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読書をしない人が純粋に本を選んだら?

書店で本を買うとき
つい失敗したくなくて
値段と内容をしっかりチェックして
ちゃんと、コスパの良いものを選んでしまう。

読みたいなぁと思っても
値段が高い…
内容がおもしろくないかも…
自分には必要なさそう…
と購入を諦めてしまう。

確かにそうして買った本に間違いはなく
良い員い物にはなるのだが
ふと思った。

面白くない。

もしも、ただ純粋な心で、何のしばりもなく、何にも囚われずに本を選んだら?

そんな疑問がふと思い浮かんだ。

私がどんなに頑張って純粋に本を選んだところで、私が選ぶものはなんとなく想像できてしまう。

これを実行するためには…

普段読書をしないという、これができるピッタリな人が私のパートナーだった。

パートナーに今年の誕生日プレゼントは何が良いか聞かれたとき、(お互いに欲しいものをあげている)

「本屋であなたが気になった本を買ってきて欲しい」とお願いした。

「そんなのでいいの?」ともちろん驚かれたけれど、
絶対に自分だけでは実現できないことなので、私にとっては最高の誕生日プレゼントだ。
パートナーにとっても初めてのことで喜んでくれた。

しかしパートナーはほとんど本屋に立ち寄ることがないというほど読書とは無縁の人。
そこで手始めに、いろんなジャンルが集まり、本の数も多い、ジュンク堂へ連れて行った。

どの場所にどんな本があるか
ハードカバーの本とは…新書とは…
と本の種類も説明した。

しかし、私はこの時は全く知らなかった。

ジュンク堂は上級者向け…?

だったということを。

後日、パートナーが下げて帰ってきた紙袋はジュンク堂のものではなく、ローカルな書店の袋だった。

「あれ?ジュンク堂には行ってないの?」

どうやらジュンク堂に行ってみたはいいものの、初心者には一人で回るのが難しかったらしい。
1冊だけ購入して、ローカルな書店に移動して何冊か購入したそうだ。

私はこのとき初めてジュンク堂のハードルの高さを知った。

ローカルな書店はピックアップされたコーナーや、平積みの本が多く、表紙や中身がパッとわかりやすく手に取りやすい。

一方、ジュンク堂は本棚から本を選ぶ感覚。

初心者にはどの本を手に取るか。まずその段階から難しかったのかもしれない。

これは衝撃だった。

さて、本題の

もしも、ただ純粋な心で、何のしばりもなく、何にも囚われずに本を選んだら?

選んだ理由と私の抱いた感想を書いていきます。

内容についてはまた別の記事で取り上げたいと思います。

1.サンショウウオの四十九日

芥川賞受賞作と大きく出ていたのでその中から面白い題名に惹かれて。

こんな新作ハード本小説なんていつぶりだろうか…ここ数年は触れてない。新しい小説が読めるというのが久しぶりすぎて嬉しかった。

2.始皇帝の戦争と将軍たち

「キングダム」が好きなので個人的にも読みたくて。

私もキングダムが好きなのでこれは気になる話。しかし少し難しそうだったのでその前に少し中国史の勉強が必要だ。

3.バカと無知

ピックアップされていて、「バカ」という題名に惹かれて。

題名は知っていたけれど読んだことなかったのでこれを機に流行本を読んでみるのもいいなと。

4.心配事の9割は起こらない

これもコーナーができていたので。私がいつもよく考えているから笑。

この本だけ唯一Kindleで読んだことのある本だったがまた読み返してみよう。

5.1年で億り人になる

これもコーナーがあったから笑。

自分では選ばないであろう題名と内容だったので新鮮な気持ちだ。

6.日本の美しい水族館

こういう本買わないかなと思って。

確かにこういう写真集みたいな本は滅多に買わない。行ってみたい水族館を探すのにぴったりだ。


いろんなジャンルの本を6冊。

今まで気になっていたけど読んでいなかった本もあり、
ハードカバーの小説という普段は値段で躊躇してしまう本もあり、
また、絶対に選ばないであろう本もあり…

そしてコーナーが設けられる本がやはり売れるようだ笑。


これは忘れられない誕生日プレゼントになった。

私がただ読みたい本を選んで買ってもらうのでは、
このワクワクや新鮮な気持ちは味わえなかっただろう。

このプレゼント、来年の誕生日まで待てない…

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