小説基礎講座(裏)「回想の入口、回想の出口」。
小説家による個別添削はこちらからどうぞ。
時系列に次ぎ悩ましいのが、小説においての回想です。
皆さんの思考は誰にも管理されていませんし、誰にも知られることはありません。
皆さんが過去を振り返るのに制約はありませんよね。
授業中に黒板を見ながら過去を振り返ってもいいし、仕事の会議中に過去を振り返ってもいいのです。
過去の振り返りから、現在に戻るのも自由です。
黒板を見つめる姿勢をまったく変えずに、頭の中を現在から過去へ、過去から現在へ旅することもできますし、会議中に背筋を伸ばしたまま、頭の中を現在から過去へ、過去から現在へ旅することもできてしまいます。
これが、小説だったらどうでしょうか。
次のふたつの文章を読んでみてください。
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