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奈良 里紗
2024年7月10日 21:50
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。さて、今日は面白い文献があったのでご紹介。私も書く機会がたくさんあったからこそ、そして、今でもこして書いているからこそ、各地からが成長するのだと思うから視覚障害のあるとか、ないとか、そういうことに関係なく、指導することは大事!以下は、"A Cross-Sectional Examination of the Wr
2023年4月16日 21:31
皆さん、こんにちは。奈良里紗@世界一楽しく障害科学の情報発信をモットーに活動しております弱視難聴の研究者です。さて、本日、対面朗読で読んでもらった最新の研究論文について今日はご照会したいと思います。この研究は、今年に発行された特殊教育学研究に掲載されていたものです。皆さん、ご存じのように、公立の教師は人事異動があります。人事異動は職能成長につながるという観点から促進されるようになった
2023年2月5日 20:55
先行研究を読んだときのメモ。教育心理学研究文献情報柴里実(2022)数学的問題解決後の振り返り記述をいかに強化するか:失敗から引き出された教訓の質を捉える新たな基準の提案. 教育心理学研究, 70,3, 231-245.・学習者のふりかえりの質を評価する研究。・問題の間違いのプロセスを解説させたほうが、正解方法を解説させるより、効果的なふりかえり方略であるといわれている。・ふりかえ
2022年12月26日 20:02
先行研究を読んだときのメモ。個別の指導計画に関する研究文献情報小栗 貴弘(2017)「個別の指導計画」を用いた発達障害のある幼児の理解と支援 - 支援案と支援ツールの作成 -.作新学院大学女子短期大学部研究紀要,1,61-67.・文部科学省(2016)によれば、個別の指導計画の作成率は46%(幼稚園)、93%(小学校)、84%(中学校)となっている。(文部科学省 (2016) 「平成 2
2022年12月22日 21:24
先行研究を読んだときのメモ。教師研究飛坂洋子・勝二博亮・田原敬(2022)知的障害特別支援学校の教科指導における学習指導要領の活用とその課題-若手教員と指導教員への聞き取り調査からー. 特殊教育学研究, 60, 3, 147-157.・実態把握がきちんと行われずに教育がおこなわれている。・特別支援教育における実態把握の難しさは私的されている。・学習指導要領の開設が膨大で活用されにくくな
2022年6月23日 19:40
本日の文献はこちら。中田 正弘・坂田 哲人・町支 大祐・荒巻 恵子(2021)フィンランドの学校における教科横断的なカリキュラムづくりの取組:カリキュラム・マネジメントの視点から. 保育・教育の実践と研究:白百合女子大学 初等教育学科紀要, 巻 6 , 47 - 54.フィンランドの教育は面白い。義務教育みたいなものが10年間あり、最初の6年間は同じ先生が担当することになっている。確かに、小
2022年6月13日 21:47
本日の文献はこちら。片岡愛・平川泰寛(2020)県立特別支援学校における組織的な授業改善とカリキュラム・マネジメントの取組に係る一考察. 特別支援教育実践センター研究紀要 第18号,71-81平成28年から令和元年にかけて継続的に行われた校内における教育改善の流れがわかりやすく示されている。教師が子どもの資質・能力を具体的にイメージし、主体的に学習に取り組めるような指導を実現するために活用
2022年5月27日 21:20
本日の論文榊原剛(2021)教員養成における特別支援教育に対応できる多職種連携教育試論. 名古屋女子大学紀要, 67(人・社), 95〜105.問題と目的連携に関する指摘・先行研究ではPTやOTと特別支援学校との連携が中心【渡辺(2012)、藤川・笠原(2013)、古山・落合(2015)、濱田・菊池(2017)、古山・高木・吉岡(2018)】・特別支援学級を対象とした調査は池田(20
2022年5月23日 21:40
本日の文献はこちら。石鍋 浩・安 龍洙(2022)COVID-19 感染拡大下における留学生の大学生活について ―PAC 分析を用いた質的研究―. 『茨城大学全学教育機構論集. グローバル教育研究』, 5, 95-106.留学生4名を対象とした質的分析研究。留学生固有の困難として、渡航制限により帰国ができないということが指摘されていた。そのほかの困難は日本人の大学生と同様に、アルバイ
2022年5月17日 21:18
本日の文献はこちら。坂井清隆・青山之典・主税保德(2022) 教職大学院学卒者対象科目「授業づくりの理論と質的研究の基礎」において育成される資質・能力に関する考察. 福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻年報, 12, 43-56.我が国では、教師の授業をよりよいものへとするための仕組みの1つとして「研究授業」が設定されている。しかし、実際には研究授業のための授業づくりになってしまうこ
2022年4月26日 22:24
【本日の文献】丹野傑史(2021)特別支援教育を専門としない教職課程の学生に対する自立活動の理解を促すための講義実践. 尚美学園大学総合政策研究紀要, 37, 55-69.TANNO, Takahito(2021)A Practice of Online Instruction on Promoting an Understanding of “ Jiritsu-Katsudo”for St
2022年3月24日 10:18
町支大祐(2019)中学校教員の異動後の困難に関する研究-初めての異動に着目して-. 教師額研究, 22(1), 37-45.・人事異動はすればするほど職能成長につながるという指摘。・異動=研修という位置づけ。・初めて人事異動をして3年以内の教師を対象。・3年目から異動の対象となり、原則的に6年目は必ず異動。・4~5.5年が移動平均。・44%が広域範囲での異動を推奨。・
2021年9月10日 15:01
今日は「イギリスの障害学の理論と経験」の第44章「遺伝学・障害・生命倫理学」(Helen Caplan)を読んで思ったこと。まず、この本自体が英国で障害について学ぶ学生に対する入門書という位置づけであることを考えると、入門の段階で障害の遺伝や生命倫理学に関する内容を知るということは我々も見習いたいところではないかと思った。私が障害について学んだ筑波大学は我が国における障害科学分野において高い
2021年8月9日 22:24
本日もイギリスの障害学という本の中から、第35章 カウンセリングと障害者 支援かそれとも妨害かを読んでの感想を書いておく。この章は、Lancaster University Depertment of Applied Social Scienceに所属するDonla Reeveが執筆している。まず、最初に驚いたのはカウンセラーという専門家に対する批判だ。喪失理論などの理論的枠組みを用い