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【読書録】古典部シリーズ愛蔵版 クドリャフカの順番·遠まわりする雛 米澤穂信

あらすじ

青春ミステリの金字塔シリーズ愛蔵版第2弾。貴重な著者自筆資料を収録!

〈古典部〉シリーズ第3作『クドリャフカの順番』と第4作『遠まわりする雛』を1冊に合本し、函入り単行本として刊行します。
巻末付録として、著者と文化祭の思い出や創作の裏側に触れる特別編集「米澤穂信と文化祭」(コミックス「氷菓」著者あとがき再編成)と、「クドリャフカの順番」執筆時の自筆資料を収録。

感想

 古典部シリーズは読んだときに、ちょうど自分も高校生でした。もちろん私の高校に古典部はありませんでした。工業高校だったので、普通科はこんな感じなのかと、思いを馳せながら読んでいたような気がします。特にクドリャフカの順番で描かれている文化祭の様子は、本当に羨ましく思った記憶があります。工業高校もとても楽しかったんですけどね。化学の学科だったので、トンボ玉作りとかやってましたね〜(ガラス細工は化学の基本です)
 クドリャフカの順番はミステリとしてかなり好きなのですが、なんせ読んだのが十年以上前なので、内容をほとんど覚えていませんでした。。。特に犯人とその動機については全く覚えておらず、ほぼ初読の感覚で楽しんでしまいました。クドリャフカは古典部4人の視点が変わりながら進むので、最後に全てが繋がるときは、最高でした!これぞミステリの醍醐味というのを、高校の文化祭でやってしまうのが米澤穂信先生のスゴさですよね!
 残る愛蔵版は一冊なので、近いうちに読みたいと思います!


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