の上においてあるスプレー容器に入ったボディーミスト。
スプレーの容器も液体も透明だから、容器越しに向こうが見える。
屈折して歪んで見える向こうの景色。
それを手に持ち何も考えずに見つめる。
私の手の中に広がるまた別の世界。
歪んで見える世界。
でも、歪んでいるのは本当はこちらの世界なのかも。
そもそも歪んでいない世界なんて無いのかも。
歪んでいるのが普通のことなのかも。
歪んだ世界で生きる。
背中に翼をつけて。
窓から飛び出す。
何も考えずに。
ただひたすらに自由になりたくて。
自転車のベルが鳴る音が聴こえてくる。
心地よい音。
ベルの音がこんなにも心地よいなんて。
イヤホンから聞こえてくる音とはまるで違う。
カラスの鳴き声。
カラスの鳴き声って昼間に聞くのと、夕方に聞くのとでは全然違う。
夕方に聞くカラスの鳴き声は寂しい。
また窓をぼーっと見つめる。
壁際に置いてある読みかけの本たち。
中途半端に読んで栞を挟んだまま。
読み終えないと、と思う。
でも手が伸びない。
今は読みたく無い。
何もしたくない。
壁際に置いてあるだけでも意味があると思っている。
それで心が休まる。
また手に取って読むと思う。
でも、それは今じゃ無い。
今日は何もしない。
ただ、ぼーっとする。
何かしていないと落ち着かない?
でもいつも何かしている。
今日くらい何もしないで良いんじゃない。
たた、ぼーっとしよう。
何も考えずに。
ぼーっとするのも大事じゃないかな。
何もせずに。
今日は何にもしない。
何にもしない日。
以上になります。
お読みいただきありがとうございました。