首の骨の並び方と睡眠時無呼吸症候群
就寝中に息が止まって、肺や心臓に負担をかけ、心血管系の病気にかかりやすくなる睡眠時無呼吸症候群ですが、加齢の影響で増えることがわかっています。一つの可能性として首の骨の並び方の変化が影響している可能性はないでしょうか。
通常は前弯と言って前に沿ったような並び方をしています。
胸は後弯といって後ろに沿った並び方、腰は前弯です
その下の仙骨から尾骨までは後弯しています。
特に体重を支える首、胸部、腰部は前、後、前と交互になっていて、これで重い頭を支えています。
首の骨の並び方は人によってだいぶ異なります。
例えば、自動車の追突事故などでむち打ちになる人は、多くがまっすぐです。
例えば、モデルさんとか首が長い人がいますよね。
首が長く学生時代モデルさんをしていた方の検査を見たら、まっすぐではなく、後弯していました。
僕も首を前に出すような姿勢をしていましたが、トレーニングによって治りました。
どうやら元々の並び方と、筋肉や骨格系のつき方による変化もあるようです。
例えば、腰の前弯が少しな人は、首も少しでまっすぐに近い人が多いです。頭を支えるために、首と腰の弯曲が連動している可能性があります。
一方、睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に気道が閉塞して、呼吸が止まり、心臓や肺に負担をかけてしまう状態です。これを何十年も繰り返していると、心臓血管系の病気が増えるとされています。
メカニズムとしては、鼻の後ろの上咽頭、舌の後ろの中から下咽頭が閉塞すると言われています。
デブになると、顎の肉がついて寝ている間に筋肉が脱力した時に、後方に下がってきてしまうので、咽頭が閉塞しやすくなるので、デブの人はなりやすくなります。
また、構造的に咽頭が狭い人はなりやすくなりますが、狭くなる仕組みがいろいろ言われています。横が狭くなるパターンとか、全周が狭くなるパターンとかですね。
でも、喉のちょうど後ろの首の骨の並び方でも変わってくるのではないかと仮説を立てています。
首の骨はまっすぐだったり、後弯している人もいて、これらの人は、前弯している人より詰まりにくくなるかもしれません。
また、睡眠時無呼吸症候群は、加齢の影響でも発生頻度が上がると言われています。
就寝中筋肉がオフになることで、気道が圧迫されるので、筋肉の強さとかは関係なさそうです。加齢による影響はちょっと謎のままです。
しかし、首の骨も、変性と言って骨が分厚くなったり、姿勢が悪くなって前弯が強くなったりして、加齢性に変化していきます。
睡眠専門医に聞いたところ、首の骨については検討されていないようですが、
息が通る後ろの骨の変化によって、加齢性に睡眠時無呼吸症候群がなりやすくなることはないかなという仮説を抱きました。
こんなに形が違います
ただ、立証は難しそうです。
日々仮説は思いつきますが、立証できるものは少なく、途方に暮れています。