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#会話
街灯下の彼と私と彼のペット
川沿い街灯下、ベンチの上。座る彼と私。
「それにしても、今日は良い天気だね」
とポツリと呟いた彼は上を向いてニコッと笑った。
「どこが」
と言いそうになった私。グッとこらえて彼を見た。
「日が出てなくて、風があって、涼しくて。散歩日和だ」
彼はヘラッと笑ったので、私は今度は堪えずに
「よく笑っていられるね、この状況で」
と言った。
川沿い街灯下、ベンチの上。彼の隣、座る女。
ただし、地面に、四
女子達は明日を知らない
「これのことなんて言う?」
「リモコン」
「だよねぇ」
「なんで?」
「いやさ、職場で、これのことを変な風に呼んでる人がいてさ」
「へぇ、なんて?」
「えっとね…あれ、何だったかな」
「え、そこが論点なのにそこ忘れたの?」
「いやー、そう、あまりにも不思議すぎて」
「なんだろう」
「えっとーカタカナだった」
「リモートコントローラー」
「それは正式名称だよね。そうじゃなくて」
「モーコン」
「変な