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【読書録】マガツキ 神永学

あらすじ

「マガツキ」は、私の夢から生まれました――作家・神永学、デビュー20周年の新境地! 黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繫がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女……。都会に暮らす平凡な人々を襲う悍ましい怪異、「それ」の正体とは。 「その身体、私にちょうだい」 奇々怪々な事件がひとつに結びつく時、驚愕の真相が明らかになる! 予測不能な展開で恐怖の渦へと誘う、傑作ホラー小説。

感想

 悪魔の審判も衝撃と興奮も冷めやらぬまま、怒涛の2か月連続刊行とは。。。ファンとしては嬉しいですが、追いつくのに精一杯です!
 完全新作の内容しかもホラーということで一体どんな作品なんだろうとワクワクそして恐る恐る読み進めました。
 構成はほぼ連作短編といっていい感じになっており、章が変わるごとに主人公が変わっていきます。この点に関しては、いつもの神永学作品と同じでした。ただ本作では前半の章が進むごとに、時間や場所の変わり方が大きかったように思います。その分後半でそれらの内容が繋がっていく感覚がスゴかったです!!
 また前半はまさにホラー作品という雰囲気でしたが、後半は語弊を恐れずにいうと純愛小説といってもいいような内容でした。ちょっと意味が分からないという方は是非読んで見て下さい!!一言で表現するなら、これぞ令和の「あい」の物語となりますかね。
 今年は八雲の続編も出るかもしれないので、それまで楽しみに過ごしたいと思います!


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