【読書録】新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛 神永学
あらすじ
【待望の「八雲」新シリーズ、ついに開幕!】
八雲が、晴香が、帰ってきた!
「君にも、視えるのか」
新たな相棒は、かつての自分だった。
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両眼の赤い男との戦いから4年。
明政大学の助教となった斉藤八雲は、「記憶」を失い「幻覚」に苛まれる男子学生・深水蘇芳に出会う。
彼はなぜ「記憶」を失っているのか。見ているものは「幻覚」なのか、それとも――。
八雲は迷える蘇芳と共に、幽霊によって引き起こされた連続不審死事件の調査に挑む。
現場に残された「次の被害者」の名前、事故物件の謎、近づいてくる少年の幽霊。
全てがつながったとき、切なくもおぞましい呪いが、明らかになる!
果たして、八雲は初めての弟子を光のもとに導くことができるのか?
心霊探偵の新たな物語が今、始まる。
感想
八雲が帰ってきました!!しかもまさかの続編のシリーズが始まりました!私を読書沼に引き込んだきっかけの作品なので、テンション爆上げで読み始めました!
作中では4年の時が経過しており、登場人物たちの状況が大きく変化しています。特に八雲や石井は若者に指導する立場になり、言動にかなり成長が見られました。それにしても石井の周りの人間関係の変わり方はかなり面白かったです。早く真琴も出てきてほしいですね。
新キャラたちも個性あふれる人たちばかりで、紹介しようとすると長くなりそうなので、割愛します笑。これに関しては読んでいただいたほうが良いかと思います。警察のキャラのバリエーションは悪魔シリーズを彷彿させるものがありました。過去作とのつながりは神永先生の十八番ですが、話の構成やキャラのバリエーションでも他の著作を感じさせてくれるところは圧巻の一言です。
完全版の方はまだ読めていないので、早急に読みたいと思います!!!