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個別最適な学びについて考える(111)ー村川雅弘(2018)学力向上・授業改善・学校改革カリマネ100の処方ーから

みなさん、こんにちは!
年明け初投稿になりますかね?
あけましておめでとうございます!
ここからまたテンションを上げて進めてまいります。

次は、目指せ200投稿ということで頑張っていきましょう。
毎日コツコツと進められればなと思っています。
みんなで頑張りましょうね。

本日は「村川雅弘(2018)学力向上・授業改善・学校改革 カリマネ100の処方.教育開発研究所,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

処方80:教室環境から日常的な姿や手だてを見取る
可能なら教室に少し早めに行く。休み時間の子どもの様子を観る。総合的な学習などで課題意識が高い場合にはチャイムを待たずに子どもたちで活動を開始していたり、教科などでも前の授業の話し合いを続けていたりしている姿を見ると、まさに学びに向かう力が育っていることを実感する。
学習環境も授業を観る重要な要素である。研究授業のために学習の成果物をにわかにつくっている学級よりも、少々見栄えが悪くても、日々の授業や生活の積み重ねが感じられる掲示物の教室に心が引かれる。教師が清書した文字よりも多少不揃いでも子ども自身の文字が残っていることが望ましい。
また、それらの成果物を授業中に教師が用いたり、子ども自身が話し合いや発表に自然に活用したりしている姿を見ると「生かされているな」と感じる。
学習の基盤(筆者は「学びのインフラ」<処方16)と呼ぶ)に繋がる「声のものさし」や「話し方、聴き方」「話し合いの仕方」などの学習規律や学習技能に関する掲示物にも目を向ける。どの学級にも貼ってあるか、発達段階を踏まえて作成されているか、実際に子どもたちは意識しているか、定着していない場合には教師はそれを活用しているかを観る。
写真は、主体的・対話的で深い学びがすべての学級で実現されていた中学校の教室にあったものである。学校がめざす学びの姿が生徒一人ひとりに定着していた。

村川雅弘(2018)学力向上・授業改善・学校改革 カリマネ100の処方.教育開発研究所,東京

特に個別最適な学びでは,重要な視点になってくるのではないでしょうか。
1時間で判断するには早く,逆にどうやったらこういう授業を続けられるのかと授業を見ていくことが重要なのではないかと思います。
当然,目標が魅力的で達成できているかは確認してかなければいけませんし,検討しなければならないことですが,その裏側に注目してみることも必要な力になるのではないかと考えます。

個別最適な学びのエッセンスは,現れるものではなく隠されているのかもしれませんね。
その時は「俺でなきゃ見逃しちゃうね」と思いながら,参観しましょう。笑

みようとしているものが違えば,授業の見方も変わってくるはずなので,なぜあの人は教師と子どもの対話を全て取らないのだろうと疑問に思ったら心にしまっておきましょうね。笑

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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