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茶道と言えば〜「楽焼」の基礎

茶道で茶碗と言えば楽焼ですよね
私は「楽」なのか「樂」なのかどっちを使うべきかいつも悩みます・・・
どっちでもよい??(誰か教えてください)

楽焼について概要

楽焼は普通名詞として(広義)の楽焼と
固有名詞として(狭義)の楽焼とに大別されます

  • 普通名詞の楽焼とは、手捏(てづくね)で成形し、800℃内外の焼炎で焼き上げた低火度施釉陶です。これには趣味焼き物という意味も含まれ、趣味の焼物として広く愛好されています

  • 固有名詞としては、京都の茶陶窯である楽焼をいいます
    桃山時代には聚楽(じゅらく)焼と呼ばれ、のちに楽焼と呼ぶようになりました。瓦師の長次郎が始まりです。半筒形の独特の形で、赤土に透明性鉛釉を施す赤楽(あからく)、赤土か白土に鉄呈色の鉛釉を施し、焼成中に一挙に窯から引き出してしまう黒楽(くろらく)が有名です。

(重文)黒楽茶碗(俊寛)長次郎作の写真
(重文)黒楽茶碗(俊寛)長次郎作
出所:三井記念美術館
赤楽茶碗(太郎坊)長次郎作の写真
赤楽茶碗(太郎坊)長次郎作
出所:一般財団法人今日庵

いや〜かっこいいですよね✨
私も、色々な楽焼を揃えてお茶を点てたいです!
私が持ってる🍵はこんなやつです↓

私の持っている黒楽の写真
赤い釉薬が垂れてます
高額商品ではありません(涙)が、大事に使ってます!

楽焼の種類

 楽家の茶碗づくりは、脇窯(わきがま)とよばれる支流を生んでいます。
江戸初頭の天下の数寄者(すきしゃ)である本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)・光甫(こうほ)(祖父と孫)は脇窯とはされないこともありますが、有名な脇窯には弥兵衛(やへえ)が京都府綴喜(つづき)郡井手(いで)町玉水(たまみず)に築いた玉水焼、大樋(おおひ)長左衛門が1666年(寛文6)に金沢の卯辰(うたつ)山山麓(さんろく)に開いた大樋焼があり、この二つが脇窯の代表的存在とされております
 なお、楽焼を含む茶碗は以下のように分類されます

茶碗の分類の図

樂家について

こちらが公式HPです→楽焼 RAKU WARE
樂家初代の長次郎に始まり、代々「樂 吉左衛門(らく きちざえもん)」の名前を襲名しています
(やっぱりここだと「樂」がしっくりくる気がしますw)

樂家系譜図
出所:樂焼 RAKU WAREから筆者加工

樂家以外の窯元について

上で述べた脇窯ですが、調べると以下の名前が出てきますが、
やはり大樋焼が一番有名ですかね?
個人的に金沢といえば大樋焼!ってイメージです

  • 玉水焼

  • 大樋焼

  • 久楽焼

  • 本阿弥光悦

  • 空中斎光甫(くうちゅうさいこうう)

  • 尾形乾山

  • 御庭焼

【おまけ】楽焼って薄茶でも使っていい??

時々思う素朴な疑問ですが

薄茶でも楽茶碗は使っていいんでしょうか?

一楽・二萩・三唐津というくらいですから
本来、濃茶の時しか使ってはダメなのかなって思ってしまいますが
ちょこっとググってみた結論・・・

薄茶でも使って良さそうです!

特に明確な決まり事はないようです
どちらかというと「濃茶の時には楽茶碗を使いましょう」の方がルールっぽいです

以上楽焼についてでした

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