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茶道三千家の一つ表千家が「不審菴」(京都市上京区)の茶室で新年を厳かに祝う「初釜式」が始まりました・・濃茶でのおもてなしは未経験の方が多いでしょうね⁈
こんにちは、減量すると寒さに強くなることが分かったDJムッチーです。
茶道三千家の一つ表千家が「不審菴」(京都市上京区)の茶室で新年を祝う「初釜式」が始まったそうです。政財界や文化人の招待客が濃茶(こいちゃ)でおもてなしを受けます。初日の第一席は、武者小路千家家元後嗣の千宗屋さんや西脇隆俊京都府知事ら約20人を十五代千宗左家元が濃茶でもてなしたそうです。
コロナ禍の影響で2020年の初釜を最後に控えていた 濃茶こいちゃ の回し飲みは、コロナ収束を踏まえて今年から再開されたそうです。一碗を複数人で回して飲む、濃茶の回し飲みは三千家の祖・千利休が始めたとされていて、茶席の亭主と客の心の結びつきを強める作法として重視していたそうです。
濃茶の回し飲みは、関ケ原と言う小説でハンセン氏病の大谷刑部が使った茶碗を石田三成が気にも留めずに使ったことで、二人の友情が生まれたという武士の心情が描くモチーフとして使われいます。
形を尊重する茶道の中でも、随一の表千家の茶席には緊張を楽しむ余裕がないと参加できないかもしれませんね。
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濃茶
一般的に飲まれている抹茶は、「薄茶(うすちゃ)」と言われていて、初釜式で客人にだされる「濃茶(こいちゃ)」とは、違うものです。濃さだけではなくて、茶葉・作り方・茶碗などにおいてたくさんの違いがあります。
薄茶は「お薄(おうす)」、濃茶は「お濃(おこい)」とも呼ばれて区別されますね。「お薄」という呼び方は聞いたことがある人も多いと思います。
濃茶は、なんと薄茶の2倍もの量の抹茶を使用しています。濃茶には抹茶をふんだんに使用するため、美味しい高級な抹茶を選ばなければいけません。一般的な抹茶では、渋みと苦味がかなりきつくなってしまうそうす。
濃茶用の高級な抹茶を購入する際の簡単な見分け方は、抹茶についている名前に「白」とついていれば薄茶、「昔」とついていれば濃茶であることが多いです。でも、必ずしもそうではないので、分からない時はお店の人に聞いてみてください。
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薄茶は、抹茶2gに90度以上の熱湯を60ml注いで茶筅を使ってシャカシャカ泡立てるようにまぜ、これを「点てる」といいます。
これに対して濃茶は、抹茶4gに80度前後の湯を40ml注ぎ、薄茶のように泡だてずなでるように混ぜます、これを抹茶を「練る」といいいます。
濃茶は、抹茶が多い上に水分量が少ないので、とろっとした濃厚で芳醇な味わいになります。体にいいとされる抹茶です、疲れたなと思った時は、濃茶で体を整えてください。
僕は、疲れがたまったなと感じたら濃茶を練って飲んでいます。
(小さい時に近所のお茶屋のおばちゃんに教えて貰いました)
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茶碗
薄茶を飲む時の茶碗は、美しい絵柄が入っているのが特徴で、好きな茶碗を選んで飲みます。薄茶の茶会では「茶碗についての会話を楽しむ」という風習があるため、様々な形・色・模様を選ぶことができます。
濃茶を飲む際は、厚手の楽焼の楽茶碗を使います。楽茶碗は、柄が入っていないのが特徴で、ろくろを使用せず手とへらだけで成形する「手捏ね」(てづくね)と呼ばれる方法で成形されています。80度前後の湯で抹茶を作るため、熱を逃さないように厚手の茶碗になっていて、2〜5人で1つの茶碗を回し飲みするので、茶碗は大きめサイズです。
千利休ら茶人の好み反映した、手捏ねによるわずかな歪みと厚みのある形状には、シンプルでありながら趣があって、侘び寂びを表現しているのが伝わってくるとされていて、信長や秀吉など戦国武将が競って手に入れたとされています。詫び寂は、命を懸けた戦場の興奮を和らげるのでしょうかね?
さどう・ちゃどう
茶道は、三千家で読みが違うのをご存知でしょうか?
千利休いらいの伝統を受け次ぐ表千家では、「さどう」と呼ばれてることが多く、開かれた茶道を目指す裏千家では「ちゃどう」と呼ばれます。
では、もう一つの千家、武者小路千家では、茶道は使わずに「茶の湯」と呼んでいます。
お分かりの様に、千家ごとにしきたりの重みが違っていて、僕は作法が緩やかで、立礼席で腰かけてお茶を楽しむこともできる、武者小路千家の茶の湯が気に入っています。武者小路千家家元後嗣の千宗屋さんは交友が広くてお話は、とても面白いから、著書などに是非触れてみてくださいね
武者小路千家は11日から初釜式が行われます。一般の方も参加できるかもしれないので、ホームページなどで情報をゲットしてください。
裏千家は千宗室(そうしつ)家元の妻の容子(まさこ)さんの母、三笠宮妃百合子さまが11月に亡くなったため、今年は初釜式を行わずにお弟子さん値による「稽古始」が行われたそうです。
(すごい家柄ですね・・・・)
グルメもほどほどにして、茶の湯を楽しむのもいいものですよ!
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。
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