失恋の傷は持病 +2+ (完)

前回のおはなし。
【失恋の傷は持病 +1＋】

失恋すると一目散に
みんな忘れたくて忘れたくて
すぐ元気になろうとする。
そして好きな気持ちも消そうとする。

なぜ忘れなくてはいけない？
なぜ好きな気持ちを消さなくてはならない？

人は忘れようとすればするほど、
感情を我慢しようとすればするほど、
腫れ上がっていくばかりなのです。
そういう脳の仕組みらしいですから。

泣いたらダメ
好きでいたらダメ
とか。

禁止されると余計やりたくなるものですし。
カリギュラ効果に当てはまるかは
心理学ど素人なので間違っていたら
ごめんなさい。汗

そういうわけなので
忘れようと
根性論で頑張らない。

確かに人によって事情は様々なので、
辛すぎて悲しすぎることもある。
なのでその気持ちは否定しません。

寧ろ別れてしまっても
好きであるならばそれを受け入れる。
忘れたくないなら忘れないでいる。
そして一生かけて引きずるつもりでいれば
逆に楽になっていくと思うのです。
だから、忘れられなくていい。

FINAL FANTASY VII の
映像作品 ADVENT CHLDREN
主人公 クラウドさんの言葉で気がつけたのです。

「軽くなった気がする。
引きずりすぎて、磨り減ったかな・・・」

クラウドさんの言葉のように

過去を引きずり続けることで
それがいつか
すり減って
すり減って
軽くなればいいよねって。

必ずいつかは擦り切れていく。
だから無理矢理忘れることを選ばなくていい。

そして心の中では
セフィロスさんの言葉のように
「私は思い出にはならないさ」と
強気でいようかなと。笑

(個人的にセフィロスは推しです笑)

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脱線しましたが、

実際に女性ならば、お付き合いした期間や
その人の性格にもよりますが、
半年〜1年は立ち直ることに
時間を要するらしいです。

オプチャでは年単位で引きずる方もいました。

なので、持病のようにして捉えてしまえば
仕方ないよね〜と段々思えるようになるのです。

それに元気いっぱいも
目指さなくて良いと思いました。

私はとても酷く塞ぎ込んでしまったから
元気いっぱいは、難易度が高い。

じゃあ、
今の時点ではどこを目標にできるのか？

失恋してからの心身の具合は
沈没船だなーというのは
日々感じていました。

なのでその沈没船をどうするか。

元気いっぱいは自分にとっては
エベレストに登頂するくらい
難易度が高すぎると感じたので、
低空飛行で安定することを目標としました。

「低空飛行」という言葉も
今の自分には心が落ち着くトーン。
だからその地点までゆるりゆるりと
持っていこうと思いました。

もしかしたら
ネガティブな印象かもしれません。

でも自分なりの前向きさはあると思ったのです。

今、自分はこんなに絶望に満ちている。
でも人生の中でここまで絶望できる時間も
そんなに多くない。
だから絶望とお友達になって
ゆっくりお付き合いしながら
「低空飛行」という地点まで
一緒にゆるくゆるく辿り着けたら満点。

だから失恋の傷は持病として
私と一緒に歩んでいくもの。
そう捉えています。

確かに絶望や不幸は悶絶する、瀕死になる。
でも絶望と不幸を否定しない。
その絶望の日々を受け入れる。
耐えるのではなく、一緒に歩んでいくもの。