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バツイチ友の会とも言うべきだろうか? その日はバツイチだけが3人集まって昼間から酒を飲んでいる。 完全にダメな大人だ。 実家の近所でイベントがあったので、そこで落ち合って飲むことになった。 イベント会場には、老若男女いろいろな人達がいた。 お祭りという雰囲気で、とても楽しげだった。 そこにアラフォーバツイチが3人。 先日一緒だった友人と、女性のバツイチがもうひとり。 2人はバツイチ歴がそこそこあって、僕は新人バツイチだ。 バツイチの流儀でも仕込まれるのだろうか? と
数年前に離婚した友人がいる。 その時は、大変だなぁと他人事だった。 久しぶりに会って話をしようという事になった。 現在、友人は息子と2人ぐらし。 仕事はフリーランスでディレクターをしている。 離婚の理由は、友人の前妻がとても神経質な人で、そのため友人がノイローゼになったからだった。 友人は、根は真面目で周りへの気遣いを忘れない、とてもいい人だ。 人から好かれる性格なので、人が集まるところに彼もいるような感じがする。 前妻の神経質というのは、実際どのようなものだったの
家を出てから、娘には1年以上会っていない。 会って何を話したら良いのか?よくわからない。 おそらく、 「なんで、パパは帰ってこないの?」 「もう一緒にいられないの?」 と聞かれるだろうが、その質問になんと答えたら・・・。 ママが、不倫したからだよ。と正直にいうだろうか? それとも、はぐらかすか? 娘にとって親の離婚などは、全く関係ない。 一緒にいられないことに対しての不安や寂しさは強いだろう。 それにまだ10歳程度。 これから大人になっていくときに、母親の存在は不可欠だ
調停3回目。おそらく今日で決着がつく。 懸案事項だった保険については証書を再発行してもらい、コピーを弁護士に送ってある。 どうも、500万という金額ばかり覚えていたが、実際は死亡保障として500万円で、満期解約時には300万円だった。そして満期まであと5年。 これまで僕が払い込みしてきた事を考えると、名義変更して彼女が5年だけ支払いすれば、300万円手に入るわけだ。それを借金の返済に当てれば全てチャラになる。そんな想定なのだろう。 あてにしていることは間違いない。 予
第2回目の調停。 午後からの予定だったのだが、休日のスーパーのように裁判所の駐車場はほぼ満車だった。 あまり混雑して良い場所では無いと思うのだが・・・不思議な感じだった。 予定より15分前に到着し受付を済ませ、待合室に入った。 5分前に弁護士が入ってきた。 「今日、すごい混雑してますね」 というと、 「連休明けとかは、いつもこんな感じです」 と言っていた。特に最近は多いようだった。 待合室で他の人達の会話も全部離婚の話。 財産分与の話や、養育費について、暴力があるから
慰謝料が入金された。 弁護費用と成功報酬分を差し引いた金額だった。 金額を見て随分引かれたものだと思った。 弁護費用がそれなりにかかることがわかった。
床屋をやっている友達にところに行った。 ここ数ヶ月、いろいろと忙しかったので髪を切る暇と、心に余裕がなかった。 床屋の彼とは小学校の時からの付き合いなので30年以上の付き合いになる。 付き合いが長いこともさることながら、今までいろんな相談や話を包み隠さず話してきた仲だ。 今回の件は、友だちの誰にも言っていない。 床屋の友だちが一番始めになるだろう。 髪を切っている最中に 「実は離婚することになった」 と打ち明けた。 友達の手が止まった。それから空中を見て動きも止まった。
第1回離婚調停。 今日9:00から裁判所において離婚調停が行われる。 予定時間の10分前に裁判所受付で説明を受け、申立人待合室で待つ。 少しばかり緊張している。 どのような話し合いになるのだろうか。また、離婚調停とはどんな流れで進むのだろうか。 受付で、 「今日、裁判官予定者が見学をさせていただきたいのですが。特に何も話すことはなくはただ座っているだけなので。よろしいでしょうか?」 と言われた。 ちょっと躊躇したが、知らない人がただ座っているだけなら、裁判官と一緒だ。
彼女が会社に来なくなってから、2週間以上経つが、社内の雰囲気がおかしなことなってきている。知らない人も中にはいるかも知れないが、少なくとも半数以上はすでに状況を知っているだろう。 会社の要職につく2人のため、動揺がないわけがない。むしろ、今まで普通にしてきていたと思う。 先週、社長が「お前たち二人のことを社内でも話をしなければならないが、どうする?」と聞かれたので、「僕が話をします」といった。少し社長は考えて「いや、やっぱり俺から話す」と言った。 そして今朝、全社会議の
別居してから1ヶ月半になる。そして、不貞に気づいてから2ヶ月半になる。 心は穏やかだ。しかし、週末は憂鬱だ。 別居を始めてから週末は必ずトレーニングに行くようにしている。 体を動かしていると、嫌なことを考えなくて済む。 そんなことをこの1ヶ月半していたところ、走るスピードが格段に上がってしまった。 10kmを56分ぐらいで走る。1kmあたり6分を切る。 体重も6kg落としてからリバウンドせずにキープしている。 あと3kg落としたいところだ。これまで減らなかった体重がみる
怒りを持続させるのはなかなか大変だ。 はじめのうちは怒りによって動かされていたが、今は怒りのレベルがだいぶ下がってきた。 どうやら、ずっと怒り続けることはできないようだ。 日記も当初は毎日書いていたが、近頃はペースダウンしている。 あまり考えないようになってきた。 それに、ここまでくると考えても仕方がない。 なるようにしかならない。 以前の生活を思い出すと、涙が出てくる。 殺風景な部屋に、寝るためだけに帰る人生になってしまった。 体重は6kg落ちた。先日、家の周辺10k
午前中、朝食をとった後ゆっくりと過ごす。 妻と娘の姿がある。いつもどおりだ。 何か妻が言っている。よく聞こえない・・・。娘はTVゲームに夢中だ。 何気ない日常。あぁ、そうか「今日はどこに行こうか?」と言ったのか。。。 その時、目が覚めた。 夢だった。 今朝見た夢は、とてもリアルだった。 というより、いつも過ごしていた風景をそのまま見ていた。 夢を思い出すと涙が出てくる。 今の状況が夢だったらと思う。 でも、現実はなにもない部屋に一人きり。 着るものと仕事バッグしか
ここ2週間ほど、出張がたて込みハードスケジュールだった。 会社にもほとんどいなかったので離婚のことも考えることはなかった。 彼には内容証明郵便を送っているがその後、なんの反応もない。 銀行口座を見ても入金はない。 内容証明郵便を送ってから明日で2週間目になる。 来週がデッドラインだ。 来週には弁護士に連絡をし、予定通り裁判への流れになる。 弁護士同士の話になるだろうから、そっちは任せておくしか無い。 彼は、こちらの請求どおりに払うつもりは無いようだ。 となると、僕が取
46日目以降、僕の精神はようやく落ち着きを取り戻そうとしていた。 約1ヶ月半、自分の精神を落ち着かせるために毎日その日あったことや、気持ちを書いてきた。この日記は、僕の精神安定剤のような働きをしていたのだ。 誰にも打ち明けられないものを、悶々と抱えていると、いずれ病気になる。そうならないために、毎日、日記を書き始めた。 別居してから2週間が経ち、僕の心にようやく平穏が訪れようとしていた。 今朝、弁護士から「契約書に判子が欲しいので時間があるときに来てほしい」とのメール