シェア
東雲そら
2021年5月20日 00:51
注がれる光の筋は光芒の二文字へ凝縮される君にとっての僕は普通名詞に収まるかい?固有名詞として展開されるかい?歌は詞があるから成り立つのいつだったか君は得意気に口にした新緑に風が吹き込まれて刹那揺れた何かを構成するには不要なもの不可欠なものその二つが点在して君との出会いは君からの言葉は君の魅せる表情は埋まらない欠片をぴったり当てはめた僕にとっての君が光芒で
2021年6月15日 01:00
青空が怖いどこまでも続いてゆく空の青さ 壮大さ自分がいかに矮小で取るに足らない存在か気付いてしまうから指先で大気をなぞる世界が若さに沿ってくれると信じていたの 一秒経つ毎に砂時計を逆さにする毎に青空は相対的に美しくなるああ空の青さが眩しいから目を背けたくなる時こそカーテンを開けるの #ポエム #詩 #自由詩 #空 #日記
2021年6月21日 19:54
人類の憧れ古代人の標死者の代名詞願いを託す対象☆薄らと宙に浮かぶそれに手をかざしても届かないそれに幾多の人が眼差しを向けて数多の願いが込められて☆星が宙を翔る一瞬両手を組み刹那祈りを捧げる叶うとはつゆほど思わなくともその行為に心癒す慈愛に似たものがある☆遠く離れた恋人想像力の源泉過ぎ去りし辛い過去点を見つめて私は何を思う点と点が
2021年4月6日 18:07
息を吹きかけてしゃぼん玉は空へ泳ぐ春風が付き添って気の赴くまま旅をする時には流れに委ねていいかもね時流を読み解くのは難しいから透明な柔な円のように時に僕らはふわふわと夢心地時に僕らは破裂が待ち構えても上へ先の見えない未来気まぐれに変わる空模様何かに脅かされても今はこのまま宙を目指して #詩 #詩のようなもの #日記 #創作 #しゃぼん玉 #自由詩
2021年4月1日 18:23
目をパチリ開ける一月前とは異なる住空間スペースが有り余る部屋のカーテンを開けると燦々とした黄金色の輝き1日のはじまりいつかの未来に立っている電車に揺られ交差点を右に曲がる青信号に切り替わり人々は一斉に歩き出す地元では見慣れない風景この街は未知の世界真っ白な未知の世界余白が有り余る世界きっとこれから色彩豊かな世界へ移ろうから今は不安さえ馴染ませて前を向
2021年3月14日 19:16
既定通り春は訪れて君が不在の世界でも柔らかな風がそよぐ髪と戯れて頬を掠める最後の言の葉変わらない面持ちと声の高さで君からの「ありがとう」刻々と針は動き2人の思い出はクリスタル色に染まる既定通り春は訪れて君が不在の世界でも木漏れ日は揺蕩うその円形の眩さに記憶の君を重ねる既定通り春が訪れるその前に君は世界から去っていったその事実がガラス色の心に響いて
2021年3月7日 21:41
窓から眺める桃色がひらひら踊った。病室のベッドで足を伸ばす私はそっと手を差し出して窓越しに春を掴む。窮屈な日々が色褪せないのは、一年に一度、君に会えるから。年々、恰幅の良い出で立ちで私を驚かせる。舞う桜との真反対ではドアを開ける音。君がこの小宇宙に入ってきた。今年もまた、一段と背丈が高くなったね。「だって育ち盛りだから。」と切り返す、淡々とした君の言葉選びは嫌いじゃない。「桜が綺麗。」
2020年12月21日 18:38
限られた時間を生きる生まれた時は真っ白な余白に相変わらずデタラメな色を塗りたくる想像通りにものごとは運ばないよ想定通りの絵を描くのは難しいよ余白は段々埋まっていって残されたスペースは散り散りに分かれている思考は一貫性を求めているのに歩んだ足跡は曲がりくねっている理想通りにいかないのそんなの知ってたよって君が笑うから僕もつられて笑う僕も君も虹のような七色じゃない
2020年12月24日 20:15
「wish」「届いて」「境界線」「wish」あどけない笑顔が弾ける今日はクリスマスイブ君が笑うから心がはしゃぐんだ君のしなやかな掌が心を撫でてくれるんだ街を飾るイルミネーションが綺麗だね明日の朝は何を囁き合おうかなんてね怖くはないよ君がいるから弱いところはさらけ出して過去は幸福で塗りたくって未来は雪白より綺麗になるから君の幸せを形成する
2020年12月17日 18:26
眼を覚ますといつも通り君からの「おはよう」が届くだから寒さに負けないで着替えるのも苦じゃない君が愛して止まない空を飾る冬の大三角形昨日の夜君は見つけられたかい僕の住む街からは少し離れた場所に現れる星彩たち「冬は嫌いじゃないかじかむ手も白い吐息も季節の最後思い出を振り返るには感傷的になれるから」君がいつか言ったその言葉僕なりの解釈を添えて君に返そう「冬
2020年12月4日 23:59
緩やかに萎びるように生きるのが命なら僕も君も大樹さえも今が最も美しい躊躇いを忘れて駆けて行くのが人生なら僕も君も光も綺麗な軌跡を残すだろう水が弾く浸る潤いを齎す風が舞う踊るこだまする火が紅に揺れ熱く心灯す足元や目に届くもの静かに寄り添うもの僕らの足跡にはいつだって当たり前が存在した当たり前に支えられて微かな生命が今を生きる君にとって当たり前でかけがえの無い存
2020年6月9日 20:21
数多の甘い囁きには心動かされない願いは君に振り向いて欲しいだけだ夜風が頬を弄る皐月の夜だった静かな公園で強く揺れるブランコは 数分後の僕の心臓にかなり似ていた木漏れ日が綺麗な白昼より君の瞳は願いは眩しかったどこ吹く風で在りたいと自分と向き合う強風にも世間にも流されない強さに惹かれた光を探した夜を何度も数えた 夜を跨ぐ度にベランダから眺める星彩も僕に届かなかったただ
2020年5月25日 19:07
言葉なんて嫌いだ言葉一つで不意に人を傷つけてしまう無自覚に無邪気な笑顔を浮かべながら言葉なんて嫌いだ人の心をそれだけで当て嵌めてしまう君の悩みは君の願いは何処にあるのか言葉なんて嫌いだ本音とは裏腹に綺麗な仮面を形成してしまう口にできない本心を閉まった人だけ損をする言葉なんて言葉なんて言葉一つで人を殺してしまう言葉一つで人を安堵させうる後者に目を向けたいあ
2020年5月28日 19:02
人類の憧れ古代人の標死者の代名詞☆手をかざしても届かないそれに薄らと光る宙に浮かぶそれに幾多の人がどんな眼差しで眺めただろう☆星が宙を翔る一瞬目を瞑り両手を組むおまじないに似た祈りを捧げる叶うとはつゆほど思わなくとも☆遠く離れた恋人想像力の源泉過ぎ去りし辛い過去あなたを見つめて私は何を思う☆孤独だった夜独りぼっちの帰り道