コンピテンシー採用面接
１．コンピテンシー採用面接とは
コンピテンシー採用面接とは、候補者が有する特有の能力やスキル、行動特性、そして価値観など、職務を果たす上で欠かせないコンピテンシー（能力や資質）を見極めるための独特な面接手法です。この手法は、候補者の過去の経験や特定の状況下での行動を通じて、将来にわたって職務を効率的に遂行する能力を予見することを目的としています。
コンピテンシー採用面接の独自性は、従来の面接が経歴や学歴といった客観的なデータに注目するのに対し、このアプローチでは候補者の行動様式や思考の流れ、問題解決に向けた創造的な提案力など、より深層の資質を掘り下げる点にあります。例えば、難題を抱えたプロジェクトを見事成功に導いた過程や、チーム内の不和をどのようにして平和に解決したかといった、実際の体験に基づく質問がなされます。
採用面接の場面では、面接官がSTAR（Situation：状況、Task：課題、Action：行動、Result：結果）の枠組みを駆使して質問を展開し、候補者が過去に遭遇した具体的な状況で直面した課題、そこで取った行動、そして得られた成果について詳細に探ります。
この採用手法を用いることで、候補者が特定の状況下でどのように振る舞い、問題をどのように解決するかという、実際の能力を正確に評価することが可能となります。これは、単に知識や技術を有しているだけではなく、実際の業務環境においても効果的に機能できる人材を見極める上で極めて有効です。コンピテンシー採用面接は、組織の理念や文化に適合する人材を選び出す上で、非常に効果的な手段であると評価されています。
２．おすすめソリューション
３．おすすめ関連コンテンツ
４．会社概要
会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966（昭和41）年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント
