マガジンのカバー画像

エッセイあつめました

9
いままでに書いたエッセイの中からお気に入りをあつめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

デジタルアナログ今昔 #デジタルで変わったこと

デジタルアナログ今昔 #デジタルで変わったこと

2011年に今の会社に入社し、それ以来ずっと同じ部署にいる。
2016年に課長になった変化はあれども、インターネット求人媒体の求人広告の制作に携わってきたのは変わらず。
入社から今まで、日々、デジタルの進歩による働き方の変化を実感し続けてきた。

あらためて入社当時や数年前を振り返ると、数々の驚く出来事があった。過去と今を比較してみる。

・広告制作の依頼が口頭
営業がクライアントからヒアリングし

もっとみる
それぞれの日常 #夏の1コマ

それぞれの日常 #夏の1コマ

夏休み。小学1年生の息子は、月曜日から金曜日、朝から夕方まで小学校の児童クラブで過ごした。
私が在宅勤務のときは、通学路を途中まで一緒に歩く。

住宅と畑の間の道。畑の中に堂々と咲くひまわり。ぴんとした茎、のびやかな花びら。葉は陽の光をたっぷり浴びようと上を向いて。
身体中が生命のかがやきに満ち満ちている。
ひまわりを見ると、他の花よりも人間味を感じる。その顔にあたる部分では、まるまるとしたクマバ

もっとみる
息子が生きる未来のために #未来のためにできること

息子が生きる未来のために #未来のためにできること

「未来」この言葉を目にすれば、必ず息子が頭に浮かぶ。
子どもを産んでからというもの、未来を思うときには必ずそこに息子がいる。
たとえば10年後、私が45歳なら息子は17歳。高校生か…。自分の年齢よりも、息子の成長にばかり気が向いてしまう。
この10年、私の身長は伸びないし、歳をとるにつれて老化だの健康だの気を配らないといけない。
一方、息子のこれからの10年は植物がぐんぐん伸びるように、たくましく

もっとみる
新卒の就活で内定を辞退して、フリーターになった私が選んだ道

新卒の就活で内定を辞退して、フリーターになった私が選んだ道

新卒時の就職活動。
内定をもらって、承諾書を書き、内定式にまで出た会社を入社前に辞退し、4月、私はフリーターになった。

2009年、リーマンショックどんぴしゃの時期。
これにも自分の選択という意味で理由があるものの、短大卒ということでさらに求人は少なく、興味のある業界かつ短大卒が採用される会社は手当たり次第エントリーし、面接を受けた。
英語が使える仕事、人材会社、教育関係など、10社以上受けて、

もっとみる
10年前のあの日、あの頃

10年前のあの日、あの頃

2014年の11月に神戸で結婚式を挙げた。
夫と結婚して、もう10年になるのだなと改めて思う。
両親はそれこそ結婚してほぼ40年(!)になるわけだし、義両親にいたっては50年(!)もの年月を共に過ごしてきたわけで。
恐らくこの先、40年、50年と一緒にいるのか…そっか…と、リビングのソファででろーんと溶けている日焼けした夫に視線を向ける。
自分も夫もそれまで元気に生きていたいな、なんて思いながら。

もっとみる
お寿司と私

お寿司と私

生まれたときからお寿司が好きです。
これはさすがに誇張していますが、お寿司というたべものをはじめて口にしたときから今に至るまで、ずっとお寿司をどのたべものよりも愛してきたのは事実です。
365日3食お寿司を食べ続けろと言われても、喜んで食べます。
死ぬまで一つのたべものしか食べられないとしたら即答でお寿司を選ぶ。お寿司は種類が多いので、何かひとつの寿司ネタしか選べないなら、マグロにします。なんの妄

もっとみる
いつか忘れてしまうから

いつか忘れてしまうから

息子が生まれてから小学1年生になる今まで、寝る前に欠かさず日記を書いています。
小学生のときから、何度か日記をつけ始めては数ヶ月でやめる、を繰り返してきた自分だったけれど、息子との日々はずっと残しておきたくて、完全に習慣となりました。

誕生からの1年間は数ヶ月はミルクの記録が残せて、さらに毎月の成長まとめも書ける育児日記を、1歳からは3年日記を使っています。

1歳から3歳、3歳から6歳と書き続

もっとみる
当たり前の基準をあげる

当たり前の基準をあげる

仕事で所属している部のミーティングにて、締めの言葉を話す役割を任された。
締めの言葉と言っても「はい、今月も頑張りましょう!」で終わらせられるものではなく、5分程度、仕事に対する思いを話す場。
1ヶ月前から「次は頼むね」と部長に言われたときから、頭の中に「締めの言葉何話そう問題」が居座るようになった。
仕事中も、帰ってからも、休みの日も、ふとしたときによぎる「何話そう」。

実は人前で話すことに緊

もっとみる
ときどきアップデートする自己紹介(240903更新)

ときどきアップデートする自己紹介(240903更新)

村上綾です。本名の苗字は違うのですが、創作活動には生まれたときのままの名前を使っています。
平成元年生まれの自分がちやほやされた頃を懐かしみながら令和に生きる35歳です。
同い年の夫と6歳の息子と、ポメラニアンで1歳のアルくんと奈良県で暮らしています。
つい最近、義実家の前に家を建てました。ローンは夫持ちなので、わたしの家ではありません。
日々、夫の両親の助けを得ながら、フルタイムワーママ課長とし

もっとみる