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身体や医療における反一般的な疑問シリーズ

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まことしやか言われているものについて、実例をもとに反対意見を述べています。
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記事一覧

首の骨の並び方と睡眠時無呼吸症候群

就寝中に息が止まって、肺や心臓に負担をかけ、心血管系の病気にかかりやすくなる睡眠時無呼吸…

朝練による睡眠不足で怪我爆増と隠蔽の可能性

睡眠不足で運動するとすごく怪我します。思春期は生理的に夜型生活になりやすくなります。部活…

医療DX企業の勘違いと電子化の意外な有用性

https://www.atled.jp/wfl/article/39313/ このスカスカな記事みたいに、医療分野を電子化す…

母が熱のある子にあてる額は高性能センサー

人間の温度に対する感覚は非常に鋭敏ですが、 環境の危険度からすると過剰とも思えます。 本当…

枯山水を維持し教会の建設を受け継ぐ者たち

医者から経営者まで、物事を長期的な行動が取れる人間はあまりにも少ないですが、例外もいます…

服用者には多分教えてない嫌な薬の副作用

検診で異常があるとやたらと処方される薬に、結構きつい副作用が報告されています。その一つに…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み12

異常と正常、軽症や重症の分類が役に立たないあいまいな、ぼんやりした患者の例をみることがあります。本当の人の体のありさまはもっともっと複雑なのではないかと医者をしていていつも思います。我々には限界があるんです。 批判をおそれずにいうと、病気という判定自体が、あくまで人為的なものなので実際には不完全ではないでしょうか。 ちょっと専門的な言い方になりますが、病気、重症、軽症、病気でない、みたいなとびとびのレッテルをつけることを離散的に処理するといいます。 一方、本当の体の変化

医師としてあまり口にしない技術的な悩み11

今回紹介する医師として抱いている悩みは、現実の人間ははっきりこの状態と決められないケース…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑩

医師として仕事をしていると人間の体にまつわる無数の問いが生まれますが、ほとんど答えは得ら…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑧

 医療現場では常に十分な経験や知識で取り組めるわけではなく、うろ覚えの最低限の知識でなん…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑦

医師として仕事をしていると、患者さんにとっては、しっかりしていない状態で仕事をしている場…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑥

医者の仕事で、様々なパターンの織りなす人間の体を扱うにあたって、論理的思考能力が役立たな…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み②

医者の仕事でやはり技術的に限界を感じることがかなりあります。 医療業界以外の方も共通の限…

神経は嘘をつかないの嘘

脳神経外科医が「神経は嘘をつかない」と教えてくれたことがありました。 神経が壊れているところははっきり症状として現れるという意味ですね。 ところが、例外もよくみられます。 例えば、腰椎椎間板ヘルニアという病気は、 背骨と背骨の間のクッションの役目をしている椎間板というものが、圧力でニョキっと突出します。 突出したところが、後ろだと、脊髄が通っている脊柱管を圧迫したり、脊髄から各背骨の間を通る神経を圧迫したりします。 https://www.joa.or.jp/pub