HSPであることを伝えるか否か
HSPさんあるあるの悩みな気がします。
これに対する私なりの結論
ことが良いと考えています。
これについて実体験をもとに考えていきます。
HSPであることを”HSP”という言葉を用いて伝えた時
とある友人に伝えたことがあります。
「わたし、HSPだと思うの」
伝えた彼女もHSPという言葉を知っていたため説明等は必要ありませんでした。HSPはLINE等していても、その言葉の背景を探ってしまうと思います。そこをくみ取ってくれて「私の発言には裏とかないから考えすぎないでいいよ」と言ってもらえて心底安心しました。が、これは特別なパターンだとその時感じました。
伝えた相手がHSPという言葉を知っていて、かつかなりの知識があり、気遣いを当たり前にできる人だった。
仮にHSPを知らない人に伝えた場合、言葉の説明から入ります。これ、長くなりますよね、一言で伝えられるものでは到底ない。
そしてこの後「○○だからこうして欲しい」というと自分の特性を押し付けるようになりかねない。また逆に心配や無駄な気遣いをさせかねない。
とりあえず説明長いしくどくて、聞いてる側は面倒になりかねない気がします。
だからHSPという言葉を用いての説明は悪手であると考えます。
では、どのように伝えるのか。
自分の気になることや、気を付けて欲しいことをその都度伝えること。
これが良いと思います。
私は音に対してかなり敏感です。
些細で小さな音、アナログ時計の秒針の音、秒針のしない時計も歯車が回る音が聞こえて気になります。冷蔵庫などのジーって音も、小さい音が気になる。
音が多い場所も苦手です。特に駅。ピッという改札にたくさんの話し声。音にあふれている駅はイヤホン必須です。
また、自分でなんとかできる範囲外にある音に対して嫌悪感を抱きます。
そんな私が実家のリビングでよく言うのが
「テレビ消していい?」
誰も見ていないテレビの音、音がないと寂しいのか父や妹はつけっぱなしが多いです。そこを消す。ちゃんと「消してもいい?」と許可を取ってから。
これを繰り返すと自然と、私がリビングにいる時はテレビを消してくれるようになりました。私は家族だから言いやすいのもあるし、家族は何度も言われるのが嫌だからかもしれませんが、特に母が気にして消してくれます。
私が言う習慣からか、それとも自然かは分かりませんが、テレビの音は少なく、かつ小さくもなりました。(どうしても見たい時は少し音量を下げてくれます。または私が自室に戻ります)
驚いたのは彼のことです。
ドライブで眠たい時に「寝てもいいよ」と言ってくれます。「ありがとう」と寝ようとしてもラジオの音が気になって寝れない。気になる。どんどん気になっていく。
ドライブではいつもついているラジオ。好きなんだろうな、嫌がられるかなと思いつつ、ちょっと勇気を持って「ラジオ消してもいい?」と聞くとすんなり消してくれました。
ドライブ中に話していても、ラジオに耳が取られることがあります。カフェで周りの音が気になって会話に集中できないみたいに。その時も「音下げてもいい?」と聞いて小さく、なんなら彼がラジオを切ってしまいます。
それからは、眠たそうにしているとラジオを切ってくれたり。最近は私が来るとすぐにラジオを消してくれたりします。私としてはすごく快適。時々付けることもありますよ。
きっとすごく気遣ってもらっている。けれど「私はHSPだからこうして!!!」と伝えるよりも、この方法の方が違和感はないし、苦手や嫌なことをその都度伝えることで理解してもらいやすくなると思います。面倒だし、うざく思われるかもしれないけれど、このほうが良い感触を得ています。
伝える相手の性格や関係性、どのくらい深く関わってきたいのかで、伝え方や内容は変わってくるけれど、これはHSPさんならどうすれば良いか考えるのはある程度容易だと思うので、相手ごとに変えていければよいでしょう。
みなさんのHSPであることを伝えた時の体験談があればコメントで教えていただけると嬉しいです。
P.S.
この記事を書こうと思ったきっかけは現在2人暮らしをしている彼の行動があったからです。夜寝る時、すでに2人とも布団に入っているときに「ちょっと待ってね」とリビングの方に行ったと思ったら、なにかの雑音が小さくなって帰ってきた。「なんか音小さくなった!」と言うと「乾燥機の音がしてたから。気になるでしょ?」と。彼様すごすぎませんか…った数回ドライブでたラジオの音を消させてもらって、一度だけ「アナログ時計の中の歯車の音も気になるんだよね」って話をしただけでこんなになるのかと。驚きが隠せません。彼の気遣いやアンテナの多さに大変助けられています。おかげさまでノンストレスな生活を送らせていただいています。本当にいつもありがとうございますすぎます。頭が上がりません。彼様様なのです。ありがとうございます。
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