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上級管理職がプレッシャーを感じる4つの要因とは

リーダーが上級管理職へ移行する際には、彼らが直面する可能性のある4つの主なプレッシャーがあります。これらのプレッシャーをどのように扱うかが、キャリアアップの過程での彼らの成功や失敗を左右することになるでしょう。


1.ビジネスをリードする

上級管理職は、企業の戦略を実行する責任があります。これには高度な意思決定が求められ、リスクを伴います。初級・中級管理職における戦術的視点から脱却し、戦略的リーダーシップに対する幅広い視野をもつことが重要です。長期的な視野をもつ思考へシフトできなければ、彼らは運用業務に重きを置く初級・中級管理職としての行動に戻ってしまう可能性があり、意図せずに長期的な組織目標が目に入らなくなるかもしれません。

上級管理職は戦略を実行に移す。

2.チームをリードする

上級管理職は組織文化の伝道師とも言えます。リモートワークやハイブリッドワークが主流となる中、上級管理職は従業員が定期的に接する唯一の企業を代表する上位職かもしれません。従来のオフィス勤務の文化が存在しない場合、リーダー自身が文化を形成することになります。また、彼らはグローバルで多様性のあるチームをリードすることもあります。チーム全体に対して明確で説得力のあるビジョンを伝え、目的を示し、組織の戦略的優先事項を明確にするためには、高度なコミュニケーション・スキルと対人関係スキルが必要となります。

上級管理職は組織文化の外向きの顔である。

3.組織ネットワークをリードする

関係者のネットワークが広がると、影響力やステークホルダー管理のスキルが不可欠となります。上級管理職として成功するには、初級・中級管理職としてチームと共に仕事を進めるときよりも、組織の境界を越えて影響を与え、自身のレポートライン(指揮命令系統)以外の同僚と協働することが求められます。進歩を遂げるために、上級管理職は異なるグループ間で相反する優先事項、社内政治、限られたリソースをうまく調整しなければなりません。彼らは戦略の実行に関して重要なステークホルダーが連携し、意見が一致しているかどうかを確認する責任があります。

4.自分自身をリードする

リーダーは昇進するにつれて、より目立つ存在へと変わります。上級管理職になると、より大規模で戦略的な取り組みを管理し、より大きな結果を伴う決定を行い、ネットワーク全体や組織全体に影響を及ぼすようになります。その結果、成功も失敗もチームや同僚、経営幹部の目に触れる機会が増えます。これは、リーダーシップのスタイルや傾向、行動もまた、より目立つものになることを意味します。リスクが大きいため失敗の影響も大きく、不確実性が増しています。これに対応するため、上級管理職は成功を妨げたり信頼を損なったりする可能性のある性格特性についての自己認識を深め、それらを効果的にコントロールする方法を学ぶ必要があります。上級管理職は他のチームやリーダーと協力して目標を達成するため、対人スキルも重要となります。

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7.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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